待っていたはずの太陽だが、今度は暑さの限界を超えて、
私たちを苦しめることとなっている。
初恋リーフは成長を阻害され、収穫量が激減。
温室みかんは着色遅れとなり、すべてが絵に描いた餅となること間違いなし。
なんとなく今年の勝負は決まったかのようである。
無農薬レモンと無農薬レモネーディアはどのような仕上がりになるのかと、
今年も全く予測ができないだろうと思う。
蝉は人生を謳歌するまっただ中、カマキリはおなかにいる輩に操られて水辺に。
オニヤンマは暑さのせいかどうも一直線に飛ばず。
打ち水には涼を求めアオスジアゲハが、降る水をよけてとまる。
虫たちもやはりこの暑さは苦手なようだと。
きっと涼しくなったら、みんな「ラボレームス」と言って、
命の終いの準備に入ると妄想する。
道の駅とよはしのブランドショップ、「テミヨ」での
初恋レモンの販売が好調だと、担当者から聞かされる。
とくに初恋レモン・レモネームは暑さの中、
シュワッと溶けていく爽やかなレモン味が多くの人の味蕾をがっちり掴んでいるらしい。
いつも現場で、大人の初恋を語ってくれるAさんの、
語り部としてのさりげない説明も後押ししてくれているのは間違いない。
道の駅にブランドショップという発想は、他にはなかなかな見られず、
客層とのミスマッチに思えるが、
その隙間にある消費がパレートの法則に合致することもあるはずだ。
売れる最大の要因はオペレーションをしている人たちの「気」に託されている。
そこには単なる仕事としてではなく、
学びとしてそして楽しさの延長線上という仕事の醍醐味がなければならない。
まだまだ発展途上だが、今後の「テミヨ」が楽しみである。
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