川上和人、新潮文庫。
文庫になったのは読む。4冊目。
鳥学者なのに、島とは。
「鳥類学者だからって、鳥が好きと思うなよ。」で、
小笠原諸島の鳥類を研究していることはわかってるので、
次のテーマは、島って繋がるけど。
若干のホラも含みつつ、テンポよく島の成り立ち、
どうして、生物多様性が必要なのか、色々学べる。
最近すっかり、日本の現状を把握するだけで満足してたが、
やっぱり世界にはいろんな事例があるんだなあと、
絶滅例だの生き残り例だの色々あった。
小笠原、行きたいなあ。伊豆大島でもいいか。
あー、飛行機乗りたくなってきた。
川上和人、新潮文庫。
読んだっけ?と思ってたら、やっぱり積読だった。
主に小笠原諸島の鳥調査話を中心にしたエッセイ。
このお調子者な語り口調、滑りすぎるので、
「鳥肉以上、鳥学未満。」では危うさを感じたが、
これはまだ2冊目で油が乗り切っていなかったのか、いい具合に読めた。
むしろ、そのスピード感、講習とかに見習いたい。
しかし、それは、鶏肉が私のフィールドすぎて、
ツッコミどころ満載に感じたせいなのかも知れぬ。
専門って怖い。
意外にも夢のない専門選択とか、後回しで新種登録逃すとか、
公務員研究者のリアルが垣間見える。
見えない人には見えないレベルかも知れないが。
加門七海・作、五十嵐大介・絵。
猫魔岳。
ほんとにあるんだ、猫魔が岳。
大阪で原画展を見て、サイン本買ってしまった。
猫が修行するってことで、
猫たちの修行風景が描かれるのだが、
踊りはフラメンコやブレイキンまで、
化けるなら恐竜や乗り物にまで、
見てると色々見つけられて楽しい。
でも、飼い猫はおうちに戻るのだ。
飼い猫ちゃんはリアルで可愛い。
化け猫たちは違う方向で、まあ可愛い。
猫魔岳。
ほんとにあるんだ、猫魔が岳。
大阪で原画展を見て、サイン本買ってしまった。
猫が修行するってことで、
猫たちの修行風景が描かれるのだが、
踊りはフラメンコやブレイキンまで、
化けるなら恐竜や乗り物にまで、
見てると色々見つけられて楽しい。
でも、飼い猫はおうちに戻るのだ。
飼い猫ちゃんはリアルで可愛い。
化け猫たちは違う方向で、まあ可愛い。
内澤旬子、角川文庫。
三匹の豚とわたし。
実は単行本も買ったが、こちらは少々加筆されていたので
同じものだがこちらを。
そして、面白いのはわかってたのに積読してて、やっと読破。
面白かった。
今は勤務先もと畜場だし。
あとがきはちょっとした衝撃だった。解説もいい感じ。
家畜である豚を、食べるために素人が飼うだけで「え」という感じなのに、
そこに名前をつけるとか。。。
そしてお母さん、甘やかす。
なのにとさつはする。放血もじっくり見る。
この人はなんでこんなことをするのか。
ほとんど知っていることばかりだったけど、
去勢のくだりとか、素人にはこう見えるのか。。。という発見があったり、
枝肉になるまでしか知らんかったから、価格の話は新鮮だった。
あとおまけの震災話も参考になった。
この人には、実際、仕事で某祭りに行った時に会ったことがある。
ちょっととっつきにくい感じだったのと別件の仕事だったのもあって、
「世界屠畜紀行」読みました〜とか、これに触発されて
アメリカ行った時、屠畜場をスケッチしてきました〜とかは言えなかったわ。
三匹の豚とわたし。
実は単行本も買ったが、こちらは少々加筆されていたので
同じものだがこちらを。
そして、面白いのはわかってたのに積読してて、やっと読破。
面白かった。
今は勤務先もと畜場だし。
あとがきはちょっとした衝撃だった。解説もいい感じ。
家畜である豚を、食べるために素人が飼うだけで「え」という感じなのに、
そこに名前をつけるとか。。。
そしてお母さん、甘やかす。
なのにとさつはする。放血もじっくり見る。
この人はなんでこんなことをするのか。
ほとんど知っていることばかりだったけど、
去勢のくだりとか、素人にはこう見えるのか。。。という発見があったり、
枝肉になるまでしか知らんかったから、価格の話は新鮮だった。
あとおまけの震災話も参考になった。
この人には、実際、仕事で某祭りに行った時に会ったことがある。
ちょっととっつきにくい感じだったのと別件の仕事だったのもあって、
「世界屠畜紀行」読みました〜とか、これに触発されて
アメリカ行った時、屠畜場をスケッチしてきました〜とかは言えなかったわ。
パトリック・スヴェンソン、新潮文庫。
著者はスウェーデンのジャーナリスト。
なぜか、英訳本からの訳出だそうな。
ヨーロッパウナギにまつわるノンフィクション。
ウナギの生活環はまだ不明な点が多い。
川にいるウナギは性別不明で、
古代キリシア時代には、泥から生まれると思われていた。
そして、著者の幼い頃父とウナギ釣りに行った思い出が語られる。
ノンフィクションだけど、牧歌的。
このまま、絶滅していいのか。
レイチェル・カーソンの話になったり、
ドードー鳥やステラーカイギュウにも話が向けられる。
これ読んで、年末に鰻丼食べた。ごめんね。
なかなか面白かった。
池澤夏樹の解説は、なんか羅列で解説してないような。
著者はスウェーデンのジャーナリスト。
なぜか、英訳本からの訳出だそうな。
ヨーロッパウナギにまつわるノンフィクション。
ウナギの生活環はまだ不明な点が多い。
川にいるウナギは性別不明で、
古代キリシア時代には、泥から生まれると思われていた。
そして、著者の幼い頃父とウナギ釣りに行った思い出が語られる。
ノンフィクションだけど、牧歌的。
このまま、絶滅していいのか。
レイチェル・カーソンの話になったり、
ドードー鳥やステラーカイギュウにも話が向けられる。
これ読んで、年末に鰻丼食べた。ごめんね。
なかなか面白かった。
池澤夏樹の解説は、なんか羅列で解説してないような。