河太郎の読書日記

本とか映画とかいろいろ

鹿の王1〜4

2017-11-29 00:33:38 | 読書(小説)
上橋菜穂子、角川文庫。
図書館でなかなか借りられんかったから、
文庫で読んでみた。
異世界医学系ファンタジー?
狂犬病よりも恐ろしい病って設定。
戦で敗れ、奴隷となっていた元戦士ヴァンが働いていた鉱山に、
オオカミとも野犬ともしれない動物が侵入。
噛まれ、瀕死の状態となるも、息を吹き返す。
みな死に絶えた惨状の中、生き残っていた女の子を助ける。
一方、医者のオッタルは、謎の疫病の噂を聞く。
東洋医学と西洋医学みたいなイメージかな、
なんで体に注射をみたいな世界で、治療を行おうと奮闘している。
病に対する、感覚的なもの、完璧に治せるものじゃない、
治しても治しても、病原体は変異し、人をおそう。
そういう医学のジレンマみたいなのが、
ファンタジーで描かれるのが面白い。
獣の奏者も異世界獣医物語だったが、
こちらは異世界疫学者物語だな。
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カブキブ!7

2017-11-27 23:42:43 | 読書(小説)
榎田ユウリ、角川文庫。
とうとう完結。
かなり面白かった。
視点をコロコロ変えることで、
みんながそれぞれの感覚で、
高校生たちの歌舞伎を面白がってる、
っていう演出になっている。
ついでに遠見先生良かったねえ。とか、
ちょっとした端役の小話も、さらっと挟む。
いろいろ語れることもあるけど、
さくっと7冊で完結ってのがいいわ。
長編嫌いの私としては、かなり評価する。
外伝とか、続編とか勘弁してほしいな。
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とりぱん22

2017-11-27 23:41:23 | 読書(マンガ)
惰性で読んでいる。
猫出てきた・・・。
鳥の餌付けぶりがクレイジーで
ドン引き状態なんで、もうどうしよう。。。
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冒険エレキテ島

2017-11-26 20:10:04 | 読書(マンガ)
帯に、鶴田謙二初、2巻って。。。

凄まじくセリフのない1冊。
どうやら島を見つけてしまったみくらだが、
島の人、いるのにコミュニケーションが取れない。
ラストに見たのは一体何だったのか。
また6年待つのか?!
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太宰治の辞書

2017-11-26 20:03:55 | 読書(小説)
北村薫、新潮社。
円紫師匠と私のシリーズ、と言っていいのか。
体裁も出てくるキャラクターも同じ。
文学ミステリー的には、3つめか?
だけど今度は、実際の時間と同じ時間が流れてたことに驚く。
たしかに、私が大学生の頃流行ってた。
彼女が大学卒業して、就職したあたりまでは、
それほど違和感はなかったが、今度は人妻かつベテラン社員。
そして、太宰ネタに囲まれて、辞書探しの旅に出る。

太宰はあんまり読んでない。
パンドラの匣と森見登美彦選の短編集って偏りすぎやろ。
でも女学生、このダザイ的なセンスの女学生が実在とか面白い。

そもそもこの作品、新潮社から出てるのをいいことに、
新潮社やら三省堂やら本物が作者の取材したままに出てくる。
ちょっと太宰読もうかな。青空文庫でほぼ読めるかも。
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