佐藤さとるの児童文学。
「本朝奇談(にほんふしぎばなし)」というのが頭についている。
挿絵の村上豊がいい味出している。表紙かっこいー!
大人になった今、読むから、与平の気分になって、
与平のところで大天狗から言いつかって、笛の修練をするはめに
なった少年(カラス天狗)九郎丸をこのまま手元においてやりたい、
っつージサマ的おセンチな気分も分かるし、
鎌倉後期の三浦家と北条家の戦いのあたりでわくわくする時代背景だし、
天狗のこまかい設定やらが面白くって、カラス蓑をきるとカラス天狗になるとか、
女性の天狗は狐の面だとか、修験道の天狗と帰依する天狗とか面白い!
けど、子どもの頃この本を読んでいれば、子どもが活躍しそうでなかなかしない、
大人ばっかりああだこうだ言ってるようなお話は多分、退屈するかも・・・。
三浦家の落し種九郎丸は、ちゃんと子としてみとめられ、
人間として、与平のもとで暮らす。
与平はもうすぐ死にそうな年に思えたけど、そんなことはおくびにも出さず、
末永く幸せに暮らしましたとさ、という結末。
私は結構天狗マニアだと自分でも思ってるけど、この本はなかなかよかった。
「本朝奇談(にほんふしぎばなし)」というのが頭についている。
挿絵の村上豊がいい味出している。表紙かっこいー!
大人になった今、読むから、与平の気分になって、
与平のところで大天狗から言いつかって、笛の修練をするはめに
なった少年(カラス天狗)九郎丸をこのまま手元においてやりたい、
っつージサマ的おセンチな気分も分かるし、
鎌倉後期の三浦家と北条家の戦いのあたりでわくわくする時代背景だし、
天狗のこまかい設定やらが面白くって、カラス蓑をきるとカラス天狗になるとか、
女性の天狗は狐の面だとか、修験道の天狗と帰依する天狗とか面白い!
けど、子どもの頃この本を読んでいれば、子どもが活躍しそうでなかなかしない、
大人ばっかりああだこうだ言ってるようなお話は多分、退屈するかも・・・。
三浦家の落し種九郎丸は、ちゃんと子としてみとめられ、
人間として、与平のもとで暮らす。
与平はもうすぐ死にそうな年に思えたけど、そんなことはおくびにも出さず、
末永く幸せに暮らしましたとさ、という結末。
私は結構天狗マニアだと自分でも思ってるけど、この本はなかなかよかった。