不機嫌なモノノケ庵１

ネットで立ち読みして、
もふもふっとした妖怪に惹かれて読んでみた。
うむ。
宝石の国のモフモフとちょっとかぶった。
この作者、デビュー作ぽいから絵はけっこう下手。
人間のデッサンは時々狂ってるけど、
雰囲気はあるからそのうちきっとなんとかなるだろう。

妖怪に取り憑かれて、阿倍野に妖怪祓いを頼もうとした芦屋。
阿倍野が求めてたのは手伝いだったので、
結局手下となってしまうのだが、
阿倍野は祓うと言っても妖怪のため。
動く要塞？モノノケ庵を基地に、隠世の扉を開けて妖怪を帰す。
阿倍野と芦屋が同級生なのはちょっと驚いたな。

宝石の国４

なんとも言葉にしがたいストーリーなので、
なんとも言いがたい。
フォスに変化が現れ、見えないものが見えてくる。
先生が突然寝ちゃったので番をしていたら、
巨大な月人が襲ってきた。
こいつが、まさかのモフモフ枠。
裏表紙と134ページ以降がかわいい…

COCOON

今日マチ子の漫画。
文庫になってた。
絵は雑だけど、空気や空間は見事。
背景も書いているぞ。
この絵でやるのか、という内容だけど、
この絵だから読める分もある。
タイトルは、コクーン＝繭。
ひめゆり（と思われ）の少女サンは、
悲惨な戦争の最中も、現実から目を逸らしながら生きる。
親友、繭も、サンの現実逃避に手を貸す。
自らの存在も、また幻のようなもの。
それほど新しくもないけど、古臭くもない。

獣医さんのお仕事in異世界

調子に乗って？ウェブ小説、ふたつめ。
蒼空チョコ、アルファポリス。
作者は、獣医大卒らしいぞ。

主人公は、公務員（家保）の獣医師。
異世界の危機に、マレビトとして召喚された。
グリフォンの子やら巨大なうさぎの子を手懐け、
自分の持ってるもので勝負する。

１冊めで、まだまだ続く気だからか、
いろいろさっぱり置いてけぼり。
そもそも、ゲームの世界のこたぁ分からんので、
プリーストとか並べられても分からんし。
更には、ヨーロッパの伝説のグリフォンだのヒュドラだの
「そのまんま」存在するのが不自然で。
本の中に入ったわけじゃあるまいし。

獣医学的にも、簡単とかいって細胞培養するとか意味不明。
２６歳設定はちょっと若すぎだな。社会人２年目でしょ。
３０すぎでないとこれだけ働けなさそう。（とはいえ読み手は子ども・・・）
この間の本好きの話が、いろいろリアルだっただけに残念。
４冊目まで出てるんだなあ。これが。
文庫ならまだしも。続きどうすっかなー。

本好きの下克上 第一部兵士の娘２

香月美夜、TOブックス。
２冊め。
なんか、思ったよりファンタジックな展開に。
マインの考えだす紙とか髪飾りを武器に、商店へ乗り込む。
ギルドでは、魔法もどきが使用される。
なにもないところから、いろいろ創りだすところが
面白くて読んでたけど、先行投資をしてもらって、
いろいろ手に入れて、人を使い（！）お金を稼ぎ始める。
マインの熱は、身食いと言われる、魔力の一部らしい。
そしてこれまでになくぶっ倒れたところで続く。

この先、マインが大きくなって魔法使いとかになって、
宮廷に出入りするような韓国ドラマ的展開になるんじゃ？と
先が気になってウェブ小説なんでウェブを見に行ったら、
あまりの長さにちょっとクラクラした。第４部とか。
今第１部で２冊かかってまだ終わってないだぜ？
一体何冊・・・
で、肝心の中身は読んでないけど、
タイトルだけ見てるとまあ想像に近い展開といえなくもない？