河太郎の読書日記

本とか映画とかいろいろ

王のしるし

2010-06-29 21:20:22 | 読書(小説)
ローズマリ・サトクリフ、岩波少年文庫。
これまで読んだどれよりも、ハードな内容。
「王のしるし」って、これなのか。

奴隷として売られ、剣闘士として日々を生きてきたフィドルス。
親友を殺して自由を勝ち得たものの、トラブルに巻き込まれて牢へ入れられる。
そこから彼を救い出した男たちが、フィドルスに、
不当に王位を追われて盲目となったダルリアッド族の王、
マイダーの代わりを勤めてくれないかと持ちかける。
奴隷とはいえローマ風に生きてきた男が、古い土着の神を信じる一族の王に。
そっち側で生きることに迷いがなくなっていく姿が丁寧に描かれ、
ラストシーンも、納得がいかないこともないけど・・・という風になっている。
この人の描く女の人も、ひとくせあって面白いねえ。
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おはようひで次くん1

2010-06-26 21:14:04 | 読書(マンガ)
やっぱ1から読むべきだった。
ひで次くんのダメダメぶりが最強。
「モヤイの夜」がすごすぎる。
どこまで本気で描いているのか。
ひで次君の落ち込みっぷりは記憶にある。
高校とか大学の頃。ちょっと懐かしい。
しかし40過ぎて・・・ってのはどうなのか。
三姉妹がかわいいいよ。
2巻にあったように、たしかに姉妹を描きすぎだがな。
拡散が読んでみたくなったな。
連載中にちょっと1話か2話読んだだけだもんな。
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大平面の小さな罪

2010-06-22 23:02:48 | 読書(マンガ)
岡崎二郎のマンガの新版。
平面を自由自在に操る(ホントは操ったらいかんけど)
平面管理委員会の人々。
ビジュアル的に楽しい。
新版のこの本にはおまけマンガが付いていて、
各話の裏話が明かされる。
これがちょっと面白い。
セーナの色気のなさぶりが素敵だ。
旧版も持ってるんだけど、どうするべかなあ。
アフター0の時は、並び順が変わってしまったので、
両方持ったままだ。
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おはようひで次くん2

2010-06-22 22:40:04 | 読書(マンガ)
1巻読まずに、2巻買ってしまった。
ウェブで連載していたときにちょこっと読んだが。
「拡散」で見せた、くそまじめそうな作者のイメージを、
覆すように、自分をネタに自分語りしまくる。
言い忘れたけど、エッセイ風?マンガ。
どこまで現実か知りません。
だけど、小田ひで次と黒田硫黄と五十嵐大介と小原慎司が
4人まとめてサイン会するなら行ってみたかったかも。
アフタヌーンで好きだったのほぼすべてだもん。
すいません、小田ひで次は実はあまり・・・×(ミッフィー)
まあ、とりあえず、1巻を探すのだ。
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武士道エイティーン

2010-06-22 20:05:12 | 読書(小説)
誉田哲也、文藝春秋。
正直なところ、蛇足な1冊。
見た感じ、外伝っぽい読み切りを無理矢理つなげたような。
早苗の姉ちゃんと、桐谷道場の先生と、福岡南の酔っぱらい先生と、
香織にベタ惚れの後輩の小話が、挿入される。
香織と早苗の二人が過ごした高校3年生から進路を決めるまで。
別に悪くはないけど、特別良いわけでもないなあ。
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