ローズマリ・サトクリフ、岩波少年文庫。
これまで読んだどれよりも、ハードな内容。
「王のしるし」って、これなのか。
奴隷として売られ、剣闘士として日々を生きてきたフィドルス。
親友を殺して自由を勝ち得たものの、トラブルに巻き込まれて牢へ入れられる。
そこから彼を救い出した男たちが、フィドルスに、
不当に王位を追われて盲目となったダルリアッド族の王、
マイダーの代わりを勤めてくれないかと持ちかける。
奴隷とはいえローマ風に生きてきた男が、古い土着の神を信じる一族の王に。
そっち側で生きることに迷いがなくなっていく姿が丁寧に描かれ、
ラストシーンも、納得がいかないこともないけど・・・という風になっている。
この人の描く女の人も、ひとくせあって面白いねえ。
これまで読んだどれよりも、ハードな内容。
「王のしるし」って、これなのか。
奴隷として売られ、剣闘士として日々を生きてきたフィドルス。
親友を殺して自由を勝ち得たものの、トラブルに巻き込まれて牢へ入れられる。
そこから彼を救い出した男たちが、フィドルスに、
不当に王位を追われて盲目となったダルリアッド族の王、
マイダーの代わりを勤めてくれないかと持ちかける。
奴隷とはいえローマ風に生きてきた男が、古い土着の神を信じる一族の王に。
そっち側で生きることに迷いがなくなっていく姿が丁寧に描かれ、
ラストシーンも、納得がいかないこともないけど・・・という風になっている。
この人の描く女の人も、ひとくせあって面白いねえ。