河太郎の読書日記

本とか映画とかいろいろ

風と行く者

2022-09-23 21:12:30 | 読書(小説)
上橋菜穂子、偕成社。
守り人外伝。
旅芸人サダン・タラムが襲撃されているところに
行き合ったバルサとタンダ。
バルサがまだ十六の頃、養い親のジグロとともに、
同じように襲撃されていたサダン・タラムの
護衛をした旅の記憶が蘇る。
20年の時を経て、過去に起きた出来事が清算される。
そんな前に死んだ人の骨って、もう朽ちてそうだけどなー。
色々タイミングが重なりすぎてちょっと都合いい気もするけど
まあ、お話ってことで。
真実は、エウロカ・ターン<森の翁の谷間>の中に。
ターサ氏族のアール家とロタ氏族のマグア家の修復の物語。
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アーサー王の世界7

2022-09-18 14:21:45 | 読書(小説)
斉藤洋、静山社。
キャメロットの亡霊。
これにて完結。

児童文学にしたら、
全く物語に起伏があるようなないようなだし、
不倫だの首にナイフ突き刺して殺すだの、
かなり不穏なモチーフばかりだし、
まあ、アーサー王の物語の結末を語るには、
どうしたってランスロットのエピソードが
出てくるんだから、どうしようもないんだけど。
最終巻は、後から円卓の騎士になった、
平民出身のジョン卿の目線から語られる。
結局なんか気だるいシーンばかり描かれて、
楽しく華々しいところはサラリと描かれて、
ちょっと楽しい話ではなかったなあ。
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オーロラノード3

2022-09-05 23:05:42 | 読書(マンガ)
完結。
明かに打ち切りな分厚さ。
結局鳩家の母出てこなかったな。
まあ、話は荒いんだけど、
乙湯くんの迷いや、工藤さんの逡巡、
久世さんの選択、W渡瀬さん邂逅、芝直人の孤独、
ふじ緒の鳩さん(フェニックス?)など、
ドラマがいっぱいあったのに消化不良気味。
鳩パパの若い頃の美少年ぶりと今の姿のギャップがいい。
あと、地味に全部持ってくあみ子と阪奈連人も。
視点変えたら色々再発見ありそうなのでまた読もう。
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