河太郎の読書日記

本とか映画とかいろいろ

ゴーストハント2 人形の檻

2011-06-22 22:57:28 | 読書(小説)
小野不由美、メディアファクトリー。
渋谷サイキックリサーチのシリーズ2作目。
1作目はサイキックな話だったけど、
今度は悪霊。霊。
渋谷くんをはじめ、またも坊さんと巫女さんと
エクソシストと霊媒師が大集合。
それなりに面白いけど、少女漫画っぽい。
人間味がないというか、主人公達に生活感がない。
麻衣とか高校生なのに、家族はどうしてんだとか一切なし。
実際読者の中高生はそういうことは気にしないのだろうけど。
やっぱ家族は大事にしようよ。
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モリオ

2011-06-22 22:52:45 | 読書(小説)
荻上直子、光文社。
映画「トイレット」の原案小説。
モリオは日本人でお姉さんがいて、音楽は全然聞かないから、
映画とはぜんぜん違う別のお話。
でもミシンとスカートは同じ。
もうひとつ、エウとシャチョウという中編と2本立て。
エウは青年の名前、シャチョウは猫。
どちらにも、ひだり布地屋っていう店のおばあさんと
三郎さんって名前の猫が出てくる。
たぶんこれはもたいまさこだな。
ちょっと不安定なところのある登場人物たち。
いびつだけど、それなりに居心地のいい場所を見つける話。
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深泥丘奇談

2011-06-19 21:05:09 | 読書(小説)
綾辻行人、メディアファクトリー。
この人の作品は、中学生ぐらいの頃読んだ、「暗闇の囁き」以来かな。
これはミステリーじゃなくて、ホラー風短編。
支離滅裂で、怖い気もするけど、見ようによっては茶番のような
とんでもなく訳の分からない連作短編。
独特な薄気味悪さで、挿絵も墨絵のくせに時々カラーが入るのが
効果を出してる気がする。
続編があるけど、どうだろうなあ。
小説家の私が、通うようになった深泥丘病院。
怪しい石倉(一)~(三)医師と咲谷看護師、
深泥丘地域の知られざる名物列車に送り火等々。
詳細はご想像にお任せします、という投げっぷり。
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町でうわさの天狗の子8

2011-06-12 20:27:21 | 読書(マンガ)
天狗マンガっぽくなってきて楽しい。
少女漫画要素もたっぷりあるんだろうが、
秋姫やタケルの潜在能力とか、そっちが面白い。
続きはいつ出ることやら。
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ミヤマ物語第二部 結界の森へ

2011-06-08 20:50:12 | 読書(小説)
あさのあつこ、毎日新聞社。
第一部を読んだから、とりあえず読んでみたが、
進んだような進まないような。
子どもが、本を読むことに意義がある、という感じの本。
登場人物にそれほど魅力もないし、
これを読むなら他のを読んだほうが時間の有効活用かなあ、
なんて思ってしまった。

雲濡(うんぬ)は透流のいる世界とナギのいる世界との分かれ目らしく、
透流は怪我をしたナギを連れ帰り治療し、またウンヌへもどる。
フクロウやイタチが透流を導いてくれるのはなぜか。
向こうの世界のウンヌでの身分差、マノモノと呼ばれる自分。
追われる身となるところでつづく。
しかし、生まれて以来ずっと信じてきたことを、1分かそこらで
考え直したりできないとおもうのだよね、ほんとは。
個人なら、素養とかもあるだろうけど、可能だろう。
でも、集団は。
江戸時代から明治への境目はないに等しい。
じわじわっとようよう受け入れていく。
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