河太郎の読書日記

本とか映画とかいろいろ

鴨川ホルモー

2007-10-28 23:30:37 | 読書(小説)
万城目学、産業編集センター。
面白い、と書いてあるので、読んでみました。
漫画だ・・・
一種のサークル物語。
ちょっと、かなり、特殊ですが。
一目惚れが三つどもえ、京都の街を京大青龍会の青い浴衣が闊歩する。
荒唐無稽なストーリーだけど、あらすじは言わないよ。
茶巾絞りとか・・・。
とりあえず、たしかに、面白かった。
なんじゃそらあ、という気もしたけど。
京大らしくて?、いいんじゃないかな。
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DVD「酒井家の幸せ」

2007-10-28 23:25:39 | 映画
邦画。
いやどっかで見たような風景、三重交通にそっくりなバス・・・SANCOて書いてあるやん。
伊賀上野がロケ地だった模様。
ドラマの域を出ないよなーと思っていたら、
天神祭のあたりは、まま、映画らしい。
夫と長男に死なれ、今の父と再婚した母、次男のツグオと長女。
長男の名前が、ナガオだったから、もしかして次男(つぐお)って書くのかな・・・
言いたいけど、言うのもめんどくさいから黙ってるような世代。
いろいろあるよね、という日常から、突然、暗転。
お父さんが、男と一緒になるために、家を出る?
果たしてその真相は。
酒井家は、ホントに悲しいときに、笑う。
最初、怒ってたお母さんも、最後には、お父さんと一緒に笑う。
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シーラス 安らぎの時

2007-10-27 22:30:18 | 読書(小説)
セシル・ボトカー、評論社。
14冊目。
著者も80歳かー。
とりあえず完結編あつかいされている。
4巻に出会ったのが中学だっけ高校だっけ、という昔。
よく続いたなあ。
シーラスの子供は、母の名を取ってアーニャと名付けられる。
シーラスはいくつになったのやら。
ウマガラスが隠し場所から焼酎を盗まれたことにはじまり、
どこまでもペテン師な商売人とその連れ子ウルスが登場、
山の墓所荒らしとの対決、
幼児虐待の孤児院から子供を奪回、
最後には母との再会、と事件は山盛り。
どれもはっきり終わった気はしないが、まあ人生こんなもん?
家族を捨てた少年も、新たな家族を得て幸せになったけど、
捨てた家族を取り戻せるなら、そんないいことはないよね。
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DVD「ダーウィンの悪夢」

2007-10-27 22:13:07 | 映画
ドキュメンタリー映画。
舞台は、タンザニア。
フィクションかな、と思うようなカメラワーク。
でも、映る映像は、現実そのもの。
湖に浸かる飛行機って、見たことないぞ。
ビクトリア湖に、いつからか移植されてしまった、
ナイルバーチという肉食の巨大魚。
湖の生態系は失われてしまった。
しかし、その魚のおかげで、この国の人々は生きながらえている。
魚を捌いて、ヨーロッパに売る。
ウジのわいた魚のあらを干して油で揚げて貧しい人たちが食べる。
飛行機が落ちたのは、重すぎた積み荷のせい。
笑えない。
白人が、偉そうに、生態系生態系という。
失ったものは大きい、しかし、今を生きるためには、必要不可欠。
美しきアフリカは幻想。
みんな生きるために精一杯で、余裕なんかないんだ。
こういう現実があるのを知っているから、あまり海外旅行に行かなくなった。
私は、水に浮いた油。
決して混じることは、ない。
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DVD「ゲド戦記」

2007-10-26 23:03:51 | 映画
宮崎吾郎監督だっけ。
ル・グウィンの元祖とは、タイトルと登場人物の設定だけ借りた別物。
いいよ。別に、原作を知らなきゃ。
原作を知っている身としては、なんかちゃちい。
ふつうの話だ。
ルパン三世の外伝でもいい。(意味不明)
映像化するんだから、アチュアンの墓場とか、生と死の境目の草原の石垣とか、
それこそキーラーゴ(群島)とか、いろいろあろうに~。
もっとギリシャ神話チックな白い衣主体の世界だと思ってるので、
どこまでも宮崎アニメの行きを出ていないし。
生を実感するなら、石垣の向こうに行ってこいようー。
あと、海の上を旅してほしかったなあ。
まー、テルーが出てくる、テナーがおばさんで出てくるあたりで予想はついたような気もするが。
あんなに無気力でもの悲しい顔した主人公がいただろうか。
なのに、あれだけであそこまで元気になれちゃうものなんだろうか。
一緒に元気になるには、ちょっと足りなかったなあ。
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