水神鳴 ～明治想愁妖異譚～

Amazon Unlimited。
全６巻表記だったので読んでみたら、
続く、だった。
銀の鱗を持つ一族の末裔、ライとたまき。
二人が出会う妖怪譚。
全部カラー。
ライの「男前」設定と、
たまきの、中身は３０代腐女子が入ってそうな
冷めた感じに、なんかすごい違和感。
いっそよくある転生とやらなら納得するかも。。。
二人の正体というか過去からの因縁は少々気になるが。

卵をめぐる祖父の戦争

デイヴィッド・ベニオフ、ハヤカワポケットミステリ。
ハヤカワ文庫で出てたけど、どうも下ネタ満載に怖気付いて、
借りることにしました。図書館の書庫から。
作者と同じ名前の語り手が、祖父のレフ・ベニオフから、
戦争体験を取材する、という体裁で始まる物語。
ちなみに、全く創作だそうです。

ドイツの包囲下にあるレニングラード。
消防団員として見張りをしていたら、ドイツ兵が落下してきて、
所持品を物色していたら、ソ連兵に捕まった。
そこで出会った脱走兵コーリャと二人、何故だか
軍の大佐の娘の結婚式のために、卵を一ダース調達する命令が下った。
二人の珍道中が始まるわけだが、そんなに愉快な旅ではない。
多くの命が失われ、命の奪い合いも発生する凄惨な旅路だ。
二人は無事に卵を持って帰れるのか。
最後の最後がちょっぴりハッピーエンドでほこっとする。

図書館の大魔術師５

５巻まできて、まだ今からメインキャラ出すか。
っていう感じ。
この人の中では１冊１話くらいの長さだなあ。
５巻で語られる、異世界の女性と男性の身分差問題。
この世界は「ダンジョン飯」とは違って、
異文化や人種の違い、昔ながらの男女の制度とか
いろいろあるわけだが、女性の多い世界に入った
シオは、頑張る女性たちの原動力を知ることに。
お堅かったアヤの本性がかなりかわいかったが、
まだまだ腹の見えない奴もいるし。
月刊紙とはいえこの画力を維持してんのもすごいなあ。
ところで表紙にシオがいるのが帯の下って。。。
「図書館」の文字の下に誰かいるような気がするが、見えん。

MY LITTLE PLANET

岩泉舞作品集。
「七つの海」は持ってるけど、
そこに収録されなかった３編と、
まさかの書き下ろし表題作が収録。
たまたま本屋で出会ったが、なぜか小学館だ。
復活するのかな。
ジャンプで数年で消えただけあって、
衝撃のデビュー作「ふろん」はともかく、
だんだん絵は変わるわ、お話は少年漫画に向かなくなるわ。
未収録だった３編は雑誌から起こしたぽいので残念。
今読んでも「たとえ火の中…」がやっぱ最高だなー。
そして、３０年ぶりの新作は。
悪い子の方がとことん悪くて全く救いがなくてびっくりだ。
絵は綺麗だなあ。またほとんど違う絵になってるけど。

SPY×FAMILY7

なんのかんのと、これももう７巻か。
やっぱジャンプ早いな。
ボンドがいるから読んでいるようなもの。
ダミアン少年たちの休日の冒険、
イギリスの児童文学にありそうだけど、いい感じ。
メインの話はなかなか進まないが。。。
ダミアン父と絡んだので、ちょっとだけ進展。
そしてアーニャの故郷はどこなんだろ。