河太郎の読書日記

本とか映画とかいろいろ

哲夫の春休み

2011-04-25 22:16:36 | 読書(小説)
斎藤惇夫、岩波書店。
うお、ガンバの冒険の人、ほかに書いてたんだ!と
あわてて借りてみたけども・・・
おはなしのためのおはなしって感じで、
ちょっととっつきにくかった。
あとがき読むと分かるけど、作者が自分の傷を癒すためのおはなし。
いいけどね。
しかし、こころの傷ってやつは、
自分のなかから治るときにならないと治らないよなあ、と。
それがクライマックスの声の言う、
 自分の涙は自分でぬぐいなさい
 顔をあげ 胸をはって
 さあ
 沖に漕ぎ出しなさい
ってことなんだろう。
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カブのイサキ4

2011-04-24 21:15:52 | 読書(マンガ)
じわじわ続く飛行機マンガ。
いいなあ、飛行機が車みたいな世界。
サヨリの性癖はなんだがな。
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聖夜

2011-04-14 21:00:56 | 読書(小説)
佐藤多佳子、文藝春秋。
school and musicシリーズ2冊目。
1冊目の第二音楽室は短篇集だったけど、
これは中編。
そして主人公は男の子。
高校のオルガン部の部長。
牧師の父と祖母と暮らす。
母は10歳の頃、父を捨ててドイツ人の元へ去った。
子供の頃からオルガンに親しみ、ある程度の腕を持つけど、
オルガンを教えてくれた母へのわだかまりからか、
自分のあり方に自身が持てずイライラする毎日。
そんな中、後輩の天野真弓が弾くオルガンの音に惹かれる。
その音を聞いてみたいなあと思わせる。
いろいろなことがハッキリしないまま、日々が過ぎる。
1980年という設定で、罪とかの意識が古風なのも面白い。
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辺境のオオカミ

2011-04-13 21:43:46 | 読書(小説)
ローズマリ・サトクリフ、岩波少年文庫。
「第九軍団のワシ」「銀の枝」「ともしびをかかげて」
につづく、ローマン・ブリテン4部作の最終作。
主人公は、アレクシオス・フラビウス・アクイラで、
これまで読んできたから、知り合いのような気がする名前。
衰退するローマ軍の百人隊長として、ヘマを犯し、
北ブリテンの辺境の守備を任されることになったアレクシオス。
辺境のオオカミと呼ばれる男達を指揮し、
氏族の長の息子クーノリクスと親交を深めるが・・・
同じヘマを犯さないよう、がんばれ、アレクシオス!
(ぶっちゃけすぎだろ)
青年が、なんとか自分の居場所を見つけるまでのお話。
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ビューティフルピッグ

2011-04-10 22:09:47 | 読書(その他)
これは写真集とはいわないか。
ブタ図鑑かな。
伝説の種から現存種まで。
オスとかメスとか親豚子豚説明しろよとか思うけど。
家畜関連本をいっぺんに3冊みかけて、
どうしよう、買おうかどうするか、悩んで、
ポツポツとみんな買ってしまった。
「豚とおっちゃん」「屠場」そしてこの本。
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