河太郎の読書日記

本とか映画とかいろいろ

前夜祭

2009-03-26 22:22:53 | 読書(マンガ)
小田扉短編集。
前半は、ある中学校伝統の奇祭・泥祭をめぐる物語。
ギャグなんだかまじめなんだか。
くだらないシチュエーションで真の友情とか愛とかを語る。
5年前に港がみた犬と蛇の絡まった泥の像がいい・・・
ほんとに前夜祭だけで終わったし。
後半は短編。
「もっとつめてみて!!」の垣間見えるさみしさが、小田扉だ。
そして3ヶ月連続新刊を買ってしまったので、懸賞応募してみるかな・・・
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太陽と異端者

2009-03-25 21:49:54 | 読書(小説)
高里椎奈、講談社。
フェンネル大陸真勇伝の2巻。
また、長そうな話を1冊ではしょって、という印象。
クライマックスの「ごめんなさい」「よし」ってのは、なしだろう・・・
前のシリーズより、格段にわかりやすくなった気はするけど、
視点がころころ変わってるのに、一人称が誰か分からない。
意図的じゃなさそうなところがどうにも・・・削りすぎ?
グールが人間じゃないぶりが、挿絵では全く生かされてなくて残念。
この挿絵に惹かれて読んでる部分もあるんだが、ちょっとダメダメ。
放り投げられた伏線が多すぎて、ティアとかさっぱりわかんないし。
なにより、国がちっぽけで軽く動きすぎるなあ、と。
会社の組織ですらあんなに重くて変わらないのに。
しかし、フェンの正体は!?
ってあたりで、これからどう物語は動いていくのか。
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まいなす

2009-03-23 22:18:49 | 読書(小説)
太田忠司、理論社。
中学生である主人公の名前は、那須舞。
英語読みで、マイ・ナス。
マイナス人間になりたくなくて空回りしてしまう。
ちょっと影のある子ども。
どっかで読んだことがあると思ったら、
この著者のシリーズの俊介くんだった。
イルカのぬいぐるみや、母の無頓着さ、友人たちの矛盾など、
子どものこだわりを丁寧に描いている。
過去につながっているという伝説の祠で、
未来を見てきたというバスケ部の男の子。
舞のくせやこだわりを細かく描いているので、名探偵ぶりも自然に感じる。
カバーや挿絵はイルカ(ぬいぐるみのヌー)で統一。
余計な情報が入らなくて、いいな。
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カラフル

2009-03-22 23:04:41 | 読書(小説)
森絵都、理論社。
人生は、カラフル。
いきなり、抽選に当たりました~。
死んだばかりの体に入って人生をやり直すチャンスです、と。
天使プラプラに言われ、自殺した小林真少年の体に入った「おれ」。
中3なのにチビでいじめられ、絵を描くことだけが生き甲斐の少年。
「おれ」は、少年の両親や兄、クラスメイトや後輩たちと向き合い、
彼の人生を生き直していくのだが・・・
「おれ」が再チャレンジして、自分がなぜ死んだかを思い出せれば、
やり直しは終了。「おれ」は、なぜ死んだのか?
なかなかうまいこと出来ている。
しかして、よくある話と言えばよくある話なのだ。
「青空のむこう」とかいろいろ。
天使プラプラがちょっといい味出してる。
いくつか読んでみたけど、これが、森絵都・・・、といわれても
ちょっとまだよくわかんない。
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いっちばん

2009-03-18 21:46:22 | 読書(小説)
畠中恵、新潮社。
ええと、7作目ですか、そうですか。
終わりが見えないとそろそろ飽きてきた自分がいます。
どうもダメだなー、この性格。
表紙の柴田ゆうのイラストがどんどんこなれてくるなあと。
きょんわー。
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