河太郎の読書日記

本とか映画とかいろいろ

王狩3、茶柱倶楽部2

2011-11-27 20:22:51 | 読書(マンガ)
同じ作者の最新刊2冊。
王狩は第1部完だって…第2部はあるのか!?
あと3人は表紙にならないとなあ。
しかし、お茶は、なんのかんのといって、
そのお茶の特徴をよく知った上で、
その特徴を引き出す淹れ方ができちゃう主人公。
お茶のうんちくも多少あるが、最終的には、超人。
でもなんかうんちくがあって、わかった気になる。
その点、将棋は、全く意味が分からない。
こいつらも全部超人。
どうやらすごい手らしい、ああっこんな手で?
みたいなの言われててもさっぱりだ。
それを、格闘技風に置き換えてるんだろうけど、
感覚はわかっても、なんか置いてけぼり。
だから(完)かな、とか思っちゃったり。
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捨て犬トッティ

2011-11-25 23:00:53 | 読書(小説)
新澪ハルカ、けやき出版。
上下巻の長い物語。
捨て犬トッティが、ずさんな多頭飼育の山ぐらしから、
いい人とかにも出会いつつ、河原に流れ着き、
野良猫や野良あひる、豚たちと共同生活を送るが。
語り口は演劇調。
くり返しが多くて妙にリズミカル。
内容は「レ・ミゼラブル」系だなあ。
出てくる悪役が皆同じとか、同じ人物に何度も出会ったり。
捕まえる方の立場にいる人間からすると苦々しいがな。
犬を捕獲する人間には獣医師もいるんだが。凶悪な犬なら特に。
愛護センターにも獣医師がいて、おいそれと譲渡するもんかい。
このあたりの描写は15年くらい前って感じだなあ。

正直、素人臭い。児童文学っぽい。勢いで書いてる。
かわいそうっていう気持ちはわかるが、
結局作者にはハッピーエンドは見つけられなかった。
そこが日本の現状を示しているようで、寂しい。
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ギャングエイジ

2011-11-20 23:57:13 | 読書(小説)
川端裕人、PHP。
この人のブログとかツイッター読んでるので、
興味の赴くままと言うかなんというかだが。
昨年度の担任が学級崩壊を収めきれずに失踪して、
翌年、3年2組の児童たちを受け持つことになった、
新人教諭、日野晃道。
ちょっとKYだったり、声がデカかったりするけど、
一生懸命子供たちと向き合い、頑張る一年間を描く。
建てなおされる学校が語り手だったりするのは、まあ。
3年生ってこんな感じだったかなあと自分の頃を
思い出してみたりして。先生って大変だ。
イマドキなモンスターペアレンツやPTA問題を散りばめつつ、
一人ひとり人間として描かれていて好感が持てる。
PTAを否定するあたりは、著者の思いそのまんまですかな。
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あじさいの唄 夢で会えたら

2011-11-07 19:16:30 | 読書(マンガ)
シリーズ最新刊。
なんで5年も6年も(もっとか?)新刊出なかったんだろう。
しかも、ダイジェスト版だし。
まあ同工異曲といってしまえば仕方ないけど。
すきだけどねー。延々と続いても。
本の売れ行きといわれれば、アレかな。
一体何巻を買ったのかわからなくなるけど。
三丁目の夕日もあるんだからいいじゃんなあ。
ヘタウマな絵とちょっといい話。
犬の栗之助がたまらんの。

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オジいサン

2011-11-06 21:44:32 | 読書(小説)
京極夏彦、中央公論新社。
とある独身老人、益子徳一72歳の一週間。
思い出したり忘れたり、それなりに忙しい。
「オジいサン」と呼ばれた、そのことが気にかかる。
誰に呼ばれたか、いつ呼ばれたか、思い出すのに数日。
思い出したら次を忘れる。

「お爺さん」「オジイサン」「お祖父さん」いろいろ出てくるが、
たぶん、「オジいサン」は名詞じゃなくて、呼びかけの言葉だ。
と思って声に出してみた。
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