知念実希人、新潮文庫NEX。
出版された当時から表紙は知っていたが、
医療モノだと知ったのは数年前、
そして出版社変わって出し直してるなー、
アニメ化するんかー、ってとこまで、
なんとなく知っているけど、未読でした。
読んでみた。
医者が書いてるだけあって、医療ミステリは
まあ、いいんじゃないですか。
キャラは、アニメ向きな、典型的な発達障害で、
俺様少女な主人公(医師)と、使い走られる男性医師。
あと、陽気な研修生とか、
どう怖いかまだ未知数のお姉ちゃん等、
キャラも色々立ってるけど、
まあ、私は、もう、いいかな。。。
イーライ・ブラウン、創元推理文庫。
推理小説ではないけどね。
海賊、冒険、料理。
貴族の専属料理人だったウェジウッド。
ある日、女海賊船長マボットたちが襲撃し、
主人は殺され、海賊船に拉致される。
彼女のために、毎週、料理を作れば命は助けてやると。
ろくな食材のない船で、彼は料理を作る羽目になる。
ウェッジウッドの手記という体裁を取るが、ほんとに手記。
時々遡るし、彼の理解したことしかわからない。
全く価値観の相容れないウェッジウッドとマボットだが、
色々な危機を経て、だんだん歩み寄っていく。
自分の主人が悪だと言われて早々信じないよね。
そして、彼が、なかなか船の面々になじまず、