河太郎の読書日記

本とか映画とかいろいろ

水族館ガール8

2021-07-25 20:52:06 | 読書(小説)
木宮条太郎、実業之日本社文庫。
いや、まだ続くんかよ、と思いつつ、手を出す。
由香と梶のラブストーリーはおまけのようなもんだから、
とうとう結婚かいと思ってちょっとびっくり。
梶と家族の話なんてもう忘れてた。。。
カワバタモロコ騒ぎとホタル、イルカの離乳、そして。
事件は、結婚準備に掛かろうとする二人に、続々と舞い込む。
珍しくあとがきがあるなあと思ったら、最後の事件が、
まるでスマスイだった件の言い訳らしい。
元々モデルと思われていたけど、ここまで。
コロナで、最後に行きたかったの、行き損ねたなあ。
ということで、まだ続くようだ。
主人公の成長しなさぶりが相変わらずすごい。
まあ、物語を回す上での狂言回しではあるが、
実際にこんなやついたら酷いなー。
飼育員に絶対刺される。
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大江戸科学捜査 八丁堀のおゆう

2021-07-24 14:04:56 | 読書(小説)
山本功次、宝島社文庫。
「このミス」大賞隠し玉っていう不思議な称号。
江戸の町で同心を手伝うおゆうには秘密があった。
実は、江戸の町と平成を行き来する元OL。
事件を解決するため、証拠を持って帰って、
知り合いのラボに頼んで調べてもらっている。
無茶な設定も、なんとなく説得力はある。
解決する事件はかなり大掛かり。
犯人の上に黒幕がいて、さらにその上に、と
二重三重の謎を、おゆうはひっぺがしていく。
最後にさらなるどんでん返しがあるけど、
それはまだおゆうは知らない。
こうして、シリーズ化したんだねえ。
北斎の話にたどり着くまで読むかなあ。
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今昔百鬼拾遺 天狗

2021-07-23 23:26:25 | 読書(小説)
京極夏彦、新潮文庫。
三部作、完結。
天狗は、「高慢」「傲慢」などのフレーズで各章が始まる。
ストーリーはかなり単純、場面も少ない。
ミステリーより、小ネタ、ジェンダー系の蘊蓄の大風呂敷が広がる。
高尾山で女性が行方不明。
流石に天狗の仕業、では昭和では通じない。
今回も、呉美由紀の啖呵が小気味いい。
普通に文庫1冊だと短く感じるのはなぜだ。
だからと言って、この三部作3つを一冊にするという暴挙もなかなか。
呉美由紀の初出の事件が何か思い出せなくてもやっとする。
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今昔百鬼拾遺 河童

2021-07-18 01:01:19 | 読書(小説)
京極夏彦、角川文庫。
1冊目が鬼(講談社タイガ)、これが2冊目、
3冊目は天狗(新潮文庫)という不思議な連作。
中禅寺敦子と呉美由紀がキーパーソン、というのか。
またしても、各章の始まりは統一されていて、
今回は、「下品」がキーワード。
河童ですから。尻子玉抜いちゃうから。
尻丸出しの死体と、男専門ののぞき事件と、
戦後の「隠退蔵物資」、模造品の金剛石製作依頼。
いろいろ情報が揃うが、つながらない。
そして、美由紀節炸裂。女子高生の説教だ。

あと、多々良先生がしゃしゃり出てなかなかうるさい。
このままじゃ河童の元ネタたちが絶滅する!
っていう主張は、すごくよくわかった。
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不機嫌なモノノケ庵18(完結)

2021-07-15 22:29:03 | 読書(小説)
終わった。
なんかいきなりだったようなそうでもないような。
もっと三権分立が活躍するのかと思ったけど。
父最強って感じ。
新アオイが可愛い。
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