河太郎の読書日記

本とか映画とかいろいろ

ルー=ガルー

2006-09-30 23:16:47 | 読書(小説)
京極夏彦、徳間書店。
なんとなく、分厚すぎて敬遠していた。
面白かった。
けど、2030年代っていう味付けがいやにリアルで、事件の顛末も、
むはっそうなるのかーっていう感じ。
京極夏彦って、いつもおっさんばっかり書くから、
14歳の女の子ばっかりって・・・と思ったけど、全然違和感はなかった。
むしろ、こんなお話もかけるんだ、というか京極夏彦じゃなくてもいいような、
なんていうのかなー、いつもの個性やあくがないっていうのか。
葉月や歩未、美緒だけじゃなく、ちょっと出てくるだけの少女でも、個性があって、
書き分けられているのはすごい。
人間が考えることは、一人一人違ってるから、絶対理解することはできない。
っていう考えは、おんもらきの瑕にも出てきたなー。
こんな風な未来になるのは、やだな、さみしいな。
あとこの人の本で読んでいないのは、「どすこい」だけになったが、あれだけは・・・
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とりぱん2

2006-09-24 21:18:37 | 読書(マンガ)
2巻が出てた。
身近な鳥やカマキリの生態を観察してて好ましいけど、
植物検疫かいくぐった話や、
食パン千円分1時間もかけてまき散らす話は
面白いとは思えなかった・・・職業柄?
カマキリに青虫をやる話は、さらっと描いているけど、
すげえ!と思いましたよ。うん。あれはすごい。
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ZOO KEEPER

2006-09-23 22:50:00 | 読書(マンガ)
講談社。イブニング。
動物園ネタは、イメージが先行していたり、感情論ばっかりだったりして、
誤解を増やす作品が多いけど、この作品はどうだろう。
とりあえず、報道のよし悪しとか、は虫類の生き餌とかのネタを
描いているから、大丈夫そうかなーとか思ってみる。
野生が一番なんですよ、自然に帰してあげましょうとかいうのはごめんだ。
彼らはもう、動物園にいるし、動物園で生まれた個体の方が多いんだから。
温度が見える主人公香也の能力は、動物飼育に今後どう生かされるのか?
っていうところです。
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シュクラーン ぼくの友だち

2006-09-23 22:44:32 | 読書(その他)
ドリット・オルガッド作。鈴木出版。
イスラエルの文学です。原著はヘブライ語らしい。
挿絵は、丹地陽子。最近翻訳物の本のカバーをよく描いている気がする。
アルゼンチンから、イスラエルへやってきたユダヤ人のガブリエルとその家族。
イスラエルはユダヤ人の国、と聞いてきたのに、移民というだけでなぜいじめられるのか。
そんなとき、ガブリエルの名を呼び、いじめなかった少年がいた。
名はハッサン。しかし彼はアラブ人だった。
ガブリエルの父も、一時ハッサンを疑った。
でも、ハッサンは勉強がしたい、医者になりたい、まじめな少年だった。
二人の友情が、ハッサンの兄たちが行おうとしたテロ行為を未然に食い止めた。
イスラエルの現実。二人のような友情が、民族へ広がっていくことは、あるのか。
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西遊記4

2006-09-23 22:37:44 | 読書(その他)
斉藤洋作、広瀬弦絵。理論社。
もうすっかり原作のストーリー展開を忘れたから、
原作とどう違うのかわかりません。
玄奘三蔵と3人の妖怪の弟子たちが天竺を目指し
旅を続ける途中、道観(道教の寺院。こういう表現を注釈つけても
そのまま表現する姿勢が好きだなあ)に行き当たり、
食べると不老長寿になるという子どもの姿の実がなる木をめぐり、
悟空が無茶をする話。
三蔵を想う悟空の気持ちは三蔵に理解されず、
4巻の終わりで誤解を受け、悟空は破門されてしまった。
いつ頃続きが出るのかなー。
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