遊びをせんとや

毎日できるだけアンテナを張って
おもしろがりながら楽しみたい。
人は「遊びをせんとや生まれけん」です。

今年の着物計画

2025-01-10 07:04:15 | 着物
年が明けてよく考えたら年末からほぼ10日間ほど咳が続いていた。
処方された薬が本当に良く効くので、飲み始めたら2日で完全に咳は止まる。鼻水も止まる。
そういう時は自然治癒の時期だとネットにはあったが、私の場合はこの薬がてこになる。
お医者さんは「飲んでもすぐに咳は止まりませよ。」と言われたが、、、。

1月中旬からのまた遊びの予定が立て続けに入っているので体力万全で望みたい。

年が改まり、今年の着物予算を立てた。
お茶のお稽古と歌舞伎鑑賞で私には訪問着風が吹いていたので、丸一年、経って柔らか物の小紋や訪問着に目がいくようになった。
巷の着物ブログには訪問着をリサイクルで買ったはいいが、着て行くところがないということだが、パーティーや気の張るホテルなどの会食以外にも歌舞伎鑑賞はぴったりだ。博物館や美術館にもどんどん着ていく。
そこで、さて、訪問着。
今現在、私の購入方法はネットオークションが主である。
色々やってみて、「ここまでなら。」という限度額を決めて臨むとそれを超えると冷静に諦められるのと、手持ちの着物と買いたい袋帯の画面シュクショを取ってワード画面で張り付けてみて、合うかどうかを見極める。
これが意外に客観的に判断できる。
年末、何度も目を付けた袋帯を締めきり時間ギリギリに競り負けたが、そういう時は「縁がなかった。」と思ってスパッと諦める。
そうすると、もっと好みの品物が後から出て来る。結構誰とも競り合わないで最低値で手に入れたりする。
そういう時は「縁があった。」のである。この競り負けるということが大事なんだなと思う。

今年の私の予算は去年のように染め替えとか、袖丈直しとか、染み抜きなどのメンテナンス予算を取らなくてもいいし、雨コートのお仕立てとか防寒コートも一応揃った。基本の草履もあるし。
そんなに着物類に予算を割かないつもりなのだが、お値段の割には良い物を気に入って購入したい。
そんな時、ネットオークションが結構冷静に物を選べてお値段が安いと思う。あくまで冷静である。
ネットの画像だと色が違うとか手触りが違うとかあるが、不思議と私は画像と実物の違和感はほぼない。似合うかどうかもだいたいわかる。
実店舗に行くとどうしても「せっかく来たのだから。」と焦りもあるのでついつい、余分な物まで買ってしまう。
唯一お得なのは弘法市や天神市かな。かなりお安いし、掘り出し物もある。

今年の大きな予算の目玉は夏の畳表のような草履である。これはめぼしい物に目を付けてあるので。
後は色の麻の長襦袢。暑い時期に着物をある程度着たいし、結構麻長襦袢の時期は長い。

長襦袢の柄や半襟、草履、色の足袋に凝ったりするのは楽しいだろうが、余裕が今のところないし、そんなに思わない。
まずは、長着と帯である。羽織や道中着にもあまり興味がない。
最近、やっと袋帯がなんとか形に結べるようなったので、袋帯も少し欲しいけれど暑い時期も長いので慎重にいきたい。

そこで訪問着であるが、派手は柄行、色ではよくよく考えれば70歳代が目前であるので改めてお迎えするにはどうもである。
元来、金ぴかは苦手である。でもどこかで人とは違う、個性も求めているのでちょっと変わった訪問着が欲しい。
ということで、私には珍しく上限までで競り勝った訪問着。持っていな色だし、柄行は狭い。でも少し華やかさもあるし金銀してない。全体に潔くスキッとしててそこは私好み。しかもサイズビッタリ、シミ汚れなし。

画面ではもっと青いと思っていた地色が赤よりの紫だった。果たして着こなせるのか?明度の低い着物はあんまり持っていない。
品物を手に取った時は「しまった。」と思ったが、それでもお値段はユニクロのパーカー付きライトダウン程度だ。
白っぽい帯や小物と合わせると合う。草履も白。お正月らしく、少しノーブルに何とか着こなせるようだ。
少し、着物の世界が広がったような気がした。

ということで後は出会う物に導かれるように楽しもうと思った次第。

昨日の晩御飯は、小さい鯛の南蛮漬け。豆腐、大根、ジャガイモのお味噌汁。セロリ、ワカメの酢の物。

もらった国産白ワインを開けた。