遊びをせんとや

毎日できるだけアンテナを張って
おもしろがりながら楽しみたい。
人は「遊びをせんとや生まれけん」です。

ふたりの女、ひとつの宿命 ~今度はハンガリー映画~

2023-06-12 07:15:27 | 舞台、映画、DVD
連日、映画に行くことになった。
娘がエスニック料理が好きでタコスが食べたいというので前から気になっていたホテルの一階のレストランと言うかカフェと言うか飲み屋というかその店に昼食を食べに行くことになった。
ついでに娘の観る映画を一緒に観ることにする。

久しぶりに工事たけなわの梅北を通ってシネリーブルに行く。
1980年の映画「ふたりの女、ひとつの宿命」原題は相続人。


ハンガリー映画。メーサーロシュマ・マールタ監督。女の監督である。
彼女の監督作品を上映する特集だったみたい。

すごくチャーミングな笑顔。今も御健在、91歳。

左側の主演のイザベル・ユペールが美しい。今でもきれいらしいがこの時は若く特にスモークのかかった映像が映える。

この監督の作品に出ているもう一人の主役モノリ・リリ。右側。

ストーリーは1936年代のハンガリー。裕福なシルビア(モノリ・リリ)が不妊症で友人のイレーン(イザベル・ユベール)に代理母を持ちかける。そして、、、関係が色々変化していく。時はまさに第二次世界大戦に突入。
あの時代の富裕層生活も描いていて中々ファッショナブルな映画でもある。
二人がふざけておさげにするところは可愛い。


この監督は一貫して女性の立場を映画いてきた監督だそうだ。
なかなか興味深い映画だった。
娘がイザベル・ユベールのファンだそうだ。フランス女優さんでこの映画のセリフは吹き替えだそうだ。

旦那と合流して堂島マリオットホテルへ。
一日前も通った道だ。
フィッシュタコスのランチを食べる
最初のサラダとスープ。お約束のメキシコビール。

 
カジキマグロと何かの白身魚のフィッシュタコス。あっさりして美味しかった。
ちょうどいい量だった。

店内は広々として結構年配女性の二人連れや一人の男性客もみられた。
内装はポップ

 
 
隣のバーもおしゃれ。DJコーナーもあった。

 

梅田まで戻って娘は天王寺でその日に閉店する本屋へ行って再度戻ってゴダールの映画を観るらしい。

昨日の夕食

豚バラ、キャベツ、ピーマンの炒め物。ひじき、人参、しいたけ、ゴボウの煮物。玉吸い。スイカの皮の糠漬け。

夕食後、録画したブラタモリを観たらちょうど梅田特集でまさに今日歩いて道が主なロケ地だった。
工事していた地下が粘土質であるとか、新しい大阪駅なんか映像で初めてみた。そうなんや!って感じだった。






ノスタルジア ~娘とのイタリア映画祭~

2023-06-11 08:39:47 | 舞台、映画、DVD
毎年6月に行われるイタリア映画祭。
今年も娘が帰ってきて一緒に観に行った。
久しぶりの映画館での鑑賞。

去年はチケットを預かっていたのに当日忘れてすったもんだした。
去年の記事はこちら

イタリア映画祭2022 笑いの王 ~3年振りの映画館~ - 遊びをせんとや

昨日の土曜日は本当に久しぶりに映画館へ出かけた。娘が「大阪のイタリア映画祭観に行く?」というので「行く行く!」。チケットを取ってくれて、法事の時に渡してくれた。...

goo blog

 

今年は私が発券して旦那が持参。
ネットでチケットを購入したが、マイ履歴に入れなくて、番号が解らなくて大変だったが、消したメールが蘇り、何とか番号が解って発券できた。この携帯サイトは解り辛いと他の観客の人も言っていた。

観たのは「ノスタルジア」
題名の通り、自分の生まれ故郷ナポリに40年振りに帰ってきた男の話だ。

去年観て面白かった「笑いの王」と同じ監督。
40年振りに合う自分の母親はみじめな生活を強いられていて、お風呂に入れたり、下着やベッドカバーを取り換えたりする。
狭い部屋に閉じ込められているので明るい部屋に移して穏やかな生活をおくらせるがほどなく母親は亡くなる。
イタリアでも介護問題は深刻なんだろうなと思った。

ナポリの街の風景がいい。
すさんだ中にも喧噪を感じ、私がナポリを訪れたのは30年以上前だが、ちょうど主人公がこの街を去る頃だ。
その時代の風景も映像で流される。

街の若者たちの支えになっている神父と共に色々な家庭を回るところが印象に残った。
見ごたえのある映画だった。

上映が午後からだったので、先にダイビルのノガラッツァでランチ。
まずはスプマンテで乾杯

アミューズ

冷静トマトスープ美味しかった。
前菜

カツオのたたき
今年初めての冷静カッペリーニ、甘エビや桜エビがふんだんに入っていた。

私の2杯目のオレンジワイン

個性的な味だった。

私たちのメインのブイヤベース、スズキ、蛤、あさり。

旦那のメインの豚

豚も美味しそうだった。
デザートは生クリームとクリームチーズを混ぜた物とスイカのシャーベット。これが美味しかった。

カプチーノ

 
私はノビタ君。旦那はジャイアン(ピッタリ)娘はドラえもんだった。

帰宅後、手巻き寿司

珍しくヒラマサがスーパーで特売だった。
娘が帰りに値引きになったいくらを買ってきた。

余った肉も焼いて。
満腹。




Club Seven anniversary20 ~すごく元気をもらった!~

2023-03-13 06:53:14 | 舞台、映画、DVD
3月はお楽しみ月、第二段。
シアタードラマシティの「Club Seven」の公演。
今回は20周年記念anniversary公演。
2003年から20年続くショーエンターテイメント。

写真はHPよりお借りしました。

主催の玉野和紀さんも64歳。私より一つ年上。すごーい。エネルギッシュ。すごい才能と子供のような心。
いつもクラブセブンの公演を観ると前向きになれる。気持ちが明るくなる。励まされる。
これぞエンターティメントの極意。

今回はたくさんの観客の方がオリジナルペンライトをお持ちになっていた。

写真HPよりお借りしました。

私が観たのは大阪公演のトリで、西村さんも当然の事、中河内さん、吉野さん、東山さんの私の好きな人ばかりで久しぶりの上口さんのメンバー。女性は香寿たつきさん、実咲凛音さん。
いつもにましてバカバカしく笑えました。でもいつも時代を捉えた場面が出てくるのがこの公演の特徴。玉野さんのセンスが光る。
第一部の最後の歌がすごく沁みました。

五十音メドレーも圧巻で、踊って歌ってパワー爆裂でした。
最後の挨拶で玉野さんが4年前にご病気なさって治療しながらの連続公演だったそうだ。

思えばコロナ禍で一昨年は取ってもらったチケットをキャンセル。
今年は満席の観客。ようやく日常が戻ってきた実感がする。



ちょうどいい気候だったのでこの日もお着物で出かけました。
帯の結び方が少しわかってきました。

我が家のテレビの付き合い方

2023-01-26 07:07:12 | 舞台、映画、DVD
お家時間が長くなるとどうしてもテレビを観る時間が長くなる。
特にコロナの期間はそうなりがちだった。

我が家の場合は朝一番で起きるとテレビは点けない。
無音。
朝食、お弁当の準備、出勤日でない日はそれからカフェオレを飲みながらゆっくり新聞を読む。
その時間が人生で一番幸せな時間。このブログを更新したりするのもこの時間。

6時30分にテレビを点け、まず、旦那がNHKのニュースの中のおはビズを視る。このおはビズは世の中の物づくりのトピックを取り上げる。
それが終わればまたテレビは消す。
その後、読書をしたり、予定を確認したり。

8時に朝ドラを視る。
出勤日は6時過ぎには家を出るので予約録画しておく。

ほぼ、テレビは予約録画をして視る。
予約録画しているのは今のところ、
「大奥」
「三千円の使い方」
「読書の森へ 本の道しるべ」
「日曜美術館」
「趣味どき!」 の気に入った特集。特に台所特集とか大好き。最近はあまり視ない。
「徹子の部屋」「今日の料理」「ぶらり世界の街歩き」「英雄たちの選択」「知恵泉」の視たい放送のみ。
 NHKの「新日本紀行」「BS世界のドキュメンタリー」「日本百低山」「BS1スペシャル 欲望の資本主義」は息子や旦那が連続予約している。
 などである。

夕食時は6時のニュースを視ながら。 
リアルタイムで視るには「どうする家康」「ブラタモリ」

 ということで録画するとテレビの時間に制約されることなく行動できるし、その時の気分で視ることもできる。
 
 ここ2~3日とても寒くてしかもなんだか毎日出勤してると半日働いただけで寒さでぐったり。
 家に帰るとこたつに潜りながら、本も読めない。
 そういう時に晩御飯づくりまでに「大奥」の1回放送分を視るとか和む。



世界で一番美しい少年 ~ヴェニスに死す~

2023-01-09 08:09:11 | 舞台、映画、DVD
松の内も過ぎ、連休中日。夕方に用事がある。
お昼からAmazonprimeであの「ヴェニスに死す」で一躍有名になったビョルン・アンドレセンのドキュメンタリー映画を観る。
「世界で一番美しい少年」

やー、よくできたドキュメンタリーでした。
この映画を観ようと思ったのは夕刊に紹介が掲載されていたから。
2021年の映画で旦那が「映画館に観に行こう。」としきりと誘ったらしいがその頃は映画館に行く気にもならなかった。

冒頭に廃屋のような建物の廊下を歩く長髪の仙人のような姿の老人が映し出される。
ビョルン・アンドレセン 旦那と同じ歳。この映画の時は65歳である。でもまるで70歳以上に見える。
上背があるし、よく見ればその整った顔は不思議にいい感じに枯れている。邪気がなくいい顔である。


この廃屋は後で調べたのだが、「ヴェニスに死す」の舞台になったヴェニスのリド島、ホテル・ド・バンなのだ。


ここ行きましたねー(遠い目)
2009年にアメリカ資本が買い取り、その後高級レジデンスとして売り出されるはずがそのままに。
2010年から廃屋になったそうだ。
私がこのホテルを訪れたのは海岸側から観ただけだけど、30年以上前だからまだホテルとして経営されていた。

彼の生い立ちから最近までをドラマチックに描いている。いや違う。日本ロケも折り込みながら丁寧に描くともともとドラマチックだった彼の人生が浮かびあがる感じ。

今はミュージシャンやプロデューサー、時には俳優となって映画に出演したりしているようだが、実生活では全く能力の欠ける天才あるあるである。

彼の人生の大きな転機であった、「ヴェニスに死す」のオーディション風景も全て映像となって残っている。
その時の映像からも彼がたぐいまれなる美貌に恵まれしかもその中に憂いを含んだエキセントリックな魅力的な少年であることが解る。
演技をしなくてもそのままの「タジオ」だった。


ハンフリーボガード扮する初老の音楽家。アッシェンバッハ。

演技指導するルキノ・ヴィスコンティ


ルキノ・ヴィスコンティ、この人の作品も大学時代によく観た。

この映画は日本でバカ受けして(私も大好きでした)彼は日本に長期滞在し、CMの撮影やレコードデビューまでしている。というか無理やり歌わされている。この曲は私も聞き覚えがあり、短期間で達者な日本語の歌詞で歌っている。

映画の中では池田理代子まで出演して「「いかにあの当時のビョルンが西洋人の美の化身、男でもない女でもない中世的な美の典型」となり劇画「ベルサイユの薔薇」のオスカル像に結実したか」を熱く語っていた。というような丁寧な掘り下げがある映画の作りであった。
これはリアルタイムで生きてきた私としてはとても解る。あの頃、白い肌の金髪長髪の主人公の漫画かどれだけ生まれたか。


お写真は全て色々なネットからお借りしました。ありがとうございました。

これ以上書くとネタバレになるのでやめておくが、
彼が本来は内気で繊細な人物であったことが長年経った容姿からも伺える。
どことなく気品のある顔立ち、計算のできない純粋さ、お酒に溺れる弱さ、健気さ。
そんなものが垣間見える風貌である。

ほの蒼き瞳 ~久ぶりの映画館~

2023-01-07 07:44:00 | 舞台、映画、DVD


娘に「誕生日プレゼント何がいい?」と聞いてきたが、「今は欲しい物がない。」と言う答え。
年末「強いて言えばお母さんと映画が観たい。」とのこと。
ということで帰省してきた折に映画を映画館で久しぶりに観てきました。

訪れた映画館は大阪南のホットスポット

アメリカ村のビッグ・ステップ

シネマート心斎橋

若い頃は何度か訪れていたが今や古着屋が軒を連ねて所謂キッチュな街にどんどん成長している。

観た映画は
ネットフリックスオリジナル「ほの蒼き瞳」
主演は快優クリスチャン・ベイル

娘の選ぶ映画はほんまに時々すごーく暗い。
これも暗い。おどろおどろしい。映画館にはお正月3日にしては人が沢山入っていた。満席にはほど遠いが、、。
この映画、ネットフリックスオリジナル。6日に配信開始。

原作は「陸軍士官学校の死」ルイス・ベイヤール著
アメリカニューヨーク州の陸軍士官学校での殺人事件が題材だ。
アメリカはこの時代先住民を追いやり、開拓を進めていた。
南北戦争が起こる30年ほど前である。

陰惨な連続殺人事件
黒魔術
閉鎖的な陸軍士官学校

詳しく書くとネタバレになるので、、、。

クリスチャン・ベイルが相変わらず素晴らしい。
エドガー・アラン・ポーを演じていたハリー・メリングが良かった。

この人ハリーポッターシリーズにも出てたけれど私の印象に残っているのは「クィーンズ・ギャンビット」に出ていた主人公の凡庸なボーイフレンドの役。

ポーが陸軍士官学校に入校したのは事実ですでに詩人として作品を発表していた彼が生活のために陸軍に入隊し、除隊してこの学校に入学したのが1830年であった。その後、彼は酒と素行の悪さで退校になりハチャメチャな生活をおくることになるのだが。エキセントリックな役柄を新鮮に演じてた。

「ボヘミアン・ラブソディー」のルーシー・ボーイントンの神秘さが生きる。


写真は全てネットよりお借りしました。ありがとうございます。

映像も美しく、よくできたお話でドキドキする。
陰惨な場面のあるけれど後味は良かったかも。


刑事モース ~オックスフォード事件簿~

2022-10-23 07:07:46 | 舞台、映画、DVD


某国営放送で昔放送していた「主任警部モース」

の続編。
モースの若かりし頃を描いた「刑事モース」ずっと見続けてきた。

ウィキで調べてみると最初の「モース」シリーズは1987年のイギリスで放映開始。2000年まで続いた人気シリーズだった。
この続編がスタートしたのが2012年。
主任警部モースは赤いスポーツカーを乗り回し、お酒と女好きという設定だ。
シーズン6が始まる前に2作品を繋ぐスピンオフまで制作された。

これ、まだ観てないけれど。

シーズン5が終わってからご無沙汰で、とても寂しかった。
今回Amazonprimeで配信。シーズン6全4話。

一話1時間30分。某国営放送の時は半分ずつ放送だったのでドキドキしながら前編を観て後編が待ち遠しかった。
今回は一息に観ることができる。

時代設定は主に1960年代のオックスフォード。
複線貼りまくりの複雑な殺人事件を解決していく若き日のモース。
原題は「Endeavour」モースのファーストネームである。努力と言う意味だそうだ。
彼はこのファーストネームが受け入れらない設定になっている。
原作のコリン・デクスターは2017年に死去している。

毎回複雑な複数の殺人事件が起こり、終了10分前にやっとこのセリフはやっぱりとか回収されていく。
その起こっている複数殺人事件とオックスフォードのカウリー署が閉鎖されてしまった署に勤めていた人達の群像劇が同時に進行する。
登場人物相関図

同僚の死によってオックスフォードの校外の制服警官に降格されたモースは髭が生えていた。あまりに合わないなーと思う。
モースは頭脳明晰、クラシックとビールをこよなく愛する。
上司のフレッド・サーズデーやその元上司のレジナルド・ブライド、優秀な警察医マックス・デブリン。
そしてかつての同僚の今は事務仕事に就いているジム・ストレンジ。などその家族も登場しながらストーリーは進んでいく。
余談ながらこのジム・ストレンジ。いつ見ても私は「トイ・ストーリー」のバズに見えてしまう。(笑)


全て写真はWebからお借りしました。

毎回陰惨は殺人事件が起こるが、どこがどの複線で、どのセリフが効いているか。だれが犯人かを考えながら観るにはなかなか楽しいし、観た後味はいい。きっと脚本が上手いのだと思う。
イギリスミステリーの伝統を感じる。
ビジュアル的にもオックスフォードの景色もきれいだし、1960年代のインテリアやファッションが細部まで再現されていて興味深い。

とそんなわけで毎晩観たらあっと言う間に終わるやんの4話ですが、本国イギリスではすでにシーズン9まで制作されている。
楽しみだ。


久しぶりのフェスティバルホール ~劇団新感線 薔薇とサムライ2 海賊女王の帰還~

2022-10-15 07:12:14 | 舞台、映画、DVD
劇場鑑賞が復活して喜ばしい限りである。

いつもチケットを取ってくださる方にまたまた、フェスティバルホールの劇団新感線のチケットをお願いしていた。


「薔薇とサムライ2 海賊女王の帰還」1は観てないな。1はちなみに2010年の公演。
キャストを見ると山本太郎や神田沙也加が出演していた。
改めてネットで調べると新感線ってつかこうへいの戯曲もやってたんだ。

ということで12年ぶりの続編ということになる。

間に20分の休憩を挟み、1時開演、4時30分終演。
3時間を超える大作である。
お席はなんと3列目と思ったら1列目はなく前から2列目のほぼ真ん中であった。
ありえない!くらい良いお席であった。回りはほぼ妙齢の女性(年下と言う意味で)ばかりで埋められている。
男性の割合は15%くらいである。男性は私たちと同年代。見渡せば3階席までびっちりである。
ほぼ汗の飛んでくるあたりでの観劇ということになった。


ストーリーはヨーロッパの近世を舞台に架空の国の物語である。
海賊や五右衛門も当然登場する。
今のヨーロッパの情勢を踏まえた脚本になっていると思うが、、、。
ネタばれになるのでここでは触れませんが。

全編ミュージカル仕立てになっていて舞台装置と映像と照明と音響がフュージョンしてました。

この戯曲は天海祐希なくては成り立たない芝居です。
調べると御年55歳。若い!美しい!かっこいい!芝居上手い、歌上手いです。

若手の石田ニコルさんも達者でした。歌も上手いしキャラにピッタリでした。

悪役の高田聖子さん、生瀬勝久さんが安定のスパイスになってます。

楽しめました。

それにしても若い人の顔が小さい!本当に。

たくさん笑ってジーンと感動して最後はスタンディングオーベンションでした。


アクトレス ~女たちの舞台~ 

2022-08-29 06:38:13 | 舞台、映画、DVD
もう少しで夏休みも終わる日に映画を観ようと先週久しぶりにAmazonprime
ネトフリは娘の都合で今のところ観られない。

選んだ映画は「アクトレス ~女たちの舞台~」


主演ジュリエット・ビノシュ
この女優さん大好き。オドレイ・トトゥとかフランスの知的自然派女優。

年齢を重ねた女優その事を正面から伝える映画だった。
2時間余りだったが、最初はどうかなと思って観始めたが、すごーく面白かった。
出ている女優陣がすごかった。
まず主役は私の大好きなジュリエット・ビノシュ
古くは「イングリッシュ・ぺイシェント」

若い頃もキュートで美人だったけれど
年齢がいっても自然体で無理にダイエットもしないと言っていた。

そのままが生かされたジョニ・デと共演の「ショコラ」
豊満が姿のまま凄く魅力的だった。

彼女の役は大女優マリア。かつて自分の才能を見出してくれた老戯曲家が亡くなって替わりに表彰式に出席すべく、スイスを訪れる。
その戯曲のリメイクを舞台で上演する話があり、主人公ではなく彼女の年かさの相手役。

マリアの有能な秘書ヴァレンティ―ノ役のクリステン・スチュワート、この人がまたいい。
案の定この役でセザール賞をアメリカ女優で初めて獲得する。
色気のない役なんだけれど上手い。


リメイクの舞台のかつての主役を演じるのは若手の女優役ジョアンをクロエ・グレース・モレッツ。

この写真は定番ハリウッド娯楽映画の象徴として出てくる映画の一コマ。
どこかに観たと思ったら吸血鬼映画モールスのあの吸血鬼役の女の子

このポスターも素敵

ちなみに私娘に映画館に連れていかれてあまりに残酷な場面の連続に途中目をつぶってました。
この人も若いのに上手い。

上手いの三段重ねなのだ。
しかも自然。

この映画の見どころはもう一つスイス山岳地方の山の風景


スイスにかつて団体旅行で行ったけれどこんなに美しいとは、、、。
サンモリッツとか。

戯曲は「マロ―ヤの蛇」マローヤの蛇はスイスの景勝地シルス・マリアのに表れる雲。まるで山の間をくねる蛇のような雲?霧?

ちなみに写真はWebでお借りしました。

この映画でもジュリエット・ビノシュは惜しげもなく全裸も辞さなく演じ、その年齢相応の肉体がなんだかとても良かった。
つくべき所に贅肉が付きそれを隠さず、しかも魅力的に見せている。途中からのベリーショートの髪型も清潔でマニッシュでとても似合っているし映画のストーリーに沿っている。洋服のセンスもよく、ゴージャスな舞台挨拶衣装やスタイリッシュな舞台衣装はシャネル。

リハーサルの時にジョアンにアドバイスしたマリアに対して切り返したジョアンの残酷な言葉を衝撃を持ってでも素直に受け止めたマリア。ということで劇中劇でよくある女優が女優の役をやるというパターンと思いがちだが、なんとも見どころも多い映画でした。

ちなみに娘は映画館で観て、Amazonprimeで二回観たそうです。



バレエの夕べ

2022-08-13 07:55:58 | 舞台、映画、DVD
連日のお出かけは控えているが、これは外せなかった。

とある大阪府下の市民ホール。知り合いのバレエの発表会。
是非観てほしいとの要望で、夕方からなのでおやつのカレーとビールを食べて飲んで出かける。
少しだけね。

夕方でも相変わらず暑い。

この発表会は他の知り合いにチケットをもらい、昨年の冬も観に行った。
その時はコロナ真っ最中だったので(今でもだけど)ある程度知り合いの出番が終わったら失礼した。

発表会は三部に分かれ、最初は個人の発表。
まさに発表会。ちびっこは集団で。かなりお年の召した方も堂々と踊ってらっしゃった。
いいなーと思った。

今回の知り合いはその合間にグランパド・ドゥ、所謂デュエットですね。踊ってました。
昨年観た時よりも格段と表現力、バレエの技術が上がっているのがわかった。
あくまで素人感想です。

第二部は白鳥の湖の第三幕。最初から出ている。物語の狂言回しのような役割なので出ずっぱり。
結構ソロで踊る部分も多く。感心した。
白鳥の湖は何度かテレビで観たことはあるが、この第三幕はとてもよくできたシュチュエーションだと思った。
各国の踊りが出てきて発表会むき。

結局第三部の最後まで観てしまった。

舞台表現全般は好きだけどバレエはお高くで手が出ない。
それでもバレエコンクールを目指す若者のドキュメンタリーとかテレビでやっているとつい見入ってしまう。
すごくストイックな世界。

今回、改めて音楽に乗って踊るリズム勘とジャンプなどをこなせる筋力、運動能力と身体全体の物語の表現能力が必要で
それに加えて天性のスタイルも必須だなと感心した。

普段の長時間の練習による鍛錬に支えられた技術に自信があるから表現力も増すというものだということも伝わってきた。

今回黒鳥の恒例32回のグラン・フェッテ・アン・トゥールナン(と言うそうです)も観れたし、こういう機会もいい物だと余韻に浸って帰った。

写真、動画撮影一切禁止なのでどこかのHPからお借りしたイメージです。