遊びをせんとや

毎日できるだけアンテナを張って
おもしろがりながら楽しみたい。
人は「遊びをせんとや生まれけん」です。

錦秋特別公演 中村勘九郎・中村七之助 ~高槻城公演芸術文化劇場 トリシマホール~

2023-10-10 07:00:43 | 舞台、映画、DVD
9月の下旬は暑すぎるのと雨模様だったので観劇に着るのを諦めたお着物。
今回は十分寒くなったのでチャレンジ。この日のために20回くらいは練習した。

3時の公演になってので前日にカットに行き、まず髪を整えた。
朝、全ての支度を終え、旦那が散歩から帰ってくる11時から着付け。
その都度、後ろをチェックしてもらう。時にはスマホで撮影。
帯の模様がお太鼓に上手くでないので四苦八苦。手先をすごく短くすることで何とか解決。要するに私の胴が太いのだ。


 
こんな感じで何とか形になった。

場所はこの春竣工した高槻城公演芸術文化劇場トリシマホール座席数1500席の大ホールだ。
高槻城と言えば高山右近の城。
時間が早かったのでちょっと戻って隣のカトリック高槻教会。高山右近記念聖堂として建てられた聖堂。

高山右近像

レリーフ


高槻城はかつて高山右近が城主であった。
明治になって廃城になり建物の材料は鉄道の枕木などに使われたらしい。その城址をきれいに整備して公園としてホールを建設。

 
  


 
ホール内もとてもゴージャス。音響よさそうであった。

中村勘九郎、七之助の全国巡業公演。

写真はWebよりお借りしました。
まずはトークショーがあり。七之助が大の阪神ファンで優勝した日に甲子園にいたという話で盛り上がった。

おなじみ撮影タイム。勘九郎さんの頭がパッキンでした。12月に歌舞伎座で「天守物語」が七之助主演で再演され、なんと亀姫に玉三郎さんが出るとのこと。衣装も新調したそうだ。観たい!
観客は平成中村座姫路公演も観劇していた人がほとんどで追っかけファンが多く、京都の芸子さん、舞妓さん一同も多数来られていた。

演目は中村座一門の女伊達
きりっとした踊りで良かった。

復活舞踊の「桑名浦乙姫浦島」
さすがの勘九郎の見せ場もあり、「上手いなー。」とうなる一幕であった。
欲を言えば何か一幕お芝居が観たい物だった。前日に東京、高槻が終わればその日に金沢と強行日程。
中村座もそうやって歌舞伎の裾野を広げていく役割を担っているんやなと思った。

ツイッターに上がっていた写真。お借りしました。

あいにくの空模様でほんの少し小雨が降ったが、なんとか足元は大丈夫だった。
着物通の友人はきちんと雨合羽を持参、草履カバーもAmazonで購入していた。立派。
着物で観劇は私がやりたかった事の一つだった。次はいよいよ南座顔見世。団十郎襲名もあるのでチケット争奪戦になりそうだ。
着物で観劇友達ができて本当に感謝。これからもやりたい事はどんどんやって行こうと決意した。

電車やバスの乗り継ぎがよく6時過ぎには帰宅。
今秋初めての鍋料理。湯豆腐に豚肉を入れて。


モーリタニアン 「黒塗りの記録」 ~アメリカ の深い傷と正義~

2023-09-26 07:26:01 | 舞台、映画、DVD
「暑さ寒さも彼岸まで」とはよく言ったもので、ドーンと朝晩昼間ともに涼しくなった。
そうなると今まで気になっていたが、あまりの暑さに手を出せなかった家の中の不要物の整理に少しずつ取り掛かった。
義母の着物の中から喪服の帯や半巾帯を迷ったが処分。旦那の擦り切れたり、ペンキで汚れたり、シミが付いたパンツ5本処分。息子の半袖Tシャツ2枚処分。
新たに入ってくる物が圧倒的に少なくなったので、こうやって処分していくと物は徐々に減るということだ。
計画的断捨離。その件はまた後日。

そんな午後は読書は一段落して、Amazonprimeで映画を観る。
コロナ禍で私はほとんど映画館へ行かなくなったので、ここ2~3年観てない映画で興味のある作品がAmazonprime会員特典で無料で目白押し。コロナ禍が収まっても基本娘と観るヨーロッパ映画以外は私は映画館へは行かない。歌舞伎鑑賞にお金をかけるためにここは家で十分満足。
会員家族扱いなので基本全て無料。
ちなみに旦那にこれ観た?と、聞くと映画館で観たと返事が返ってくる。観たんかい!

「あなたのお好きな映画」と上がってくる中から選ぶとだいたい外れはない。
今回観たのは「モーリタニアン」

主演の弁護士役をジョディ・フォスター、反対派の軍の中佐にベネディクト・カンパーパッチ。この映画はカンパーパッチが制作に関わり、出演まで果たした。
2001年のグランドゼロテロ事件の無実の犯人容疑者のモハメドゥ・ウルド・スラヒの獄中の手記が出版されて話題になった。
モハメドゥ・ウルド・スラヒは突然逮捕されキューバの監獄に送られる。そこで6年間も裁判もなく壮絶な拷問で自白させられて収監されている。その弁護を担ったのがナンシー・ホランダー。
これが本人の画像。ここからの写真は全てWebよりお借りしました。

演じたジョディ・フォスターがほぼ同じ年齢とあってそっくりな雰囲気。

主役のモハメドゥ・ウルド・スラヒを演じたタハール・ラヒムはとても活躍している旬の国際俳優。
モハメドゥ・ウルド・スラヒ本人はこちら


映画の最後にモデルになった人達の映像が出てくる。モハメドゥさんは各国語で訳された手記を手にすごく明るい。キューバのグアンタナモ収容所で受けた壮絶な拷問は事実でそれでも壁の穴を数えながら正気を保ったモハメドゥさんは本来精神力の強い明るい人だったのだなと思った。

その手記がすごい、出版された物も黒塗りだらけなのだ。

日本にも証拠に黒塗りされた文書が提出されたなと思い出した。

裁判では勝訴したにも関わらずそれからオバマ大統領の政権下で7年も拘束されて、14年間もグアンタナモ収容所に閉じ込められたままだった。

グランドゼロのテロは私には想像もつかない悲惨な事件だったのだろう。
そしてそれを命令した主犯を捕まえるのはアメリカ国民の強い願いだったのだ。
でもそのために事実を捻じ曲げた壮絶な犯人捜しは決して許されるものではないということだ。
そういう事を映画で表現するというアメリカと言う国の複雑さを改めてまた考えさせられた。

メリルストリープ、キャリーマリガン、そしてジョディフォスター。
知的で強いタフな女の人を演じるのを観るのが好きかも。

昨日の晩御飯は豚しゃぶ肉をキャベツの千切りに巻き、出し汁で煮て、油で炒めた蓮根、マッシュルームを加えて。出し汁にはニンニク、生姜も千切りでいれて片栗粉で少しとろみをつけました。サニーレタス、パプリカのサラダ。じゃこピー。


She said  その名を暴け ~今、考えないといけない性被害~

2023-09-01 06:57:29 | 舞台、映画、DVD
図書館で予約してる本は中々回ってこないし、出かけるのは暑い。解いた羽織は結局シミだらけで汚れているのが解ったのでそのまま処分で、時間ができたのでprimevideoで映画を観ることにした。
よくできた物で私のアイコンで入ると「あなたにぴったりの映画」で色々面白そうな新作が並んでいる。
コロナ禍を経て、昨年封切られた映画がぞくぞく。

その中で立て続けに2作観た。
その2作目がキャリー・マリガン、ゾーイ・カザン主演の「She said その名を暴け」である。

写真は以降、Webよりお借りしました。
2時間を超える大作だったけれど凄く面白かった。
以前観た「スポットライト」と同じような新聞記者物実話。#Me Too運動の発端を作ったハーヴェイ・ワインスタイン告発の記事が出るまでのストーリー。

私が観ただけでも何本もの名作のプロデューサーを務めたワインスタインの長年に渡る、多数の性被害を告発するべく被害者に向き合い丹念に取材を続けていった経過を描いた映画だ。
女性2人の記者、ジョディ・カンターとミーガン・トゥーイもパートナーと暮し、それぞれ2人の娘、ミーガンは出産したばかり。

ゾーイがジョディ、キャリーがミーガンを演じた雰囲気そっくり。女性が子供を持ちながら時には悩みながらニューヨークタイムズ紙でガンガン働く姿は清々しい。

余談だが、ゾーイ・サガンはエリア・カザンの孫である。二人は以前共演していて親友だそうだ。


実際に被害にあった女優さんも出演し、若い頃に夢を持って、映画の世界に飛び込んだのに、そこを不本意にも去らなければならなかったり、精神的に多大なるダメージを受けたことについて本当に惨いことだと思った。
ワインスタインの行状は本当に異常とも思える行為で信じられない。


日本のジャニー喜多川氏の性加害についてもBBCが取り上げて以来、大きな進展を見せたような気がする。
その数からしたらこれも異常としか思えない数の被害である。その事が常態化して見逃していた回りにも当然罪があると思う。
どれだけの年少の少年たちの心が傷つき、その後の人生が変わっていったことだろうと考えたらぞっとする。
当事者は亡くなっている。

「その名を暴け」の本を読んでみたいと思ったら旦那が「あるで」
映画以上に興味深い本だそうだ。

昨日の晩御飯は。またも鰯のフライ(すごーくふっくらして美味しかった)、刻みキャベツ、ブロッコリー、トマト。
玉ねぎ、モロヘイヤのお味噌汁でシンプルに。




無垢の時代 カラハリが呼んでいる ~19世紀終わりのニューヨークと20世紀終わりのアフリカ~

2023-08-23 08:02:24 | 舞台、映画、DVD
暑いのでできるだけ日中は家で過ごす。
読書三昧。

「無垢の時代」新聞の書評欄に新訳が取り上げられていたで図書館蔵書を検索。
先訳があった。すぐに借りられたので予約を入れる。
無垢の時代(原題THE AGE OF INNOCENCE)イーディス・ウォートン作。
すでに2回翻訳されて出版されている。書評欄に取り上げられていたのは最新の岩波文庫の新訳である。

「ザリガニ」の著書ディーリア・オーエンズ、マーク・オーエンズのアフリカ、カラハリ砂漠での7年間に及ぶ研究日記ような本
「カラハリが呼んでいる」を借りてすでに読んでいた。
これは文庫で付録を含めて700ページに及ぶ。
若い頃の2人がカラハリ砂漠にライオンやカッショク・ハイエナの生態を観察して研究する。十分な予算もなく孤軍奮闘する様子はすごくスリリングでノンフィクションだけにハラハラどきどきだ。



「カラハリ」を呼んでいる途中から「無垢の時代」を読み始めたのだが、いやはや、これも大著で2段組、270ページ。
一旦1970年代の若いアメリカ人がアフリカに研究に出かけ、ハイエナやライオンの群れと出会い、危機一髪の難を逃れた話の後は1870年代のアメリカ、ニューヨークの上流階級の社交界の様子を垣間見る。
「無垢の時代」荒地出版はすでに予約が入っているので2週間で読み切らなければならない。でもこれがまたすごく大変なのである。
事細かな心理描写、情景描写、室内インテリアや建築、ファッションに至るまで書き記してある。時代も調べてみたら、南北戦争と第一次世界大戦の間、一番アメリカが経済的に世界に向かって成長した興味深い時代だ。
全体のイメージがつかみにくいので映画があったのでずるいやり方だが先にビジュアルで観ることにする。

1993年作、かのマーティン・スコセッシ監督、主演ダニエル・デュ・ルイス、エレンをミシェル・ファイファー、メイをウィノナ・ライダー、メイの母親役をジェラルディン・チャップリン。錚々たるメンバーである。調べてみるとこの年のアカデミー賞助演女優賞にライダーがノミネートされている。ダニエル・デュ・ルイスが「父の祈り」で主演男優賞にノミネートされた年だ。この年は作品賞は「シンドラーのリスト」、「ピアノレッスン」もう候補に上がるという凄い年だ。
ミッシェル・ファイファーも美しいが、原作とほぼ同じ年齢のライダーがなんとも初々しくて素晴らしくまさにメイを体現していた。
彼女はそれから「若草物語」のジョーを演じ一番乗っている時だ。
話がそれたが、全て物語を知って背景が腑に落ちた。
訳者あとがきを読むと作者のイーディスはまさにこのエレンのような人生を送り、最後はフランスに移住し、そこで亡くなっている。

ということで時にはアフリカのカラハリでライオンとの攻防にハラハラし、今年の猛暑を砂漠の猛暑になぞらえてみたり、時にはオペラを桟敷席で観るうっとり感を想像してみたりしてどちらもまだ未読である。

昨日の晩御飯は鰯のフライ、キャベツの千切り。冷奴。オクラ、トマト、クラゲ、大葉の中華サラダ。空芯菜とワカメのお味噌汁。
枝豆は残しました。


日本に憧れ 日本に学ぶ~スティーブ・ジョブズ ものづくりの原点~

2023-07-10 07:01:33 | 舞台、映画、DVD
NHKのスティーブジョブスと日本文化の関係を描いた特集番組を録画していて観た。

写真はHPよりお借りしました。

日本に憧れ 日本に学ぶ ~スティーブ・ジョブス ものづくりの原点~
スティーブジョブスが新版画が好きで集めていたのは知っていたが、その原点が高校時代の友達の家に飾ってあったその友達のお母さんが研究していた川瀬巴水の版画だったとは知らなかった。
スティーブがパソコンという物作りを始めてから日本の文化を参考にしていたと思い込んでいたので驚いた。
でも考えてみれば思考や感性は若いうちに形作られるものだから、ジョブスが出会った川瀬巴水の浮世絵に彼の潜在的な美意識が色と形になって表れたのだろう。

陶芸作品もしかり。日本の焼き物にもかなり惹かれていたそうだ。

この彼自身が注文して作らせたお皿の丸みにこだわったところだ。

このマッキントッシュのコンピューターは画期的だと思う。うっすら記憶にある。

画像はお借りしました。
今のパソコンの薄さからすると隔世の感はあるが、このカラフルな角の丸いカラフルなパソコンはすごく個性的。


現在のアップルストアの素気ないくらいなシンプルさは日本のインテリア、例えば畳の和室、お茶室からインスパイアされた物なのだろう。

ソニーの物づくりに憧れていた若きジョブスは徹底的にそのデザインと作りを研究した。

私は使いこなせなかったがお絵描きソフトのレイヤーは日本の多版多色刷りにヒントを得ていると思う。
浮世絵の色の透明感を再現したかったのだろうと納得がいった。
ジョブスは番組の中で「自分の感じていることや考えていることを画像や色や文章や音楽で個性的にだれでも表現できるよなツールを作りたい。」と言っていた。まさにそうなっている現代。

いずれにしても日本の美意識や文化がこんなすごい形やソフトに活かせれるのは凄い事だと改めて感心した。

昨日の晩御飯は痛みかけていたアボガド(母の事を言えない)と蕪、キュウリの浅漬けのサラダにして。トマト。
銀鮭。玉ねぎ、つるむらさき、厚揚げ、ワカメの具沢山お味噌汁。緊縮、一汁一菜メニュー。







EUフィルムデイズ2023 ムーン、66の問い ~新風館でタコスを食べる~

2023-07-09 07:32:23 | 舞台、映画、DVD
娘から「京都で映画観る」と連絡がある。
旦那は一か月ほど週末の高校時代の友人と山にハイキングに行くのに雨に降られて毎週伸びてややこしいので珍しく不参加。

ランチから合流ということで、私は少し早い目に行きたいところへ行くことに。
ネットで見た「essence 京都」器ギャラリーである。

この建物の2階である。
洗練された作品が並べられて、いい空間でいい作品を観せていただいた。
岡崎円勝寺町、近代美術館の疎水の向かいにある。
隣には阿蘭陀という喫茶店があり窓辺にジョンとヨーコが来店したと写真が貼ってあった。なるほど。

行く途中に

ネットで見た庭園が結構広いという並河靖之七宝記念館、開館していたが時間がなかったのでまた後日。

満足して神宮道の器屋さんを何軒か覗き、東山から地下鉄で烏丸御池まで。
新風館。

 
目指すはタコスが食べられるPiopikoバー&タコスラウンジ。
ホテルの中二階と二階に段差を設けて設置されているおしゃれなレストラン。

 
娘はメキシコ料理タコスが大好き。

最初のスープとサラダ。私は特製マルガリータ。
タコスプレート、トルティーヤチップスも付いている。

最後にアイスコーヒーとトウモロコシの甘いポレンタのようなお菓子。これがコーヒーとよく合って美味しかったのだがお腹にドーンときた。

娘に御馳走してもらい(たまにはいい)京都文化博物館に急ぐ。

入館料だけでフィルムシアターは観ることができる。大人500円。
上映15分前で6割以上席は埋まっていた。
観た映画はギリシャ映画。「ムーン、66の問い」最初の10分は娘も私も寝てしまった。(笑)
難病に侵された父親を介護する娘の話で主演の女優さんが上手いのとほぼアップの画面と間に挟まられる昔のビデオの映像が効いていて終わりごろには引き込まれた。「そうかー、ギリシャの映画ってこんなんなんだ。」と思った。

トイレで私が縫う娘のブラウスの仮縫いを済ませ、さっと展示物を観て(結構人が入っていた)
今はホールとギャラリーになっている昔の日本銀行京都支店の建物

 
そこでバイバイすることに。
帰る道で私が中に入ってみたかったセレクトショップのブティックがセールになっていて娘を電話で呼び寄せて中を観る。
ドリスバンノッテンが飾ってあったお店だ。

以前の写真です。
センスのいい品物が多かったがお高い。でも娘と一緒なので中に入ることができた。満足。

昨日の晩御飯は
主食抜きで娘が送ってくれた冷凍の焼き鳥を解凍して。つるむらさきとワカメのお汁。キュウリの糠漬け。
ポテトサラダ、トマト。写真撮り忘れた。
体重があっという間に1㎏も増えていたのでこれから夕飯は耐水化物を取らないことにする。



私のテレビライフ

2023-06-25 07:41:35 | 舞台、映画、DVD
週二の介護と言っては大したことはないが、ヘルパーライフの疲れを癒してくれる録画したテレビ番組がいくつある。
基本あんまりテレビドラマは観ない派なのだけれど、これは心惹かれて一回目から観ている。

「日曜の夜くらいは」日曜10時からなので起きてられないので当然、録画。

写真は全てWebよりお借りしました。
次の月曜の昼間に観る。
主役の女優さん3人がいい。まるでいそうな感じ。特に主演の清野菜名さんが少し暗い表情を見せるのが最初の頃リアリティがあった。
岸野ゆきのさんは映画とかにも出てて演技派なんですね。わき役も渋く宮本信子、和久井映見が当然上手い。実母、実父が矢田亜希子、尾美としのり。この往年の売れっ子俳優の二人の怖さがギャップで面白い。新感線の橋本じゅんしかり。
最初の方のセリフで「楽しいことがあったら毎日のつらさがきつい。」のセリフがいい。
どこで彼女らの夢が破れるかハラハラしながら観るのも今回が最終回。
お金がないわりにポップで可愛い岸田家のインテリアもいい。

それと名門枠、日曜劇場「ラストマン」

福山雅治に全く興味はないが、大泉洋とのコンビがいい。
一話完結で時間が「今」を感じるものの、ありえない展開がまたテレビらしくていいかも。
時々時間が延長になるのは策略?重複録画ができない日は眠いのを我慢して観るか見逃し配信を観ます。

金曜日に実家から帰ってまずほっこりするのはNHK「ふるカフェ系 ハルさんの休日」

各地の古民家を回ってその建物の由来とか店主の思いとかを織り込んだ半ルポ番組。
過疎化する街おこしだったり取り壊される建物の修復だったり、これだけ色々よく見つけてくるものだと感心する。
少しくさい芝居もご愛敬。
ハルさんの「古民家カフェは第一インプレッションが大事」の場面とすごく美味しそうに食べ物を食べる表情がいい。
それとハルさんのファッション。モデル出身の長身渡部豪太さんが着こなすちょっと個性的なファッションが楽しみ。
というわけで30分でかなり癒される。

昨日の晩御飯は週末時間差で我が家は子供たちが帰ってくるので簡易宿泊所と化するのでメニューが難しかった。
余るであろうと思われる材料で。

刺身のしっぽ(かつおのたたき、鯛、貝柱)キュウリの糠漬け。切干大根、人参、ひじき、豚バラの炊いたん。冷奴。しめじ、モロヘイヤのお味噌汁。



ふたりの女、ひとつの宿命 ~今度はハンガリー映画~

2023-06-12 07:15:27 | 舞台、映画、DVD
連日、映画に行くことになった。
娘がエスニック料理が好きでタコスが食べたいというので前から気になっていたホテルの一階のレストランと言うかカフェと言うか飲み屋というかその店に昼食を食べに行くことになった。
ついでに娘の観る映画を一緒に観ることにする。

久しぶりに工事たけなわの梅北を通ってシネリーブルに行く。
1980年の映画「ふたりの女、ひとつの宿命」原題は相続人。


ハンガリー映画。メーサーロシュマ・マールタ監督。女の監督である。
彼女の監督作品を上映する特集だったみたい。

すごくチャーミングな笑顔。今も御健在、91歳。

左側の主演のイザベル・ユペールが美しい。今でもきれいらしいがこの時は若く特にスモークのかかった映像が映える。

この監督の作品に出ているもう一人の主役モノリ・リリ。右側。

ストーリーは1936年代のハンガリー。裕福なシルビア(モノリ・リリ)が不妊症で友人のイレーン(イザベル・ユベール)に代理母を持ちかける。そして、、、関係が色々変化していく。時はまさに第二次世界大戦に突入。
あの時代の富裕層生活も描いていて中々ファッショナブルな映画でもある。
二人がふざけておさげにするところは可愛い。


この監督は一貫して女性の立場を映画いてきた監督だそうだ。
なかなか興味深い映画だった。
娘がイザベル・ユベールのファンだそうだ。フランス女優さんでこの映画のセリフは吹き替えだそうだ。

旦那と合流して堂島マリオットホテルへ。
一日前も通った道だ。
フィッシュタコスのランチを食べる
最初のサラダとスープ。お約束のメキシコビール。

 
カジキマグロと何かの白身魚のフィッシュタコス。あっさりして美味しかった。
ちょうどいい量だった。

店内は広々として結構年配女性の二人連れや一人の男性客もみられた。
内装はポップ

 
 
隣のバーもおしゃれ。DJコーナーもあった。

 

梅田まで戻って娘は天王寺でその日に閉店する本屋へ行って再度戻ってゴダールの映画を観るらしい。

昨日の夕食

豚バラ、キャベツ、ピーマンの炒め物。ひじき、人参、しいたけ、ゴボウの煮物。玉吸い。スイカの皮の糠漬け。

夕食後、録画したブラタモリを観たらちょうど梅田特集でまさに今日歩いて道が主なロケ地だった。
工事していた地下が粘土質であるとか、新しい大阪駅なんか映像で初めてみた。そうなんや!って感じだった。






ノスタルジア ~娘とのイタリア映画祭~

2023-06-11 08:39:47 | 舞台、映画、DVD
毎年6月に行われるイタリア映画祭。
今年も娘が帰ってきて一緒に観に行った。
久しぶりの映画館での鑑賞。

去年はチケットを預かっていたのに当日忘れてすったもんだした。
去年の記事はこちら

イタリア映画祭2022 笑いの王 ~3年振りの映画館~ - 遊びをせんとや

昨日の土曜日は本当に久しぶりに映画館へ出かけた。娘が「大阪のイタリア映画祭観に行く?」というので「行く行く!」。チケットを取ってくれて、法事の時に渡してくれた。...

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今年は私が発券して旦那が持参。
ネットでチケットを購入したが、マイ履歴に入れなくて、番号が解らなくて大変だったが、消したメールが蘇り、何とか番号が解って発券できた。この携帯サイトは解り辛いと他の観客の人も言っていた。

観たのは「ノスタルジア」
題名の通り、自分の生まれ故郷ナポリに40年振りに帰ってきた男の話だ。

去年観て面白かった「笑いの王」と同じ監督。
40年振りに合う自分の母親はみじめな生活を強いられていて、お風呂に入れたり、下着やベッドカバーを取り換えたりする。
狭い部屋に閉じ込められているので明るい部屋に移して穏やかな生活をおくらせるがほどなく母親は亡くなる。
イタリアでも介護問題は深刻なんだろうなと思った。

ナポリの街の風景がいい。
すさんだ中にも喧噪を感じ、私がナポリを訪れたのは30年以上前だが、ちょうど主人公がこの街を去る頃だ。
その時代の風景も映像で流される。

街の若者たちの支えになっている神父と共に色々な家庭を回るところが印象に残った。
見ごたえのある映画だった。

上映が午後からだったので、先にダイビルのノガラッツァでランチ。
まずはスプマンテで乾杯

アミューズ

冷静トマトスープ美味しかった。
前菜

カツオのたたき
今年初めての冷静カッペリーニ、甘エビや桜エビがふんだんに入っていた。

私の2杯目のオレンジワイン

個性的な味だった。

私たちのメインのブイヤベース、スズキ、蛤、あさり。

旦那のメインの豚

豚も美味しそうだった。
デザートは生クリームとクリームチーズを混ぜた物とスイカのシャーベット。これが美味しかった。

カプチーノ

 
私はノビタ君。旦那はジャイアン(ピッタリ)娘はドラえもんだった。

帰宅後、手巻き寿司

珍しくヒラマサがスーパーで特売だった。
娘が帰りに値引きになったいくらを買ってきた。

余った肉も焼いて。
満腹。




Club Seven anniversary20 ~すごく元気をもらった!~

2023-03-13 06:53:14 | 舞台、映画、DVD
3月はお楽しみ月、第二段。
シアタードラマシティの「Club Seven」の公演。
今回は20周年記念anniversary公演。
2003年から20年続くショーエンターテイメント。

写真はHPよりお借りしました。

主催の玉野和紀さんも64歳。私より一つ年上。すごーい。エネルギッシュ。すごい才能と子供のような心。
いつもクラブセブンの公演を観ると前向きになれる。気持ちが明るくなる。励まされる。
これぞエンターティメントの極意。

今回はたくさんの観客の方がオリジナルペンライトをお持ちになっていた。

写真HPよりお借りしました。

私が観たのは大阪公演のトリで、西村さんも当然の事、中河内さん、吉野さん、東山さんの私の好きな人ばかりで久しぶりの上口さんのメンバー。女性は香寿たつきさん、実咲凛音さん。
いつもにましてバカバカしく笑えました。でもいつも時代を捉えた場面が出てくるのがこの公演の特徴。玉野さんのセンスが光る。
第一部の最後の歌がすごく沁みました。

五十音メドレーも圧巻で、踊って歌ってパワー爆裂でした。
最後の挨拶で玉野さんが4年前にご病気なさって治療しながらの連続公演だったそうだ。

思えばコロナ禍で一昨年は取ってもらったチケットをキャンセル。
今年は満席の観客。ようやく日常が戻ってきた実感がする。



ちょうどいい気候だったのでこの日もお着物で出かけました。
帯の結び方が少しわかってきました。