遊びをせんとや

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聖地 Trip in Hiroshima ~福山編

2013-08-13 06:17:18 | 旅行
今年の夏は以前から行きたかった広島

今年の広島はJR西日本の起死回生というか気合いが入っているというかやたら
目につくポスター。大河の「清盛」がこけたもんだからそれを宣伝媒体に使えない
分、かえって中味で勝負って感じ。


旅行の計画を綿密に立てる時間がなかったので、、、。
少したいへんだった。だいたい根が貧乏性で行くのなら
あそこもここも観たいとなると当然時間に追われるような旅になる。

しかも猛暑!

日中が暑すぎる。

早朝からスケジュール過密のまるで「旅行部」のクラブ合宿のよう

一日目

新幹線で福山まで。さすがお盆、7月のはじめにはすでにネットでは
指定席が取れず、新大阪発のさくら545号に絞って自由席を狙う。
狙い通り無事座れる。

福山駅でまず、時間をとりすぎた。

福山城見学。お城オタクの息子のお供で、入城したのはいいものの
この小さな天守、当然冷房がない!暑い!団扇を渡されるがそんなもんあーた。
あとでまた広島県立歴史博物館なるもので現代風の展示物もたっぷり観れるのに、、、。

 

お城をぐるっと回ってふくやま美術館に併設されている冷房ががんがん効いた
喫茶室で一休み。
お庭の噴水もお城の雄姿とともにとてもきれいに映える。
                      
                          

県立ふくやま美術館、ここも侮れない。
「浮世絵 歌麿展」が催されていた。




歌麿のみならず、北斎の「赤富士」や「神奈川沖浪裏」に出会うとは。

写楽の大首絵も何点か観られた。

今年はどうやら「浮世絵」に縁があるようだ。

東京の三菱一号館でも「歌川広重」の背景に「歌川豊国」が人物を配置して
すられた団扇の絵柄も感心した。

今回も「写楽の大首絵はすごく特異な存在だし、たった10か月で浮世絵界から
姿を消したけれど、やっぱりすごくひきつけれる浮世絵だ。」とも思った。

そこかしこで小学生がなにやらワークシートなどを持って作品を鑑賞している。
ふざけて友達とワイワイと鑑賞するのではなく、
真剣に浮世絵と対峙している。

そのワークシートがほしくてつい入口の係り員の人に申し出る。

すぐに一枚手渡してくれた。
どの作品が好きか?などの質問やクイズがかなりの量載っている。
夏休みの宿題とはいえ、こんな風に本物にじっくり対峙できるなんて
素敵なことやなーといたく感心する。

ふくやま美術館は庭に赤い鉄の大きなモニュメントが緑と映え、
隣の県立歴史博物館と対でなんともいい感じだ。

    

すぐ隣の県立歴史博物館へ

       

お城に入城したら次の施設は2割引き。またその次は2割引きとなる。

ここでは中世に洪水で消滅した草戸千軒の集落を再現したコーナー



大河の「清盛」のセットはここを参考にしたそうだ。

お椀を作っている家あり、魚屋あり、下駄屋あり、その時代に必死になって生きた
人間の生活がひしひしと伝わってくるような気がする。

                

というようにこんな展示物を克明に観ていると時間がどんどん過ぎていくのです。