遊びをせんとや

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六〇代は、きものに誘われて 三砂ちずる

2024-09-12 07:27:34 | ブックリスト
三砂ちずるさんは以前からたつるん(内田樹)と共著や「自分と他人の許し方、あるいは愛し方」を読んで知っていたし、好きだった。
以前の記事はこちら

自分と他人の許し方、あるいは愛し方 ~令和還暦の名言~ - 遊びをせんとや

三砂ちづるさんの「自分と他人の許し方、あるいは愛し方」を読む。たつるんのブログに宣伝が出てた。ミシマ社の本一気読み。始めてこの方の本を読んだんだけど私と同じ年の...

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2020年の記事だった。そうか、4年も前か。

この時、疫学者である三砂さんは日常で必ず着物を着てはると言うのを知った。
そして、この本が出た。

是非、読みたい。図書館ですぐに予約を入れたので確保待ち3位だったが、私の手元に来るまで1ヵ月半かかった。

三砂ちずるさんは私と全く同じ歳。
なぜ、着物に魅せられたかを語っている着物愛本である。
さすがに、身体の感覚の専門家であるから、いかに日本の気候に着物が合っているかを熱く語っている。
結婚の時に着物を沢山作ってもらう環境ではなく、譲ってもらったり、そしてやっぱりオークションやネットでリサイクルの着物を安く手に入れてはる。着物を着る機会が多ければ多いほど、自然と着物が手元に集まってくるのも同じ。
さすがに、えり萬の半襟、道明の帯締めなどは値の張る物を愛用してはる。
でも仕立て直しも数えるほどで、生地から仕立てたのも少ないとのこと。やっぱり、膝を打った。
ネットで数あるうちから裄を基本に安く手に入れるというのが全く私と同じだ。
身幅や身丈はなんとでもなるというのが着物だ。昔から他の人に受け渡されるのを基本として作られ物だからだ。

それと、やはり夏着物に対する素晴らしさを語っていらっしゃった。
そうやんなー。わかるー。
紗合わせ(無双)の着物を6月5月(でした)に着てお嫁さんと銀座で食事したと言う話がすごく良かった。
紗合わせ(絽などの着物に絵を描いた物に紗を重ねてある袷)は7月6月(でした)に入るほんの手前、9月初めの夏の名残にほんの一時期着る着物だ。まだ私は手を出してない。でもだいたい、紗合わせはネットで見ると暗い色味が多いので私には似合わない。明るい紗合わせが見つかる待とう。来年ね。来年。

着付けに関して、伊達じめもしない、腰ひも一本で着る。とあったので、肌襦袢の紐をやめてみた。さすがに、長襦袢の伊達じめ、コーリンベルトをしないのは私にはハードルが高かったのでそれでも紐一本失くすとかなり楽になった。

三砂さんは40代から着物オンリーになられたベテランであるから教えられることが多い。
沖縄の布と着物に魅せられて、ついに沖縄に住まれるようだ。

昨日のお昼ご飯は

辻仁成レシピ、簡単カルボナーラ。前の晩に卵白を二個使ったので残った卵黄に生クリーム少し、スライスチーズ1枚を入れて、ベーコン、ニンニクを炒めて入れて、湯煎にして、最後にあんまり多くないパスタを投入。美味しかった。

晩御飯はアジの干物、大根おろし。キャベツの浅漬け。ゴボウ、人参、蓮根、糸コン、薄揚げの煮物。ブロッコリ、モズク、シラスの酢の物。シイタケ、ニラのお味噌汁。旅館の朝ご飯シリーズ。