親との付き合い方 ～もう来んでもいい～

大雨の日に母の血圧手帳をホームドクターの所に持っていかなればならないので出かけた。
駅に行くまでにずぶぬれ。
介護認定の意見書もまだ出ていないということだったのでそのことも気になる。
血圧に関しては薬をきちんと飲むようになったからと焼酎を止めたから安定した数値になっていると思ったが先生は「きっとこの上がった時は何かしんどいことがあったんでしょう。今出している薬は本当に軽いので飲み忘れてもそんなに影響はない。」とのこと。
意見書に関しては「もう出したで。」ということで「昼間一人の時間が多くデイサービスに通い社会的に交流することが必要だ。日常生活全般に関してんも徐々に自力でできることが難しくなっている。」と書いてくださった。尿検査も何も異常はなかった。

それを聞いてとてもほっとした。
すごく状態をわかってくださっている。
「焼酎２０日間で２升の件」は「年が年やからな。ある程度しょうがないな。」ということで次回血液検査をするのはいつでもということだった。

またずぶぬれになりながら実家へ。着くといない。
また大雨の中、スーパーに買い物に行っている。
迎えに行くとスーパーから出てきた。

実家に帰り、「買い物は私がするから。って言うたやん。」と言うと「そうやったかなー。」とまたとぼける。
しいたけが２パック残っているのに、またシメジを大量に買ってきている。さすがに焼酎のパックはなかった。
冷蔵庫の野菜室にはでかいブロッコリーが残っている。
出汁巻きとさつま揚げとトマト、冷凍してあった小松菜の胡麻和え、シイタケのお味噌汁とおにぎりでお昼ご飯。
「なんか出汁が薄いな。」と言う。冷凍してあったお出汁を少し水で薄めたのは解るようだ。

この雨の中、買い物に行くのは危険だと諭すが、「私もずっと家事をやって来たんだから、お店の物を見て買いたい物を買いたい。
あんたも自分の家の事があるやろ。忙しいやろ。」と言うので「全然、暇。掃除と洗濯は旦那がするし、ご飯のことだけしてたらいいから本当に暇。」と言うと「なんかすることないの？」と母。「エプロン三枚とアームカバーをミシンで縫ったり、一月に三回くらいランチ会したりしてるけれど暇。」というと「ボランティアでもしなさい。もう来んでもいいわ。」と言われた。
「今日の晩御飯もするから、おいといて。」と言うので三週間前のサツマイモを砂糖煮にし、ブロッコリーを半分茹で、トマトを切り、痛んだシイタケを佃煮にしただけにしておいた。
雨の酷くなりそうなので早い目に帰ることにする。
涼しい内に父の作業場の片付けをしようと思ったがなかなか机の上は手が付けられない。もう２年以上机の上はそのまま。

なんだかポンポン言い返す母は焼酎を飲まないようになって（ビールくらいは飲んでいるけれど）少し元気になったようだ。
父が亡くなって実家の肝心な事は全部私がやってきたきれど、あんまり弟や母には感謝されない。
そのことで私も不思議と腹は立たない。

思えば母もそうひどくボケているわけではないし、食料品の買い物と料理くらいは自分でできることはしたいだろうなとしみじみ思った。「こんどは一緒に買い物に行くからね。」と言い置いて帰った。

スーパーで買った大輪の芍薬


昨日の晩御飯は残り物で

ジャガイモ、人参、玉ねぎ、マッシュルーム、ベーコンのポトフスープ。グリーンリーフ、パプリカ、トマトのサラダ。
解凍したサーモンパテ。チーズオムレツに解凍した豚カツ一切れ、解凍したカレールーを掛けて。
結構満腹でした。