新書2冊。
1冊目はすでにすごく売れている。堤 未果「ルポ 貧困大国アメリカⅡ」
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Ⅰの方から読もうかなと思ったがいいかと思って読み始めた。
うーん、そうなのか!無知な私にもアメリカの無残な状況がわかる。
その救世主としてのオバマ大統領の登場なのか、、、。
でも国民保険がないってどうよ!そんな怖いこと想像できない。
今日本では即座に調子が悪ければ病院に行き、即座に処方箋をもらい
即座に薬局で薬をもらう。その料金もそんなに躊躇せずとも出せる金額で。
余談になるが、この冬にピロリ菌の検査を受けた。すでに我が胃の壁は薄くなって
いて胃カメラを飲めという支持は2年ほど前に受けていた。ついでにピロリ菌の検査も
受けた。やっぱりいた。それを退治するために抗生物質を服用しなければならない
のだけれどこれが胃潰瘍か十二指腸潰瘍を患っていなければ保険が利かない。
世間では5万円くらいかかるとおどかされていたが、のちのち胃癌の原因になる菌を
おめおめ壁の薄くなった三分の二慢性胃炎の胃に飼っておくことは賢明ではない。
1週間の服用でまず80%は退治できるらしい。
これが検査費込みで1万7千円。看護師さんらは「本当に高くてごめんなさいね。」
と申し訳なさそうに言っていた。保険が利けば5千円ほど。
で死んでなかったんだ抗生物質では。ピロリが。それでもって又違う抗生物質を
一週間飲んだ。ちなみに2回目の薬は禁酒!不安だったがなんともなく1週間お酒を
抜くことができたため、酒量がぐっと落ちた。これって副産物。
今度死んでなかったらどうしょう。ピロリ。これも検査費込みで1万7千円。
果たしてこの金額でどれくらい退治しようと思っている人がいるだろうか?
疑問。
もっと慢性的な病気でじわじわと確実に死に近づいているような人は
どうなんだろう?アメリカでは保険が利かないからお金を借りるか
治療をやめるかどちらかになるのだろう。
お定まりの金持ちの所にお金が集まるようなアメリカ。
それは近い将来の日本の姿でもあるのだ。
この本の中では学資ローンについても怖い内容が書いてあった。
すべて貧乏人(本来中産階級。大きな冷蔵庫。カラーテレビにクーラーに車を持つような)
の資産を大企業に集めようという魂胆なんだそうだ。父親のような生活はもう息子は
おくれない中産階級の悲劇と言ったような話だった。
そのことをもっと日本の身近に述べている本がもう一冊
祥伝社新書「老後は本当にいくら必要か」津田倫男著
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この本の中で一番印象に残ったのは 大手の銀行、証券会社、生命保険会社の
言うことは信用するなということだった。以前から、なんで株を買うのにわざわざ
証券会社の人に頼むのだろうかと思っていた。お客に儲けさすよりは自分で
儲けた方が早いやんと思ってた。やっぱり私のような素人がうすぼんやりと考えて
いたように証券マンはお金持ちのお客のはほどほどに、小金持ちのお客には
トータル損をするように情報を流し、手数料で儲けをむさぼっていたんだ。
昔から保険ってきらいだった。学資保険にしても支払った分だけ戻ってくる
のって自分の子供が生まれた時は皆無だった。(昔はそうでもなかったようだけど)
当然ミクロの世界のような利子の普通預金や郵貯の定額預金にこつこつと預けていた。
それが一番安全なんだ。と言うことがはっきり書いてあった。
一番怖かったのは大手企業はこぞってベンチャーの中小企業をしらみつぶしに潰しに
かかるという内容。こわい!これでは日本にノーブレス・オブリージュの思想が生まれる
はずがない。
ここでノーブレス・オブリージュの定義を(私もうすぼんやりとしか知らないので)
•身分の高い者はそれに応じて果たさねばならぬ社会的責任と義務があるという、欧米社会における基本的な道徳観。
•ヨーロッパ社会で、貴族など高い身分の者にはそれに相応した重い責任・義務があるとする。
•もとはフランスのことわざで「貴族たるもの、身分にふさわしい振る舞いをしなければならぬ」の意味。
•「ノブレス・オブリージュ」はフランス語「 Noblesse(貴族)」と「Obliger(義務を負わせる)」を合成した言葉。
独学ノート http://note.masm.jp/ より引用
結局は一部の企業や昔からの財閥があまり努力もせずにその富を肥やして
いるのがこの国の現状ということになる。そうやって今までの政治も加担していたんだ。
こんな事を考えていたらやっぱり日本って江戸時代からの「士、農、工、商」って
変わってないんだなと思ってしまう。士っていうのは大財閥と政治家で工が農業も含む
物作りに励む人で商がIT業界長者で農が結局いまの一般市民に置き換えてみたら
農の部分は一番人口が多いにもかかわらず実は身分が一番下で搾取されるべき階級の
ような気がする。上から二番目だよという文言にかどわかされないように賢くならなければ。
でもこの本の中にはその大手金融業会の儲け話の手にのらずに自分の財産を守り
健康的に堅実に暮らして楽観的に日々を楽しむようにということが
繰り返し述べられていた。
要するに未来に悲観せずに毎日の暮らしの中に楽しみを見つけ日々を送ろうと言うことだ。
だって老後は5000万円の蓄え。なんて本当にみんなそんな老後に向かって貯金して
いるんだろうかと思ってたもの。しかも受験や塾や教育にお金を費やしながら、、、。
というわけでやっぱり素人の私がうすぼんやりと感じていた事をすぱっとこういう
からくりになっているから気をつけるように「あなたの実感はほぼ正しい!」と
背中を押してくれる本だった。
1冊目はすでにすごく売れている。堤 未果「ルポ 貧困大国アメリカⅡ」
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Ⅰの方から読もうかなと思ったがいいかと思って読み始めた。
うーん、そうなのか!無知な私にもアメリカの無残な状況がわかる。
その救世主としてのオバマ大統領の登場なのか、、、。
でも国民保険がないってどうよ!そんな怖いこと想像できない。
今日本では即座に調子が悪ければ病院に行き、即座に処方箋をもらい
即座に薬局で薬をもらう。その料金もそんなに躊躇せずとも出せる金額で。
余談になるが、この冬にピロリ菌の検査を受けた。すでに我が胃の壁は薄くなって
いて胃カメラを飲めという支持は2年ほど前に受けていた。ついでにピロリ菌の検査も
受けた。やっぱりいた。それを退治するために抗生物質を服用しなければならない
のだけれどこれが胃潰瘍か十二指腸潰瘍を患っていなければ保険が利かない。
世間では5万円くらいかかるとおどかされていたが、のちのち胃癌の原因になる菌を
おめおめ壁の薄くなった三分の二慢性胃炎の胃に飼っておくことは賢明ではない。
1週間の服用でまず80%は退治できるらしい。
これが検査費込みで1万7千円。看護師さんらは「本当に高くてごめんなさいね。」
と申し訳なさそうに言っていた。保険が利けば5千円ほど。
で死んでなかったんだ抗生物質では。ピロリが。それでもって又違う抗生物質を
一週間飲んだ。ちなみに2回目の薬は禁酒!不安だったがなんともなく1週間お酒を
抜くことができたため、酒量がぐっと落ちた。これって副産物。
今度死んでなかったらどうしょう。ピロリ。これも検査費込みで1万7千円。
果たしてこの金額でどれくらい退治しようと思っている人がいるだろうか?
疑問。
もっと慢性的な病気でじわじわと確実に死に近づいているような人は
どうなんだろう?アメリカでは保険が利かないからお金を借りるか
治療をやめるかどちらかになるのだろう。
お定まりの金持ちの所にお金が集まるようなアメリカ。
それは近い将来の日本の姿でもあるのだ。
この本の中では学資ローンについても怖い内容が書いてあった。
すべて貧乏人(本来中産階級。大きな冷蔵庫。カラーテレビにクーラーに車を持つような)
の資産を大企業に集めようという魂胆なんだそうだ。父親のような生活はもう息子は
おくれない中産階級の悲劇と言ったような話だった。
そのことをもっと日本の身近に述べている本がもう一冊
祥伝社新書「老後は本当にいくら必要か」津田倫男著
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この本の中で一番印象に残ったのは 大手の銀行、証券会社、生命保険会社の
言うことは信用するなということだった。以前から、なんで株を買うのにわざわざ
証券会社の人に頼むのだろうかと思っていた。お客に儲けさすよりは自分で
儲けた方が早いやんと思ってた。やっぱり私のような素人がうすぼんやりと考えて
いたように証券マンはお金持ちのお客のはほどほどに、小金持ちのお客には
トータル損をするように情報を流し、手数料で儲けをむさぼっていたんだ。
昔から保険ってきらいだった。学資保険にしても支払った分だけ戻ってくる
のって自分の子供が生まれた時は皆無だった。(昔はそうでもなかったようだけど)
当然ミクロの世界のような利子の普通預金や郵貯の定額預金にこつこつと預けていた。
それが一番安全なんだ。と言うことがはっきり書いてあった。
一番怖かったのは大手企業はこぞってベンチャーの中小企業をしらみつぶしに潰しに
かかるという内容。こわい!これでは日本にノーブレス・オブリージュの思想が生まれる
はずがない。
ここでノーブレス・オブリージュの定義を(私もうすぼんやりとしか知らないので)
•身分の高い者はそれに応じて果たさねばならぬ社会的責任と義務があるという、欧米社会における基本的な道徳観。
•ヨーロッパ社会で、貴族など高い身分の者にはそれに相応した重い責任・義務があるとする。
•もとはフランスのことわざで「貴族たるもの、身分にふさわしい振る舞いをしなければならぬ」の意味。
•「ノブレス・オブリージュ」はフランス語「 Noblesse(貴族)」と「Obliger(義務を負わせる)」を合成した言葉。
独学ノート http://note.masm.jp/ より引用
結局は一部の企業や昔からの財閥があまり努力もせずにその富を肥やして
いるのがこの国の現状ということになる。そうやって今までの政治も加担していたんだ。
こんな事を考えていたらやっぱり日本って江戸時代からの「士、農、工、商」って
変わってないんだなと思ってしまう。士っていうのは大財閥と政治家で工が農業も含む
物作りに励む人で商がIT業界長者で農が結局いまの一般市民に置き換えてみたら
農の部分は一番人口が多いにもかかわらず実は身分が一番下で搾取されるべき階級の
ような気がする。上から二番目だよという文言にかどわかされないように賢くならなければ。
でもこの本の中にはその大手金融業会の儲け話の手にのらずに自分の財産を守り
健康的に堅実に暮らして楽観的に日々を楽しむようにということが
繰り返し述べられていた。
要するに未来に悲観せずに毎日の暮らしの中に楽しみを見つけ日々を送ろうと言うことだ。
だって老後は5000万円の蓄え。なんて本当にみんなそんな老後に向かって貯金して
いるんだろうかと思ってたもの。しかも受験や塾や教育にお金を費やしながら、、、。
というわけでやっぱり素人の私がうすぼんやりと感じていた事をすぱっとこういう
からくりになっているから気をつけるように「あなたの実感はほぼ正しい!」と
背中を押してくれる本だった。