遊びをせんとや

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顔見世雑感② ~第三部~

2022-12-26 06:33:12 | 歌舞伎
さて顔見世第一部に続き観たのは夜の第三部である。



夜の6時開演なので駅前スーパーでお寿司を買い、日本酒を家から持っていって、京阪特急プレミアムカーの中で早い夕食としゃれこんだ。(もちろん、母の入院以前の話)

5時台のプレミアムカーをと予約しようとしたらホームの予約機の表示がどんどん△になっている。
慌てた。一台遅いプレミアムカーの座席をゲット。残念ながら一人席は取れなかったので二人席の通路側。

乗り込むと満員。なんだ!これは?って感じ。

座席の間隔が広いので座って40分の夕食時間が確保される。
おもむろにお寿司を広げもくもくと食べる私。


そして合間に日本酒を飲む。回りが迷惑。でもしたい。

幸い、京都の夜もそんなに寒くなくてかさばるコートは地下のコインロッカーに預け、身軽に座席へ。

最初の幕は舞踊「年増」

お写真はHPよりお借りました。
私、中村時蔵さん好きなのです。
なんでもこなせるオールマイティ―立女形。
中堅だと思っていたら、なんと私より3歳年上。歌舞伎の世界ではベテラン。
そう言えば梅枝さんの時から観てたなー、私。今もこういう舞踊でゆるぎない美しさを表現できる役者さんだが、30代前後華の時分
も凄かった。世話物、悪婆、毒婦何でもできる。

ゆったりした春の雰囲気の舞踊の後は
一転して「女殺し油地獄」片岡愛之助、孝太郎である。

どうしようもないいいかげんなボンボンを嫌味なく愛之助が演じる。
少しおせっかい気味のお吉の孝太郎。よいコンビである。
嵐橘三郎さん演じる義理の父と中村梅花さん演じる実母の関係が切ない。千之助演じる妹おかちが可憐。
なんだかこういう場面になるとほろりとくる。

最後の陰惨な場面を迫力満点で演じていた。

写真は全てHPよりお借りしました。ありがとうございました。

終演は午後8時30分。
師走の四条大橋は人出でにぎわっていた。




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