阪神優勝までの３８年

行楽シーズンたけなわ、コロナ禍が一応収まってからの初の秋。
天気は上々。この３日間は旅に出ていた。

連休前日には阪神は王手。旅行初日は試合はなく、旅先でのテレビで第６戦は観戦。
天気とは裏腹にどんよりする。
そして駅弁を買って帰ってきてテレビをつけるといきなりノイジーのスリーランが飛び出した。

青柳の気迫もすごい。零点で押さえている。
次の回も阪神打線らしい内野安打や連打で追加点。
私の推しの島本も出たし、勝ち投手になった伊藤、桐敷の豪華リレー。
そして最後は岩崎クローザー。

いくらチキンハートの私でも今回は途中にお風呂に入ったけれど、どっちにしても最後の試合だからちゃんと観ていようと思った。

岡田監督が宙に舞う。

プロ野球、最年長監督。
去年は飲み屋が開くまでパチンコ店にいても誰も岡田監督だと気が付かなかったそうだ。

１９８５年の優勝の時、私は教え子の家で生徒達と優勝パーティーをした。
近くのケーキ屋さんに「阪神優勝記念ケーキ」を特注してシマシマのケーキにロウソクを立て、生徒達と優勝を祝った。
その時、岡田選手も私も２７歳。

それから幾星霜、阪神も低迷した時期も長く、６月にはシーズン終わったわという年もあった。
私は仕事も忙しく、それから結婚、子育てと慌ただしく過ごし、いつしか歌舞伎も野球中継をゆっくり観る事もなく駆け抜けた。
人生では色々あったが、それも少し落ち着き、今年は退職と共にプロ野球観戦に戻ってきた。
そして優勝。
私たちと岡田監督は同い年。
なんだか感慨深いものがある。
いずれにしても優勝おめでとう。
弱い時も強い時もいつも阪神を応援しています。