初心者の老人です

75才になって初めてVISTAを始めました。

音楽番組の台本

2009年04月02日 20時44分25秒 | Weblog
  音楽番組で使用する台本について…。

、音楽番組には、若いアイドルが登場する軽いものもあれば、クラシックの殿堂からのクラシックの名曲を録画中継する重いものまであります。

 アイドル番組は、まずアイドルのレコードを聞いて、歌の感じをつかみます。歌詞のほかに番組進行の状態を記した台本が用意されます。その歌詞に適当にカット線を入れて、間奏8小節はどうするかとか、アイドルの振り付けのリハーサルを見て、カット割りを変更して、打ち合わせを重ねて本番に臨みます。

 問題はクラシックです。演奏会の録画が決まりますと、まず、録画する予定の曲目のテープを作ります。ウォークマンで、暇さえあれば、繰り返し繰り返し曲目全体が頭に入るまで聞きます…。

 オーケストラのスコアをテープを聞きながら見ますが、スコアを台本挟みにつけることはできません。第一楽譜が読めません。

 オーケストラの台本は、特殊な記述で横書きです。

 ① FS(楽団全体)     8
 ② 第一バイオリン  18
 ③ オーボエ       8
 ④ クラリネットGS    16

 カット番号、楽器名、小節数が記されていますが、これが曲が終わるまで、延々と続きます。

 録画中にこの台本のカット番号を見失いますと大変なことになります…。
録画本番では、中継車に音大の学生アルバイトを頼みます。いま、演奏しているところのカット番号を声を出して読み上げてもらいます。ピアノの演奏会で、奏者の横に座って楽譜をめくってくれる女性に似ています。

 演奏会の録画は入場料を払った一般のお客さんと一緒です。スタッフは目立たないように静かに行動します。 舞台に上がるカメラマン、客席で撮るカメラマンや、ADさんは、背広を着用します。

 クラシックの番組で、指揮者の正面少し下からのアングルが欲しいということになりました。指揮者台とヴィオラの間にローアングルのカメラを設置しました。幕が開いて楽団員がぞろぞろ舞台に出てくるとき、そのカメラマンも一緒に出てきて、カメラにたどり着きました。客席から見て、誰も気が付きませんでした…。