初心者の老人です

75才になって初めてVISTAを始めました。

松竹新喜劇 中

2009年04月27日 17時47分40秒 | Weblog
 舞台の袖にADさんが懐中電灯で台本を照らしながら舞台の進行を見守っています。
 ときどき、セリフを抜かして芝居が飛ぶことがあります。

 舞台では、皆仲間ですから、うまい具合につじつまを合わせてゆきます。こちらは台本指定のショットサイズが狂うので困ります…。

 ADさんが

「××頁飛びました…」

「△△頁何行目のセリフに芝居は戻りました…」

とインターカムで知らせてきます。

 VTR取材が早く済んでも、中座の芝居がすべて終わって、観客がいなくなってからでないと中継車を動かすことができません。午後十時過ぎに、スタッフの先導で道頓堀から御堂筋に中継車を出します。

 松竹新喜劇は、道頓堀・中座が本拠地ですが、名古屋の御園座、東京の新橋演舞場でも興行しました。

 名古屋・御園座の興業のときは、大阪から中継車を名神高速道路で運びます。
 中継車に、ドライバーのほか、中継技術から一人,側乗といって、二人で名古屋に向かいます。そのほかの、中継スタッフは、新幹線か近鉄特急で向かいます。新幹線は大阪から速いのですが、時間は充分あります。

 どちらも名古屋駅に到着しますから 新幹線の倍時間がかかる近鉄特急の安い運賃で行きます。

 東京の新橋演舞場も、大阪から名神高速道路と東名を使って中継車を側乗者と二人で行きます。スタッフは新幹線しかありません。東京のどこかの局のスタッフでVTR録画を頼んでもよさそうなのに…。

 名古屋の御園座も、東京の新橋演舞場でも、客の入りは上々で、大阪以外でも、松竹新喜劇は根強いファンが居るのです。