初心者の老人です

75才になって初めてVISTAを始めました。

ペンタゴナルダハプリズム

2009年04月10日 17時25分08秒 | Weblog
  図書館の雑誌ラックには、珍しい雑誌が並んでいます。ハイフィデリティオーデオと副題のついた懐かしい「ラジオ技術」がありました。真空管アンプの記事が並んでいます。真空管アンプの配線図を見ますと電源回路に整流の5Z3など真空管はなく、ダイオードのブリッジで整流しています。平滑回路の入口のコンデンサーの容量がなんと100μF(マイクロファラッド)になっています。3端子レギュレーターも入っています。部品は進歩しています。

 このアンプはきっといい音で鳴るのでしょう…。

この雑誌が続いているのは、世の中に真空管を趣味にしている人がまだ大勢いるということになります…。

 月刊のカメラ雑誌は「サンケイカメラ」、「カメラ毎日」、「光画月刊」、「写真サロン」、「写真工業」、「アルス…」、など昔は花盛りでしたが、今は、「日本カメラ」、「アサヒカメラ」の2誌になってしまいました。

「アサヒカメラ」にパナソニック、ルミックスDMC G1の記事がありました。

 一眼レフスタイルですがミラーを外し、ペンタゴナルダハプリズムもありません。CCDの画像をファインダーの液晶に送る、「電子的一眼レフ」です。

 カメラがデジタルになったときから、いずれミラーとペンタプリズムは無くなると思っていました。

 当分の間は、今までの一眼レフスタイルの撮影レンズの映像を見ながらシャッターを切りたい派と、ルミックススタイルのパックフォーカスが短くて、いろんなレンズが使える合理派が共存するのでしょう。

 二眼レフのファインダーは映像の左右が逆になりますし、4×5ビューカメラはファインダー像が倒立しています。一眼レフのファインダーは撮影レンズを正立正像で見ます。理想のカメラでした。

 一眼レフの欠点を「クイック・リターン・ミラー」「リ・オープン・システム」など、技術力で克服して、我が国は一眼レフの一大王国を築いてきました。デジタル時代になってどの方向に向かうのでしょうか…。

 雑誌を見ていくことで、雑誌の扱っている世界がよく分かります。