初心者の老人です

75才になって初めてVISTAを始めました。

私の珈琲

2009年04月05日 18時45分10秒 | Weblog
  テレビが始まったころは、料理番組が花盛りでした。
井上幸作、土井 勝、辻 徳光、辻 勲、諸先生の料理が見られました。
 独身の私は、家で先生の料理を真似していました。

 当時のスーパーは、キャベツ一個、太い大根一本などで、一人の料理を作るのには量が多すぎます。結局無駄になりました。

 いまは、キャベツ四分の一、大根半分でも売っていますし、一人前のコールスロー、ポテトサラダ一人前が、プラスチックの入れ物に入って売っています。しかも、閉店間際には30%引きで売られています。

 なにげなく「珈琲読本」を買ってしまいました。
 昔からあるパーコレーターは良くない。珈琲サイホンが良いとあるので、こうの珈琲サイホンを買いました。アルコールランプで温めるのです。珈琲はおいしいのです。後始末がやっかいでした。次に、挽きたての珈琲が良いというので手回しのこうの珈琲ミルを買いました。

 小説家、随筆家の小島政二郎の「食いしん坊」にカリタドリップの話がありました。珈琲粉を入れた紙フィルターをカリタドリップに入れ、珈琲茶碗において熱湯を注ぐとおいしい珈琲が出来るというのです。

 まもなく手に入りました。後始末も簡単ですが、カリタドリップが瀬戸物なので入れた珈琲が少しぬるくなるのが気になりました。

 題名は忘れましたが、フランス映画の冒頭、パジャマ姿のスパイがキッチンで白い筒のような道具に珈琲豆を入れてスイッチを入れます。ガーッと音がして珈琲粉になりました。映画を見終わって西欧雑貨屋を探しました。

 プジョーという製品名で、プロペラに豆が当たって粉になる簡単な構造ですが、できた珈琲粉が不揃いなのが気になりました。

 次に、ドイツ、ブラウン製の本格的な構造のミルが出てきました。
しかし、価格が1万数千円で、迷いました。

 料理学校の辻静雄先生に番組打ち合わせの時に、この話をしました。

「ぜひお買いなさい。二、三年も使えばよろしい…」

 そのお言葉で買いました…。

 以上は数十年前の話です。今は、近所の珈琲卸売、小売店で、モカブレンド500g、アイス珈琲500gを粉に挽いてもらって買います。プラスチック製のメリタドリップ103で、モカブレンド4杯、アイス珈琲6杯で作ります。
 氷で急冷して、冷蔵庫に入れます。アイス珈琲か電子レンジで温めてホットで飲んでいます。

 京都、イノダ三条店のカウンターで店の人の珈琲を入れるの見ていますと、私の倍以上の珈琲粉を使っていましたさすがです…。