高校時代の「写真クラブ」に、
京都寺町の写真機店の息子、
N君がいました。
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店に陳列しているカメラを
いろいろ見せてくれました.
ブロニー判の,マミヤシックス,セミ・ミノルタ、パール,
二眼レフのミノルタ・コード。
35㍉フィルムのミノルタA、マミヤ35,ミノルタ・メモ,
ペトリ(栗林光学)など,
もちろんフィルムを装填して試写はできません.
シャッターの音を聞くだけです。
写真を撮るのも好きですが,
カメラをいろいろ手にとって
眺めるのが好きです。
N君のおかげで珍しいカメラを
知ることができました.
大学の「写真研究会」に入ると,
新しい友人が多くできました.
そのなかにY君という不思議な友人がいました。
珍しい西ドイツ製のカメラをいろいろ持ってくるのです。
中でも,私がびっくりしたのは,
ツァイスの通称「スーパー・セミ」の
スーバーセミ・イコンタでした。
ブロニー・セミ判カメラ、
いまの645判(ろくよんご)です。
ドイツの敗戦でツァイス社が,
東西に分割されていました。
西ドイツ側のツァイスが「ツァイス・オブトン社」です。
スーパー・セミの,レンズは「オブトン・テッサー」75㍉です。
3群4枚の名玉テッサーですから憧れのレンズです.
連動距離計はドレイ・カイル式、がついています。
シャッターは,コンバー(デッケル)です
… … …
Y君が家へ遊びに来いといいました…。