初心者の老人です

75才になって初めてVISTAを始めました。

LPレコード

2010年04月25日 20時09分30秒 | Weblog



Y君がLPレコードを聴きに家へ来いというのです。

その前に,私のレコード事情を書きます.

私のレコードプレーヤーは,赤井電機のフォノモーターと

小林理研のクリスタルピックアップで

6ZP1ー12FK(傍熱・半波整流)シングルアンプです。

レコードはもちろん,SPレコードです.

SPレコードは78回転(一部に80回転もありました)の

レコードで下に落とすと割れます.

シェラックという天然樹脂の黒い盤で

スクラッチ・ノイスの雑音の中から

音楽が聞こえてきます.

両面に録音されていますが,

片面の演奏時間が3分ぐらいで短いのです.

クラシックを聴くときは,何度も何度も,

レコードを取り換えなくてはなりませんでした.





戦後,アメリカから大量の軽音楽の

レコードが入ってきました.

ドリス・ディの「センチメンタル・ジャーニー」をはじめ

ビクターからはS盤、

コロンビアからはL盤というシリーズで,

アメリカから軽音楽のレコードが発売されました。

まだ、Jーポップなど無いときです.

              … … …

1948年にアメリカで,新しいレコード方式の

LPレコードが発売されました.

(ロング・プレイング・レコード=長時間レコード)の意味です.

次の年,1949年にRCAから

ドーナッツ盤(EP盤)が発売されました.

              … … …

京都・四条高倉(京都・大丸百貨店のそば)の

アメリカ文化センターで

LPレコードを聴かせてくれることがわかりました。

係の女の子が聞かせてくれました。





LPレコードを聴いて驚きました.

スクラッチノイズが全くありません。

78回転のレコードのスピードになれている私に,

LPレコードは,早いテンポの音楽でも

33・1/3回転で非常にゆっくり回っています.

しかも、シンフォニーの1楽章をレコードを変えることなく

連続して再生されます.

音質がすばらしいもので私は、LPの虜になりました。

そのLPレコードと再生装置がY君の家にあるというのです….