初心者の老人です

75才になって初めてVISTAを始めました。

プロ・ラボ

2010年08月01日 17時30分17秒 | Weblog


大阪万才町の堀内カラーで

現像済みのリバーサルカラーを手で扱うことを

カウンターで厳しく禁じているのは間違いではありません.

きっと、過去に現像済みのリバーサルカラーに

付着した指紋で,手痛い事件(水掛け論)が

あったのでしょう…。

いずれにしても、フィルムを

素手で触れるのはよくありません….




堀内カラー現像所の近くに,

大きなプロの現像所(ラボ)がありました.

あるとき,新聞社の航空写真の処理をミスしました




銀塩カラー写真は,どんなベテランが撮ったものでも

現像されて手許に帰ってくるまでわかりません。

プロの現像所は、細心の注意が必要です.





現像所に不都合が起こると,

あっという間にプロ仲間に噂が広がります.

結局、このラボ(現像所)は営業が行き詰まりました.





堀内カラーでは、サービスとして

内式カラーリバーサルの

増感現像も扱っていました.





増感する感度によって料金が違いました.

たしか、2倍に増感すると

料金が倍になったと記憶しています.

増感を目的に撮影済みの

35ミリフィルムの頭の方を切って,

試しに増感現像します.

それでOKならば、

残りの部分をその増感現像するというものです。

フィルムの最初の部分は現像の

テストピースになりますから、

大事な場面は撮れません.






2倍増感ではカラーバランスは崩れません.

4倍になると少しカラーバランスがおかしくなります

雑誌で,4倍増感の繁華街の夜景の作品を見たことがありますが、

暗い空が,緑色がかって不思議な効果を出していました.

私は結局,リバーサルカラーの増感現像はしたことがありません.




デジタル全盛時代になって、

増感現像など死語になってしまいました.

デジタルカメラは,撮影中いつでも、

ISO感度を800、1600、

6400と 切り替えられます

デジタルカメラは夢のカメラです.