初心者の老人です

75才になって初めてVISTAを始めました。

テレビ映画①

2010年08月18日 22時38分58秒 | Weblog



日本のテレビは,生放送でスタートしました.

どんな番組も生で制作して放映します.

それは、日本は国土が狭く,時差がないからでした。

アメリカのテレビは国土が日本の25倍の広さですから、

時差があります。それを同じ生番組をネットで放送すると,

地域によって具合の悪い時間に

放送されることもあったのでしょう.

そこでローカルテレビ局の都合の良い時間に放映できる

テレビ映画が重宝されます





アメリカでテレビ放送が本格化すると,

映画は斜陽化していきます.

観客を映画に呼び戻す手段として

キリスト教を主題としたワイドスクリーン映画

シネマスコープ『聖衣』が作られます

この映画は,興行的に成功します.

以後,映画館は横長のシネマスコープ画面が標準になりました。

しかし、映画人口は減少していきます.

そこで、ハリウッドの映画設備を使って,

テレビ映画が制作されます.

ハリウッドの設備で本格的に制作されました。

テレビ映画制作現場のスナップ写真を映画雑誌で見ると,

撮影キャメラは、35ミリのBNCミッチェルカメラで

キャメラサイドからのフィルインライトはアーク灯が使われています.

映画館で上映される劇映画並みの豪華な設備で撮影されています.

この劇映画並みの作品をアメリカのローカルテレビ局は,

都合よい時間に放映していたのでしょう.




アメリカで放映されたテレビ映画が、日本に輸入されます.

日本のテレビ局で制作する生ドラマの制作費より

かなり安い予算で放映できました…