初心者の老人です

75才になって初めてVISTAを始めました。

テレビ映画⑥

2010年08月29日 23時49分56秒 | Weblog



映画館で何百人の観客の前の大きなスクリーンに

投影する映画は観客の後の映写室の

35ミリのシネサイズ,(ライカハーフ判、

ペンサイズ)映写機(プロジェクター)から

投影されます.

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家庭に置いてあるテレビ受像機は,

映画館のスクリーンよりはるかに小さい

14吋のブラウン管(標準)で

映像を見ます.

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映画館のスクリーンと家庭のテレビのブラウン管を比較して,

映画館が35㍉フィルムならば、テレビで使用するフィルムサイズは

16ミリフィルムで充分だろうと考えられたのでしょう.




テレビ局でテレビ映画,ニュース,ドキュメンタリー映画を

放映する映写機(プロジェクター)は16ミリです。

報道局で使用するニュースカメラは,

16ミリフィルモがスタンダードでした.

ドキュメンタリー番組も16ミリでした。

テレビ局のプロジェクターが16ミリでしたから、

ハリウッドのテレビ映画が

劇場用の35ミリキャメラを

使用した本格的な映画機材で制作されても、

テレビ局用に16ミリに縮小プリントされました。



アメリカのテレビ映画の原板が35ミリで

作られた映像を16ミリに縮小プリントされても、

ノイズ(キズ)の少ない鮮鋭な映像を保っていました.

最初から16ミリのネガで作られる国産のテレビ映画は

そのまま同寸法の16ミリポジにプリントしても,

ハリウッドの35ミリネガの縮小焼き付けのテレビ映画に

比べてかなりの見劣りがしました.




安い価格で輸入されるアメリカテレビ映画に

対抗するのには、予算の掛からない

小型の16ミリキャメラで,

撮影しなくてはならなかったのでしょう.