『0011ナポレオン・ソロ』がありました、
スパイもののテレビ映画(メトロ・ゴールドウィン・メイヤー製作)でした。
出演はナポレオン・ソロ:ロバート・ヴォーン (声優:矢島正明)
イリヤ・クリヤキン:デヴィッド・マッカラム (声:野沢那智)
… … …
『刑事・コジャック』のテリー・サバラス(声優・森山周一郎)
これらのテレビ映画を毎週欠かさず見ていましたが、
日本語吹き替えのアメリカテレビ映画は,
最初は少し,抵抗がありました.
しかし毎回,色々見ていくうちに、
画面の俳優さんと日本語吹き替えの声優の声が,
一緒になった、イメージとなりました.
… … …
たまにテレビ映画で俳優さんの声優が交代すると、
しばらくその俳優さんのイメージが変わってしまいました。
そのテレビ映画が,別の放送局から,もとの俳優さんの台詞入りで,
画面の下か右にスーパーインポーズされたものを見ると、
異質に感じました.
慣れとは恐ろしいものです.
東京に新しいテレビ局ができました.
NETテレビ(NETとはNippon Educational Terevision=日本教育テレビの略)
という名前の放送局です.しばらくしてテレビ朝日になりました。
NETで始まった、劇場用映画をテレビで放送する番組です.
『日曜洋画劇場』でした。
この番組で放映する映画は吹き替え放送でした.
番組の頭に淀川長治さんの名解説がついていました。
この解説がこの番組の売りになったようでした。
淀川さんはどんな映画も大好き人間だったようです。
ストーリーが優れているとストーリーの解説を前面に押し出し,
ストーリーの面白くない映画のときは、監督の略歴スタッフ出演者の
エピソードを交えていました.
映画が終わると,
「ソー・イン・ラヴ(コール・ポーター曲)」のバック・ミュージックに乗って
淀川長治さんのワンショットになります。
簡単な結びのコメントの後
手を振りながら
「さいなら、さいなら、さいなら」
は淀川さんの名物エンディングでした。