初心者の老人です

75才になって初めてVISTAを始めました。

刑事コロンボ

2010年08月23日 20時07分44秒 | Weblog



テレビ映画も最初のころは、

どこのテレビ局も局内の「映画部」で翻訳して

声優さんの絶妙なタイミングで,

映画の俳優さんの台詞とあわせています.

英語の口の動きは、日本語は違うはずですが,

英語の台詞の間にキチッと日本語が納まりますと、

不思議にリップシンクして見えました.

                    … … …

テレビ映画「刑事コロンボ」の

よれよれのレンコート姿で登場する

ピーターフォークの吹き替えの

声優、小池朝雄が「ウチのカミさんが…」の

アテレコは実にピッタリした台詞でした。

翻訳の額田やえ子氏の名訳でした。






テレビ局内「映画部」での吹き替えの

仕事(アテレコ)は、外部のプロダクションに

移っていきます.

                   … … …

最初は,テレビ映画の画面の音を全部作っていました.

間もなく、マイナス・ワンといって、

映画の効果音、ブリッジの音楽など全部入っていて、

ただ俳優の台詞だけ入っていない

テープが来るようになりました。

俳優の台詞だけを外したという意味で

マイナス・ワンと言うのでしょう.

SOF(ソフ=サウンド・オブ・フィルム)とも

呼ばれていました.

このテープを普通に再生すれば,

アメリカの台詞入りの音声になり,

台詞のトラックを再生しなければ,

マイナス・ワンになります.

台詞のトラックを日本語の台詞のトラックに

差し替えるだけで、

日本語吹き替えのテレビ映画が出来ました。




やがて、テレビでアメリカのテレビ映画が

花盛りとなります.

テレビ映画の俳優さんと,

その吹き替えの日本の声優さんに

人気が出ます.