政府の発表とは異なる景気の低迷感を持つ人が多いでしょう。給料は上がらないけど、物価は上がるという思いもされるのではないでしょうか。1月の消費者物価指数は、意識としては上述のようですが、統計家器には前年同月比0.2%の低下となっています。
景気回復のためインフレ待望論などがしばしばささやかれますが、物価が上がる現象は、両刃の剣です。物価が上がるがために最終価格が上昇しては意味がありません。原油の先物が上げ止まりをしたとはいえ、まだまだ100ドル/バレルを超えた高い水準です。これは単にガソリン価格を押し上げるだけではなく、それを原料としている数えられないほどの商品・サービスに転化されかねません。インフレ待望論者は、この種の価格上昇を容認すべきではないと考えます。
小麦や砂糖の高騰もわれわれの生活に大きな影響を与えるでしょう。コーヒーの高騰も気になりますが、飲む量を我慢すれば済む問題に留まって欲しいですね。
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