■■視点を変えると経営が見える ３月１１日(金)夕刊と明日の朝刊を読む経営のカンどころ

　ひどい地震でしたが、被害はありませんでしたでしょうか。

　今日は、投資関連の指標が発表になります。投資信託、株価指数先物・オプションの特別生産指数もあります。

　中国がらみでは、消費者物価指数が発表されますが、物価高が伝えられている中国の物価動向はどうでしょうか。そのほかに工業生産高や小売売上高、都市部の固定資産投資など重要なデータが発表されます。中国の強さを浮き彫りにするのでしょうか。

　おもしろいところでは、アメリカミシガン大学が消費者態度指数の速報値を発表します。消費者の動向がどのように出ているのでしょうか。

　オフィスビルの空き室情報を見ても景気の力強さ・弱さを感ずることができます。視点を変えると、それが経営の道筋に見えてきますし、それができる経営者は、「できる経営」なのです。

　オフィス賃貸業の大手である三鬼商事のウェブサイトによると、主要都市のオフィス空き室率は、2007年に比較して毎年増えています。不況感が強く、新築ビルが増えているほどには需要が伴っていないようです。ただし、東京都心においては、新築ビルの空き室率は減少傾向にあるようです。

　　          　2007/12      2011/2
    東京          2.65             9.10
    大阪          4.71           11.93
    名古屋      6.50           13.11

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■■■「昼休みに密かに学ぶ経営コンサルタント独立起業　５つの要諦」週末を除く毎日（週末及びやむを得ず休載日を除く）昼休み頃、連続15回で発信します。ご笑読ください。

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■■■ 昼休みに密かに学ぶ経営コンサルタント独立起業 ５つの要諦 第２回 ■■■

１　独立起業の前に自分自身を見つめなおす

１－１　はじめに

「経営士・コンサルタント」という職業がかっこいい職業と思い込んでいる人が結構います。私自身、３５年もの長きにわたり経営士・コンサルタントをやってきて、自分の天職と思っており、経営士・コンサルタントという職業に誇りを持っています。

　しかし、これから独立起業をしようという人には、「経営士・コンサルタントという職業でなければあなたの人生は成り立たないのでしょうか？」「なぜ経営士・コンサルタントなのでしょうか？」という質問をするようにしています。その必然性をじっくり考えてから、独立起業の準備に入り、準備中にもそのことを反復して考えるべきと思います。

　では、経営士・コンサルタントとして独立起業をしようという決心が固まったとします。それを前提に書いてゆきます。

次号「１－２　経営コンサルタントとしての適性」に続きますのでお楽しみにしてください。

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■■ワインとペットボトル ３月１０日（木）経営士・コンサルタント日記

■■　３月１０日（木）経営士・コンサルタント日記

　世界で最も飲まれているワインというと当然フランスワインと答える人が多いと思います。ところが、カリフォルニアワインである「フランジア」なのです。輸入元のメルシャンのウェブサイトによると、「“フレッシュ＆フルーティ”な味」が売り物で気軽に、気取らずに飲めるワインと紹介されています。

　そのコンセプトを表すかのように、ペットボトル入りで今月末から売り出すと発表しました。容器の重量が従来の十分の一といいますから、昨日当ブログで紹介したエシカル商品といえます。

　ワイン輸入元としてサントリーを忘れることはできませんが、メルシャンが気取らずに飲めるワインを標榜するのに対して、サントリーはイメージを重視して、高級さを前面に出した広告戦略をとっています。

　販売数で勝つか、販売額で勝つか、価格戦略、イメージ戦略などおもしろいですね。

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