■1 無停電電源装置で安心は禁物
東京電力や東北電力管内では、電力供給量の問題から計画停電を実施したり予定をしたりしています。何の前触れもなく停電になりますので、パソコンを利用している方は注意が必要です。
無停電電源装置を利用している方は、安心せず、その装置のバッテリーが古くなりすぎていないかどうか確認する必要があります。充電式のバッテリーというのは寿命があり、500~1000回程度の充放電で寿命が来ると言われています。
無停電電源装置のバッテリーは、常時通電して、停電待機をしているので充放電の回数よりは使用環境やパソコン利用時間などにより変化をします。1年以上使っている場合には、年に何回か充電チェックをして、バッテリーが稼働しているかどうかを確認しましょう。
突然の停電は、計画停電だけではなく、雷や突発的な事故などの時に発生します。そのようなときには作業中のファイルは絶望的です。諦めてください。その対策としては、ファイル保存を自動的に定期的に保存する設定をしましょう。
設定は、アプリケーションによって異なりますが、マイクロソフトのWord の場合についてご紹介しておきます。アタのアプリケーションでは、これを参考にして挑戦するか、マニュアルをご参照ください。
1.Wordが起動している状態で[Microsoft Office ボタン]画面左上コーナー)をクリックします。
2.メニュー一覧が表示されたら、そのダイアログボックスの最下段にある[Word のオプション]ボックスをクリックします。
3.Wordオプションダイアログボックス左のメニュー一覧で[保存]をクリックします。
4.[次の間隔で回復用データの自動保存を行う]のチェックボックスをクリックしてオン(レが表示)に指定します。
5.何分毎に自動保存するのかを数値で指定すると、その時間毎に自動的にバックアップが実施されます。
6.保存先など、その他の設定をします。
これで万全というわけではないですが、万一の時でも最後に自動保存した状態で作業を再開できます。
できることであれば無停電電源装置の購入をしておくと良いでしょう。投資額としては数万円になると思いますので、その価値をどのように判断するかで、投資をするかどうかの判断をしましょう。
しかし、無停電電源装置をつけていると言っても長時間パソコンを使い続けることができるというわけではありません。また、利用しているからといって安心もできません。その装置のバッテリーが古くなりすぎていないかどうか確認する必要があります。装置をつけているので安心してシャットダウン操作を悠長にしていたら電源が切れてしまったというようなことがないように事前チェックが必要です。
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