経営コンサルタントへの道

コンサルタントのためのコンサルタントが、半世紀にわたる経験に基づき、経営やコンサルティングに関し毎日複数のブログを発信

■■【経営情報・セミナー案内】  未来を開く“新ものづくり”への挑戦

2012-12-27 16:57:00 | ◇経営特訓教室

■■【経営情報・セミナー案内】  未来を開く“新ものづくり”への挑戦
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 経営コンサルタント歴35年の経験から、

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経 営 情 報 ・ セ ミ ナ | 案 内 ◆「一日中小企業庁inはままつ~未来を開く“新ものづくり”への挑戦~」を開催します

 中小企業庁では、静岡県、浜松市、関東経済産業局と共催で、中小企業の専門家による講演、最新の中小企業施策の説明、中小企業金融円滑化法などのテーマを中心に経済団体との意見交換を行い、中小企業施策への理解を深めて頂くイベント「一日中小企業庁」を静岡県浜松市にて開催します。

                 一日中小企業相談室においては、弁護士による無料相談会も実施します。是非、ご参加下さい。(事前申込)

                [日 時]平成25年1月24日(木)10:30~17:10(17:30~19:00 交流会)
                [場 所]アクトシティ浜松コングレスセンター(浜松市中区)
                [参加費]無料(交流会のみ3,000円)

                詳しくは、以下サイトをご覧下さい。
http://www.1day-smea.jp/hamamatsu/

◆「一日中小企業庁in滋賀~びわ湖から拓く!中小企業の未来~」を開催します

 中小企業庁では、滋賀県、近畿経済産業局と共催で、中小企業の専門家による講演、最新の中小企業施策の説明、中小企業金融円滑化法などのテーマを中心に経済団体との意見交換を行い、中小企業施策への理解を深めて頂くイベント「一日中小企業庁」を滋賀県大津市にて開催します。

                 一日中小企業相談室においては、弁護士による無料相談会も実施します。是非、ご参加下さい。(事前申込)

                [日 時]平成25年2月5日(火)10:00~17:30(17:45~19:15 交流会)
                [場 所]ピアザ淡海(滋賀県大津市)
                [参加費]無料(交流会のみ3,000円)

                詳しくは、以下サイトをご覧下さい。
http://www.1day-smea.jp/shiga/

  出典: e-中小企業ネットマガジン
■東京:知修塾 ―――■

 営業戦略の展開と定着
                 
                【コーディネーター】 経営士  酒井 闊 氏

■概 要

                 知修塾では、コンサルタントとして要求される能力の中でも、主に知識の修得と表現力を養うことを目的としています。

                 知識の修得面では、統一テーマと個別テーマで知識を広めてゆきます。

                 統一教材「営業戦略の実際」を中心に、統一テーマの「営業・マーケティング」を採り上げ、営業・マーケティング部門強化のコンサルティングに備えます。一方個別テーマは、統一教材に準じた毎月のテーマに関係する、自分の得意な分野や苦手な分野のテーマ作りを行い 調査・整理して、参加する方々を前にしてプレゼンテーション(報告)を行います。

                 参加者は、そのプレゼンテーションの方法・内容に関して議論・討論を通して知識と表現力・実戦力を修得をしてゆきます。


■日 時:平成25年1月10日(木) 19:00~20:45

■会 場:白王ビル2F 大ホール
     東京都文京区後楽2-3-10 白王ビル2F
                     http://www.jmca.or.jp/pdf/JMCA_Map.pdf

                ■受講料:塾員以外の方でも下記受講料で受講できます
     ビジター 2,000円/回
                     会員   1,000円/回
                     塾員   無料

■対 象:経営コンサルタントに関心ある人
                     経営知識を吸収したい人
                     人前で話をする技術を習得したい人
                     プレゼンテーション技術を習得したい人

■問合せ:日本経営士協会 事務局
>> http://www.jmca.or.jp/toiawase/

                ●詳細情報
>> http://info.jmca.or.jp/seminar/301/detail/chi20130110.htm

                ■東京:中小企業経営革新塾―――■

 そこが危ない海外取引!
                 ~ 中小企業こそ契約書を上手に使ってリスク回避を ~

                 
                【講師】 経営士補  原田 純 氏

■概 要

                 少子高齢化による国内市場の縮小や円高を背景に、様々な業種の中小企業による海外進出がますます加速しつつあります。

                 海外進出は距離が遠いことに加え、文化・商習慣や法制度が異なるため、国内では考えられない様なリスクが潜んでいます。

                 本セミナーでは、海外企業との提携などの業務経験が豊富な講師が、「そこが危ない海外取引~中小企業こそ契約書を上手に使ってリスク回避を~」と題し、海外取引の現状を踏まえ、具体例を交えながら、リスクを軽減する英文契約の使い方について分り易く解説致します。


■日 時:平成25年1月16日(水) 18:30~21:00

■会 場:大田区産業プラザPIO 6階 E会議室
>> http://www.pio-ota.jp/plaza/map.html

                ■参加費:3,000円(当日徴収させていただきます)

■問合せ:俵経営コンサルタント事務所
>> TEL:090-7244-6058 begin_of_the_skype_highlighting 090-7244-6058 無料  end_of_the_skype_highlighting  E-Mail:info@consultor.jp

                ●詳細情報・受講申込み
>> http://www.consultor.jp/infomations.html
 
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■■【元気な会社】ファーストクラスの車体プレスメーカーをめざす 34

2012-12-27 15:02:00 | ◇経営特訓教室

■■【元気な会社】ファーストクラスの車体プレスメーカーをめざす 34



■ 可能性秘めたエンボス成形

 自動車の軽量化を実現する新しい技術が今、栃木県足利市深井製作所で芽吹こうとしている。目の前に置かれた板上に正六角形を隙間なく配列する加工を施したアルミニウムや鉄板。だが、これこそが軽量化につながる技術として、自動車や電機メーカーなど多業種の関係者の注目を集めるエンボス成形技術だ。

 同社のエンボス成形は形状はもちろん、軽量化が大きな特徴になる。たとえば、板厚0.5ミリメートルのアルミ板の剛性を100とした場合、エンボス成形を施せば板厚0.35ミリメートルに薄くしても剛性は97とほぼ同等になる。

 同社の主力は自動車用のフロントフレームやラジコアなど重要骨格部品。

 今回のエンボス成形技術も主力の自動車向けに開発した技術だが、「実は自動車以外の業界からの引き合いが最も多い」と深井社長は苦笑いする。


■ 提案型企業への転身

 「技術者を採用しない年があると年齢構成に断層が生まれ、数年後に必要な人材がいなくなる。バブル崩壊後、経営が苦しい時期も毎年必ず学生を採用してきた。彼らが今、中堅層として開発を引っ張ってくれている」と、深井社長は定期採用の意義を語る。

 大手鉄鋼メーカーと共同研究し、異なる材質・板厚の材料を溶接で接合する車体骨格製造技術のテーラードブランク(レーザー・プラズマ)工法を実現させ、補強材などの部品点数を削減、軽量化している。

 2枚の金属の間に耐熱・防振といった用途に応じた素材を挟み込みプレスする。
軽量化では樹脂をはじめとした材料置換の例が多いが、既存のプレス設備や接合技術で実現できる技術であり、すでに特許も取得している。

 今、自動車業界は国内自動車販売台数の減少で、完成車メーカーは海外生産を加速させている。そうした中で同社は独自技術を武器に国内での生産にこだわる。

 約5億円を投じ、本社大月工場内のプレス工場を拡張し、1000トンのプログレッシブプレス機を導入した。プレス工場内では現在、2700トントランスファープレス機1台が稼働しており、深井社長は「1200メガパスカル級のハイテン材の生産に対応できる体制が整う」と自信をみせる。

 同社は次の三カ年中期経営計画の中間地点にいる。最終目標は売上高に対する経常利益率5%。深井社長は「3%はすでに達成し、やっと"エコノミークラス"に座ることができた。次は"ファーストクラス"を狙う」と目標を高く掲げる。ゴールへむけたアクセルはすでに踏み出されている。


【ポイント】 
開発と生産で生き残りへ

 開発に加え、実は生産技術も突出した力を持つ。ロボットを活用した生産ラインの自動化システムではプランニングから設備の設置、稼働までを外販。国内だけでなく韓国・起亜自動車など海外でも採用実績がある。

 近年、完成車メーカーが車体のプラットフォームを共通化し、プレスメーカーを取り巻く環境は厳しい。こうした中で、「生き残りの鍵は技術。ウチは日本一の2次部品メーカーを目指す」と深井社長。その自信は開発・生産の両面の確かな技術が支えている。


【コメント】

 提案型企業への転身がスムーズに行くかどうか、それはクリティカル・シンキング的な発想がないと、お題目を唱えるだけで終わってしまうことが懸念されます。


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■■【日本経済の読み方】 安倍二次内閣のエネルギー政策  近況のエッセンスをコンパクトにまとめました

2012-12-27 09:27:35 | ◇経営特訓教室

■■【日本経済の読み方】 安倍二次内閣のエネルギー政策  近況のエッセンスをコンパクトにまとめました

◆ 安倍二次内閣のエネルギー政策 2012/12/28

 いよいよ安倍二次内閣が発足し、民主党が政権を取ったときとどことなく違う感じがしますものの、張り切りすぎというか、浮かれているか、という点では似たものを感じ、何となく心配になります。

 民主党では「2030年代に原発稼働ゼロを目指す」というエネルギー政策を掲げていました。

 それに対して茂木経済産業大臣は、「前政権の方針は再検討が必要だと考えている」と述べています。さらに「今の段階で再生可能エネルギーは何%、化石燃料は何%と決め打ちするのは若干、拙速だ」と述べるに留まっています。

 まだ発足したてで、言葉尻を捕まれて、大臣着任早々から失言をしないように慎重に話しているのでしょう。それにしても歯切れの悪い発言に失望しました。

 エネルギー政策の見直しは必定にであるにしても、喫緊な課題があるはずです。

 LNG(液化天然ガス)や原油の調達コストが高すぎます。産出国との交渉次第で引き下げられる余地がまだまだあるはずです。

 割安なアメリカ産のシェールガスが日本に輸出できるように、アメリカ政府への働きかけは、それほど大きな障害ではなく、価格引き下げを実現できるように聞いています。それにもかかわらず茂木大臣の口からシェールガスの「シェ」の字もでなかったのは自信のなさなのでしょうか。

◆ 日本のスマートフォンメーカー、何している!! 2012/12/25

 クリスマスで息子からスマートフォンをもらったという人がいると思います。スマートフォンが良いかどうかは別にして、店頭には海外からの輸入スマートフォンがメイン展示されているように見える量販店の店先です。

 日本の貿易赤字は、原油・LNGだけではなく、スマートフォンの輸入増加も原因であると言われています。

 2013年の携帯電話の生産額は、世界全体で12%増えるという見通しです。日系メーカーの生産額は1%の増加にとどまり、世界全体の生産額に占める日系メーカーのシェアは、7%とへ低下すると予測されています。

 小型電化製品をお家芸としてきた日本のこの凋落ぶりは、何なのでしょうか。

 かつて、「株式会社日本」とか「洪水のように流入する日本製品」といわれたのが、iPhoneは中国から、洪水とまで行かないまでも大量輸入。韓国大統領選でも話題になった、国を挙げての大企業重視の政策で「株式会社KOREA大企業」が良いとはいえませんが、日本政府も反省すべきところが多いと考えます。

 政府の先を見た政策と日本メーカーの奮起を期待します。

◆ ベトナム進出の日本企業への壁 2012/12/23

 尖閣諸島問題で冷戦が続く日中問題も絡み対中投資に日本企業が慎重になっています。そのような中で、アジアへの関心が高まり、投資熱が続いています。

 しかし、まだまだ障壁があります。

 中国の次に注目されたベトナムですが、ベトナム政府は地元の業者を保護するため外資系の小売業の出店に規制を設けています。

 ベトナムは、9000万人の人口を抱え、アジアでも有望な消費市場の一つです。日本のスーパーやコンビニチェーンなども関心を高めています。

 日本政府は、この規制の撤廃を求めており、経済産業省の審議官らがハノイを訪問し、ベトナム商工省との間で協議を行っています。

 ベトナム側は規制の撤廃には応じようとしません。しかし、基準の明確化や手続きの簡素化など、可能なかぎり協力する姿勢を示し始めました。

 地道な努力の継続が必要ですが、スピードも重要です。

◆ 東アジア経済は回復するのか? 2012/12/21

 今年も余すところ10日程になってしまいました。

 総選挙でも、景気回復が争点になり、選挙直後には株価が上昇し、「安倍相場」なる言葉が出るほどです。自公政権で、本当に景気は浮揚するのでしょうか?

 舵取りを一つ間違えば、インフレターゲットの2%が、そこに留まらずインフレになることも懸念されます。現にウォールストリートジャーナル紙は、自民圧勝直後に懸念を示しています。

 安倍政権がアジア政策にどのように取り組もうとしているのかははっきりしませんが、これに先立ち、世界銀行が、日本を除く東アジア地域の経済成長率について発表しました。

 2012年は、中国の景気減速の影響で去年より0.8ポイント下がって7.5%にとどまると見ています。一方で、来年は7.9%に回復するという見通しを示しました。

 世界銀行は、タイが去年の洪水の被害から回復し、フィリピンでも高成長が続くなど、東南アジアの経済はおしなべて堅調なものの、世界第2の経済大国である中国の景気減速の影響が長引いていると指摘しています。

 新しい指導部に代わった中国は、存在感を示すために、内需拡大に重点を置き、積極的な財政支出などで回復に向かわせようと最大の努力をするでしょう。

 参考のために、NHKの資料を基に、国別の経済成長率予測をまとめてみました。


国名世銀予測各国予測
中国7.9%8.4%
インドネシア6.1%6.3%
マレーシア5.1%5.0%
フィリピン6.0%6.2%
タイ4.7%5.0%
ベトナム5.2%5.5%
カンボジア6.6%6.7%
ラオス8.2%7.5%
ミャンマー6.3%6.5%
東ティモール10.0%10.0%
モンゴル11.8%16.2%



◆ 新潟県が小型電気自動車生産支援を開始 2012/12/20

 原発やエコ・排出規制などから電気自動車に取り組むベンチャーがアメリカなどでは盛んになってきているようです。

 最近、小型電気自動車といわれる一人または二人乗りの電気自動車が日本では注目されています。

 新潟県は、小型電気自動車「Hiriko」を開発したスペインの製造業者などでつくる共同事業体に協力し、生産に向けた研究が始まることになりました。

 「Hiriko」は2人乗りで、360度回転して方向転換できたり、車体を縮めて駐車できたりする、欧米向けに開発された電気自動車です。5年後をめどに、新潟県内で年間400台程度の生産を目指す計画です。

 これが成功しますと、製造業の雇用確保や環境の保全などに大きく貢献できる用になるでしょう。

◆ IC乗車券が全国で利用できるようになる 2012/12/19

 仕事柄、地方に出張することがあります。都内では、買い物もスイカで支払ができますので、便利です。ところが地方に行くととたんに小銭が財布一杯になってしまいます。

 地方で買い物をするときに、つい札を使ってしまい、釣り銭が貯まるのです。先日は大阪でJRから南海電車に乗り換えをしたときのことです。JRの改札と勘違いをしてスイカを使って、ゲートで引っかかってしまい、後の人に迷惑をかけてしまったのです。

 2013年3月23日から全国各地で相互に利用できるようになるそうです。世界でも有数の規模となります。ただし、一部だけのようですが制限があり、全てが完全に一つのカードで済むわけではないようです。

 利用方法では、注意が必要です。

 複数のカード利用区間をまたいで利用することはできません。例えば、東京から大阪へ行くなどがその例です。

 一つのカードで全てが利用できるようになりますと、複数のカードを持たなくて済むのですが・・・

 一方で、無くしたときには・・・・


◆ 江戸っ子1号の活動から学ぶ 2012/12/18

 当ブログで先日「江戸っ子1号」の話を紹介しました。NHK解説委員の今井純子氏が「脱下請け体質への課題」と題して論評していましたので、その要旨を紹介します。

 江戸っ子1号に取り組んでいる社長さん達は、決して道楽だけでやっているわけではありません。苦境にあえいでいる中小・零細の企業が、下請けから脱却するにはどうしたらいいのか、氏は3つのヒントを挙げています。

【異業種との連携】

 中小企業の多くが個々にもっている高い技術を活かし切れていません。その理由の一つが部品や素材の会社ですので、それ単独では商品になりません。単独の高い技術を、ほかの分野の会社と連携することで、製品という形にまで昇華することが可能なのです。

【産官学の連携】

 江戸っ子1号の開発には、当初から、海洋研究開発機構、芝浦工業大学、東京海洋大学というような官学を巻き込んでいます。

 大規模なコンピューターによる解析などは、中小企業ではとてもできません。しかし、大学がもっている設備を使えばこれが可能です。その結果を利用して工場(こうば)ですばやく試作品を作ることが可能となります。

 海洋研究開発機構が、専門的な知識や実験の支援をしています。

 このような連携が町工場だけでは難しい技術の開発にもつながりました。

【コーディネーター役の存在】

 ここで不可欠なのが、コーディネーター役の存在です。

 今回は、地元の中小企業を支援している信用金庫がアイディアを提供し、大学や機構に橋渡しました。中小企業だけでは、官学との関係を持つことは困難であり、プロジェクトの発足もできなかったでしょう。

 日々の操業に追われている町工場に代わって、実験の段取りなど、事務局の役割も果たしました。

【まとめ】

 日本のものづくりと雇用を支えてきた多くの中小・零細の企業が消えていくことになれば、日本の競争力の土台が崩れることにつながりかねません。

 まずは、経営者が、前向きに挑戦すること。それが大前提ですが、やる気のある経営者をみつけて、体質の転換を支援する。その態勢づくりを、国や金融機関は、急いでほしいと思います。
 
【コメント】

 単に製品を開発するだけであれば、地元の信用金庫だけでも済むかもしれませんが、開発した製品を「商品化」するとなると、限界があります。このときに必要なのが経営コンサルタントといえます。

◆ 中小企業の底力「江戸っ子1号」 2012/12/17

 以前、大阪の「まいど1号」という人工衛星の話を紹介しました。浪速っ子に負けてはいられないという、江戸っ子が「大阪が空なら、江戸は海」とがんばっています。

 東京下町の町工場の社長さん達が、「下請け体質からの脱却」という看板を掲げて力をあわせています。8000メートルの深海を探査する、無人探査機を造ろうと立ち上がったのです。

 高さ1.5メートルほどの金属の板に、耐圧性の高いガラス球を3つはめ込んだ、一見すると簡単な作りです。ところが中には、照明器具や3Dのビデオカメラなど、中小企業の持つハイテク技術が凝集されているのです。

 深さおよそ60メートルの海に沈めたテストでは、海底に着地をし、ビデオカメラが作動しました。無線通信で重りを切り離して浮上させる作業はうまくいきませんでしたが、ご愛敬。

 江戸っ子1号の目的は、レアアースや有益微生物など、海底の貴重な資源を調査することです。また、ビデオカメラで、深海の様子を撮影し、新たな生き物の発見につなげたいと夢があります。

 特別な動力もなく、シンプルなアイディアで、探査が終わると、重りを切りして、浮力で浮き上がり、GPSを使って位置を確認して、船で回収するという、ローテクとハイテクのハイブリッド思考です。

 お国の「独立法人○○機構」さんがやれば100億円以上かかるところを、開発費が2000万円。中小企業の社長さん達のポケットマネーとしてはちょっと大きいですね。でも、夢が膨らむとそんな開発費以上になるのでしょう。

◆ 国産旅客機が再び飛び立つ 2012/12/16

 ゼロ戦を知らない日本人はいないだろうと思っていましたら、最近の若い人の中には、日本が飛行機を作ったことがあり、作っていることすら知らない人が結構いるようです。

 YS11といえば日本初の国産旅客機です。コスト高で製造中止を余儀なくされてきましたが、その灯は消えませんでした。

 小型のジェット旅客機「MRJ・三菱リージョナルジェット」が、日本製飛行機として再び飛び始めているのです。なんと50年ぶりの国産旅客機で、アメリカの航空宇宙局の承認も得ています。

 製造工程の整備などに時間がかかった影響で、会社側では、第1号機の納入を当初の計画より1年余り遅い2015年の夏ごろを目指しています。

 アメリカにある地域航空会社ではありますが、スカイウェスト社からこの度、200機の契約が正式に決まりました。

 今後20年間で1000機以上という受注目標が立てられていますが、すでに325機の納入が決まったことになります。

 ブラジルやカナダなど、すでに実積あるライバルがいますので、受注競争の激しい小型ジェットです。一方で、市場は大きいと見込まれています。ライバル以上の実績を残すためには、技術力を強調したマーケティング力で打ち勝って欲しいモノです。

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■■【日刊経営マガジン】 中国穀物の今年の作況は? 今日の出来事、独善解説

2012-12-27 07:51:00 | ◇経営特訓教室

■■【日刊経営マガジン】 中国穀物の今年の作況は? 今日の出来事、独善解説
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 経営コンサルタント歴35年の経験から、

  ◇ 経営者・管理職の皆様
  ◇ 経営コンサルタントを目指す人
  ◇ プロの経営コンサルタント

の皆様に、時宜に即した情報を毎日お届けしています。

今 日 は 何 の 日  一年365日、毎日が何かの日です。
                 季節を表す日もあります。地方地方の伝統的な行事やお祭りなどもあります。誰かの誕生日かも知れません。歴史上の出来事もあります。セミナーや展示会もあります。
                 これらをキーワードとして、私たちは自分の人生に、自分の仕事に、自分自身を磨くために何かを考えてみるのも良いのではないでしょうか。
                 独断と偏見で、エッセー風に徒然のままに書いてみました。皆様のご参考にと毎日続けていこうと・・・というよりも、自分自身のために書いてゆきます。
 詳細 ←クリック
今日は何の日インデックス   日付を指定して【今日は何の日】を閲覧できます
 今月の【今日は何の日】   【今日は何の日】の今月分を月単位で閲覧できます
■ 池田勇人首相と所得倍増計画 2012/12/27

 1960年12月27日は、池田勇人首相が所得倍増計画を発表した日であると、ラジオが報じていました。10年間で国民総生産を倍増させることを目標に掲げた長期経済計画でした。戦後日本の発展は、これが契機であったと言っても過言ではありません。

                 昨今の日本は
・・・・・<続き

今 日 の 出 来 事

【今週の注目】ポイントを掴むと見えるものが異なってくる<o:p></o:p>
 漠然とものを見るのではなく、今何がポイントなのかを押さえてみると、それまで見えなかったものが「視える」ようになります。
                 今週の動きを、NHKニュース、日経サイト他を参照して、独断と偏見で項目を選んでみました。また
、最新記事を時系列的に掲載している【独り言】コーナーも併せてご覧下さると一層ヒントを得られやすくなります。

12月24日(月)
クリスマスイブ
天皇誕生日の振り替え休日

25日(火)
日銀:11月企業向けサービス価格指数
                民間:米倉経団連会長記者会見

26日(水)
安倍二次内閣発足
                日銀:金融政策決定会合議事要旨
アメリカ:10月S&Pケース・シラー住宅価格指数

27日(木)
財務省:12月上旬の貿易統計
                経産省:2013年1~3月期の鋼材需要見通し
国交省:11月住宅着工戸数・建設工事受注
                民間:経団連と自民党が意見交換会、岡村日商会頭が記者会見、11月の自動車生産・輸出実績
アメリカ: 11月新築住宅販売件数、12月消費者信頼感指数
                中国:1~11月期の工業企業利益

今 日 の 独 善 解 説
【経営コンサルタントの独り言】 
                 独断と偏見で、その日のニュースや話題などを、タイミング良く、できるだけ公平公正にお伝えしたいと思います。また、最後に私なりの私見も付けることがあります。読者の皆様からは「わかりやすい」をお褒めの言葉をいただいています。最新記事を時系列的に掲載しているまとめて【独り言】コーナーも併せてご覧下さると一層ヒントを得られやすくなります。

◆ 中国穀物の今年の作況は? 2012/12/27

 今年は、アメリカで自然災害に遭い、穀物価格は高騰しました。穀物価格は、農業大国の作況により大きく揺らぎます。

                 中国のコメやトウモロコシなど穀物の2012年の生産量は、去年に比べて3.1%増えました。9年連続で前年を上回る豊作でした。

                 これは穀物価格だけではなく、食料品やそのほかの価格が安定することに繋がります。それはまた、物価上昇が抑えられる効果となります。

                 中国の新最高指導部は、農業生産の面では再考のスタートを切ったことになります。都市部と農村の所得格差の解消に繋がるからです。

                 所得格差解消を政策目標の一つに掲げていますので、今後も作付面積を増やしたり、高度な農業技術の一段の普及を図ったりして、生産量を増加させ、農家の所得を増やしていく方針です。

【今月の独善解説】 ←クリック

◇ 12月上旬の世界動向を時系列で見る ←クリック
◇ 11月下旬の世界動向を時系列で見る ←クリック
◇ 11月中旬の世界動向を時系列で見る ←クリック
◇ 11月上旬の世界動向を時系列で見る ←クリック

 10月下旬の世界動向を時系列で見る ←クリック
 10月中旬の世界動向を時系列で見る ←クリック
◇ 10月上旬の世界動向を時系列で見る ←クリック
◇ 9月後半の世界動向を時系列で見る ←クリック


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■■【今日は何の日 経営ヒント】 池田勇人首相と所得倍増計画

2012-12-27 07:29:58 | ◇経営特訓教室

■■【今日は何の日 経営ヒント】 池田勇人首相と所得倍増計画

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     12月27日

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池田勇人首相と所得倍増計画 

 1960年12月27日は、池田勇人首相が所得倍増計画を発表した日であると、ラジオが報じていました。10年間で国民総生産を倍増させることを目標に掲げた長期経済計画でした。戦後日本の発展は、これが契機であったと言っても過言ではありません。

 先般、管内閣より来年度の予算が発表されました。税収より国債の方が金額が大きいとは、民主党に政権をゆだねようと考えた人は誰しも考えなかったことではないでしょうか。もっとも、自民党が政権を維持していたとしても大差ないという見方もできます。

 日本の借金体質を健全化できるスーパーマンが出てきてくれればと他人事のように考え、願うだけではいけないと思いつつも、目先の自分の仕事に追われながら、今年もあと5日を切ってしまいました。

 浅草仲見世記念日

 明治維新の政変による寺社所領没収で、東京・浅草寺の境内も明治新政府による公園法制定で、仲見世が持つ以前からの一切の特権が取り上げられてしまいました。

 1885(明治18)年12月27日に、東京府は仲見世全店の取り払いを命じ、泣き泣き退店した後、煉瓦造りの洋風豊かな新店舗が同年12月に完成、近代仲見世が誕生しました。このビルは、1923年の関東大震災で倒壊し、鉄筋の建物として再建されました。

                 仲見世ウェブサイトによると下記のような説明があります。

今の仲見世には東側に54店、西側に35店、合計89店の店舗があり、長さは約250メートル、美しい統一電飾看板と四季折々の装飾が石畳に映え、雷門をくぐった海外からのお客さまなどは、みごとな日本的情緒に思わず「ワンダフル」を連発いたします。<o:p></o:p>

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■■【経営コンサルタントの独り言】 経営コンサルタント資格は実務経験をしながら取得

2012-12-27 07:21:00 | 【話材】 経営コンサルタントの独り言

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