【日刊経営マガジン】 江戸っ子1号の活動から学ぶ<下> 今日の出来事、独善解説
経営コンサルタント歴35年の経験から、
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一年365日、毎日が何かの日です。 季節を表す日もあります。地方地方の伝統的な行事やお祭りなどもあります。誰かの誕生日かも知れません。歴史上の出来事もあります。セミナーや展示会もあります。 これらをキーワードとして、私たちは自分の人生に、自分の仕事に、自分自身を磨くために何かを考えてみるのも良いのではないでしょうか。 独断と偏見で、エッセー風に徒然のままに書いてみました。皆様のご参考にと毎日続けていこうと・・・というよりも、自分自身のために書いてゆきます。 詳細 ←クリック | ||||
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■ 地下鉄記念日 2012/12/18 2002年の12月18日、東京地下鉄株式会社法が成立し、2004年、それまでの帝都高速度交通営団(通称・営団・営団地下鉄)から、「東京地下鉄(愛称:東京メトロ)」になりました。 日本国政府と東京都が出資する東京地下鉄株式会社法に基づく・・・・・<続き> | ||||
【今週の注目】ポイントを掴むと見えるものが異なってくる<o:p></o:p> | ||||
12月17日(月) 日本:総選挙開票 アメリカ:10月対米証券投資、12月ニューヨーク連銀景気指数 18日(火) 民間:経団連と自民党が意見交換会、長谷川同友会代表幹事記者会見、11月全国百貨店売上高 アメリカ:7~9月期経常収支、11月北米地域半導体製造装置BBレシオ、12月住宅建設業協会(NAHB)住宅市場指数 | ||||
【経営コンサルタントの独り言】 独断と偏見で、その日のニュースや話題などを、タイミング良く、できるだけ公平公正にお伝えしたいと思います。また、最後に私なりの私見も付けることがあります。読者の皆様からは「わかりやすい」をお褒めの言葉をいただいています。最新記事を時系列的に掲載しているまとめて【独り言】コーナーも併せてご覧下さると一層ヒントを得られやすくなります。 | ||||
◆ 江戸っ子1号の活動から学ぶ 2012/12/18 当ブログで先日「江戸っ子1号」の話を紹介しました。NHK解説委員の今井純子氏が「脱下請け体質への課題」と題して論評していましたので、その要旨を紹介します。 江戸っ子1号に取り組んでいる社長さん達は、決して道楽だけでやっているわけではありません。苦境にあえいでいる中小・零細の企業が、下請けから脱却するにはどうしたらいいのか、氏は3つのヒントを挙げています。 【異業種との連携】 中小企業の多くが個々にもっている高い技術を活かし切れていません。その理由の一つが部品や素材の会社ですので、それ単独では商品になりません。単独の高い技術を、ほかの分野の会社と連携することで、製品という形にまで昇華することが可能なのです。 【産官学の連携】 江戸っ子1号の開発には、当初から、海洋研究開発機構、芝浦工業大学、東京海洋大学というような官学を巻き込んでいます。 大規模なコンピューターによる解析などは、中小企業ではとてもできません。しかし、大学がもっている設備を使えばこれが可能です。その結果を利用して工場(こうば)ですばやく試作品を作ることが可能となります。 海洋研究開発機構が、専門的な知識や実験の支援をしています。 このような連携が町工場だけでは難しい技術の開発にもつながりました。 【コーディネーター役の存在】 ここで不可欠なのが、コーディネーター役の存在です。 今回は、地元の中小企業を支援している信用金庫がアイディアを提供し、大学や機構に橋渡しました。中小企業だけでは、官学との関係を持つことは困難であり、プロジェクトの発足もできなかったでしょう。 日々の操業に追われている町工場に代わって、実験の段取りなど、事務局の役割も果たしました。 【まとめ】 日本のものづくりと雇用を支えてきた多くの中小・零細の企業が消えていくことになれば、日本の競争力の土台が崩れることにつながりかねません。 まずは、経営者が、前向きに挑戦すること。それが大前提ですが、やる気のある経営者をみつけて、体質の転換を支援する。その態勢づくりを、国や金融機関は、急いでほしいと思います。 【コメント】 単に製品を開発するだけであれば、地元の信用金庫だけでも済むかもしれませんが、開発した製品を「商品化」するとなると、限界があります。このときに必要なのが経営コンサルタントといえます。 ◆ 中小企業の底力「江戸っ子1号」 2012/12/17 以前、大阪の「まいど1号」という人工衛星の話を紹介しました。浪速っ子に負けてはいられないという、江戸っ子が「大阪が空なら、江戸は海」とがんばっています。 東京下町の町工場の社長さん達が、「下請け体質からの脱却」という看板を掲げて力をあわせています。8000メートルの深海を探査する、無人探査機を造ろうと立ち上がったのです。 高さ1.5メートルほどの金属の板に、耐圧性の高いガラス球を3つはめ込んだ、一見すると簡単な作りです。ところが中には、照明器具や3Dのビデオカメラなど、中小企業の持つハイテク技術が凝集されているのです。 深さおよそ60メートルの海に沈めたテストでは、海底に着地をし、ビデオカメラが作動しました。無線通信で重りを切り離して浮上させる作業はうまくいきませんでしたが、ご愛敬。 江戸っ子1号の目的は、レアアースや有益微生物など、海底の貴重な資源を調査することです。また、ビデオカメラで、深海の様子を撮影し、新たな生き物の発見につなげたいと夢があります。 特別な動力もなく、シンプルなアイディアで、探査が終わると、重りを切りして、浮力で浮き上がり、GPSを使って位置を確認して、船で回収するという、ローテクとハイテクのハイブリッド思考です。 お国の「独立法人○○機構」さんがやれば100億円以上かかるところを、開発費が2000万円。中小企業の社長さん達のポケットマネーとしてはちょっと大きいですね。でも、夢が膨らむとそんな開発費以上になるのでしょう。 【予告】 明日は「江戸っ子1号成功に学ぶ」をお送りします。 【今月の独善解説】 ←クリック ◇ 11月下旬の世界動向を時系列で見る ←クリック ◇ 11月中旬の世界動向を時系列で見る ←クリック ◇ 11月上旬の世界動向を時系列で見る ←クリック ◇ 10月下旬の世界動向を時系列で見る ←クリック ◇ 10月中旬の世界動向を時系列で見る ←クリック ◇ 10月上旬の世界動向を時系列で見る ←クリック ◇ 9月後半の世界動向を時系列で見る ←クリック |
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