kenharuの日記

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屋根のある橋

2011-01-22 | 旅行記
佐多岬半島の道の駅「伊方きらら館」で、朝はゆっくりと過ごした。
「今日はどこまで行こうか?」と言いながら、なかなか決めようとしないものだから、たちまち10時を回った。
「一昨年立ち寄らなかった、内子の町並みを見物して、東温泊まりにしよう」
佐多岬を後にして、八幡浜方面へと出発。

清水が無くなったので、給水のために八幡浜の運動公園に立ち寄った。
水に困った時は、町の運動公園に行けば良い。
好都合な水道があったので、予定外の洗車を始めてしまった。
手持ち無沙汰なカミさんが、車内の大掃除を開始した。
水は満タン、クルマはピカピカに。

無料化された高速道路に乗り、内子の町に到着。
江戸~大正の建物が残る街並みを見物。


道路地図に「屋根のある橋」という名所マークが載っているので、行ってみた。
谷川沿いの、曲がりくねった、緩い坂道をしばらく登ると、その橋が見えてきた。




珍しいことは間違いない。
ただ、看板の説明書きを読んでも、屋根をつけた理由が良く分からないので、「すごい」とも「なるほど」とも思えない。
「倉庫としても使った」と書いてあるが、橋は通路なのだから、倉庫にする目的で屋根をつけた筈はないだろう。たまたま屋根があるので、倉庫に利用した奴が居ただけじゃないかな。
結局「物好きな大工の気まぐれ作品」と勝手に納得。
普通こんなモノは作らないから、面白い見ものではある。


P泊予定の東温市まで、寄り道をしながら走った。
入浴は「さくらの湯」で、P泊は大型ショッピングセンターの駐車場。
今日面白かったことの筆頭は、屋根つきの橋。
クルマの長旅では、一日にひとつ面白いことがあれば満足だ。
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突然のお客様

2011-01-21 | 旅行記
道の駅「みなとオアシスうわじま」の朝。
寝ぼけ顔でクルマから出たとたんに、「kenharuさん」と声を掛けられた。
このブログを縁に知り合ったばかりの、松山のHさんで、これが初対面である。
ブログでボクのP泊場所を知り、昨夜遅くキャンピングカーを飛ばして、わざわざ会いに来てくれた。

「こんなお顔をしていたのですか・・・」
マジマジと見つめられたので、年甲斐も無く気恥ずかしくなった。
ネット上の知り合いは、顔形の無い、ある種のイメージが出来あがっているから、初対面ではお互いに現実とのギャップを感じるものである・・・良くも悪くも(笑)。

車内でお茶を飲みながら歓談し、3人で朝食。
今日一日を一緒に過ごすことになり、2台のキャンピングカーを連ねて、四国の最西端、佐多岬半島に向かった。

半島の付け根付近にある、道の駅「伊方きらら館」に到着。
ここには面白い水槽がある。


水槽側面にある出っ張りは、お椀型の水容器になっていて、これが水槽内に通じている。
つまり、水槽の側面に穴が開いているのだが、不思議なことに、水が漏れ出さないのだ。

お椀に小エビを投入すると、水槽内の魚が、穴から顔を覗かせて食べる。
写真はハコフグみたいな魚が顔を出したところ。

水が漏れださないのは、水槽の上部が密閉されているからで、奇想天外な仕掛けである。

早めの夕食メニューはシラス料理。
シラスを獲って、加工して、食べさせる、朝日共販(株)のレストランに行った。
写真はカミさんの釜揚げシラスの定食。


ボクは生シラス丼。
今朝獲ったという新鮮なシラスが大量に載っていて、最高に旨かった。
カミさんの釜揚げには甘みがあり、これも旨さ満点。
お店はちょっと不便な場所にあるが、お奨め出来る逸品である。

食後にはレストランの前に3人並んで記念写真。
ブログを縁に、いい人に出会えた。
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水荷浦の段畑

2011-01-20 | 旅行記
道の駅「みなとオアシスうわじま」の朝。
午前中は道の駅をぶらついたり、コインランドリーで洗濯と布団乾燥をしたり、ウダウダと過ごした。

昼食後に水荷浦の段畑を見物に出かけた。
観光スポットというものは、たいていが、パンフレット写真のほうが素晴らしい。
しかし水荷浦の段畑は違った。
写真には写しきれない迫力があって、久しぶりに「見に来て良かった」と思った。





まさに、耕して天に至る。
何年何世代をかけて築き上げたのだろう。
携帯電話など無くても、食べ物さえあれば豊かだった時代の営みである。

帰り道には日帰り温泉「やすらぎの里」に入浴。
久しぶりのツルツル泉質が良くて、つい長湯をしてしまった。
来た道を引き返し、昨夜と同じ道の駅に舞い戻ってP泊。
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鯛のご飯もの

2011-01-19 | 旅行記
宿毛運動公園の朝。
P泊車はボクの1台だけ・・・こんなところに泊まるキャンピングカーなど、他に居る筈が無いからだ。
近所の散歩人がキャンピングカーを横目に見ながら、「どうしてここに?」という表情を浮かべて通る。
運動公園には珍しく、ここのトイレはシャワートイレなのだ。

朝食後、宇和島に向かって出発。
途中の道の駅で遊びながら、超スローペースで北上する。
ミカン好きなカミさんは、農産物直売所に立ち寄るたびに、ミカンを買い込んでいるが、「まだ美味しいのに巡り合えていない」とこぼす。
去年はどれもが旨かったのに、今年はハズレ年なのだろうか。
「今度のもマズイ」と言いながら、繰り返し買っているのは、文句をたれながらも、全部を食べているからだ。

内海の付近にある、須ノ川公園に立ち寄った。
池の上空で、ミサゴがホバリングしているのを見つけたので、カメラを持ち出すと、上空からダイビングしてコイを捕らえる様子が撮れた。

公園の前に「ゆらり内海」という、日帰り入浴の出来るレストランがあり、ここが良かった。
料理にも風呂にも、工夫と気配りが感じられて、好感が持てた。
温泉ではないが、海水を沸かした湯と、塩分の無い普通の湯があって、衛生管理が行き届いている。
入浴料は400円と格安なのに、ボディソープやシャンプーがあるし、ドライヤー、ティッシュ、麺棒、それに飲み水までも置いてある。


写真はボクが食べた「タイレツ丼」。
カツどんの肉の代わりに鯛の切り身を使ったもの、と言えばわかりやすい。
鯛は大葉で包んで揚げており、なかなか旨かった。

さらに北上して、宇和島の道の駅「みなとオアシスうわじま」に到着した。
夕食は、駅近くの「かどや」で、宇和島独特の鯛めしを食べた。
鳴門や今治あたりの鯛めしは炊いたものだが、宇和島の鯛めしは、つけダレに浸した刺身を、熱いご飯に載せて食べる。

これが鯛めし定食。

中央が鯛の刺身、右下は生卵を落としたつけダレ。

かき混ぜたつけダレに刺身を漬けてから、それを熱いご飯の上に載せ、さらに、つけダレをお好み量かけて食べる。
「鯛の刺身を載せた卵かけご飯」と表現すれば、99%間違いない。
ボクは卵かけご飯も鯛の刺身も好きだから、これは旨かった。

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黒潮町の日の出

2011-01-18 | 旅行記
道の駅「ビオスおおがた」の朝。
日の出写真でも撮ろうかと、海岸の散歩に出ると、海面にモクモクと湯気が立ち上る、異様な光景が見えた。
(雲の手前の、白っぽいのが湯気)

この写真は正面のごく狭い範囲だけだが、湯気は左右に広がっていて幻想的だ。
空気が冷たくて、海が暖かいのだろう。

クルマに戻って、寝床の中のカミさんに声をかけた。
「すごい景色が見えるよ!」
「見ておかないと一生後悔するぞ!」
騒いでみせたものの、反応が鈍い。
振り向くと、水平線から太陽が出始めている。
急いで防波堤に戻り、デジカメで日の出を撮った。

下側が丸まっている


縦に長くなってきた


くびれが出来始めて


いわゆる「だるま朝日」の完成


くびれ部分で、上下の二つに分かれると


急速に下の光は萎み、消えて無くなった

いいもの見られて良かった。早起きは三文のトクだ。

丸いだけの太陽になると、カミさんが現れた。


日中は昨日と同じ四万十川下流域で探鳥。
入浴とP泊は宿毛市内。
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四万十

2011-01-17 | 旅行記
道の駅「あぐり窪川」の朝。
今朝も放射冷却で冷え込み、氷点下の寒さだ。
一歩車外に出れば、身を切るような冷たい風が吹き付ける。
朝の水汲みをして、鼻水をすすりながらポリタンクに給水していると、朝飯前の身体が思わず身震いした。

関東平野は晴天が続いているだろう。
自宅に居れば、サンルームでぬくぬくと安穏に過ごせるものを、何を好き好んでこの寒い四国に居るんだろう。
こんなはずではなかった。

日が高くなるころに、風がやや弱くなった。
単純なもので、寒さが緩めば元気が出る。
まずは37番札所の岩本寺へ向かった。
参拝をして、有名な天井絵を見上げる。
全国から集めたという、575枚の絵が嵌め込まれている。


「マリリンモンローの絵があるはずだから探そう」
カミさんが「あったよ!」

「どうして、こんなのがあるの?」
「なまぐさ坊主が居たんだろ」

鳥の絵が多いことに気づいた。
野鳥撮影のクセが出て、片っ端から撮影をしたから、首が痛くなった。
その中から9枚を切り張りして掲載。
さて何という鳥かな・・・


次の予定は四万十川下流域のバードウォッチングだ。
もしかしたら、ツルが見られるかもしれない。
国道56号を南下して、黒潮町の海岸に出ると、満開の菜の花が目に飛び込んできた。
「おお春だ」
貧弱な花畑だが、寒い日続きだから、嬉しい眺め。


夕方まで、土佐くろしお鉄道の、国見駅付近の広大な田園地帯で野鳥探しをして遊んだ。
期待のツルは見当たらなかったものの、猛禽が飛び、ホオアカが何羽も姿を見せ、結構楽しめた。

入浴は四万十市にある「平和な湯」。ツルツル泉質に満足。
P泊は土佐西南大規模公園にある道の駅「ビオスおおがた」。
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高知から四万十へ

2011-01-16 | 旅行記
昨日の日中は暖かかったのに、道の駅「南国・風良里」の朝は猛烈に冷え込んだ。
車外温度計は氷点下。

100均温度計だから、±2度ぐらいはアヤシイ。

車窓から見た駐車場。南国がこの状態なら、他の地域はさぞ寒いだろう。


この道の駅は農産物が格安だ。
野菜類を少し買ってから、高知市内にある、カミさんの友人宅へ向かった。
カミさんを友人に預けると、ボクは一人でショッピングセンターの駐車場に入り、野鳥写真の整理作業をして過ごした。
昼食は、駐車場のすぐ前に見えた手打ちウドン屋へ。
讃岐ウドン巡り気分が残っていて、つい看板に誘われたのは大間違いだった。

午後2時前に、カミさんから「キントンや~い」という電話。
再び二人になって、国道56号を南下した。


久礼大正市場の浜ちゃん食堂に到着したのは3時55分で、閉店の5分前。
今日の晩飯の予定は、ここの名物カツオ丼だ。
一昨年、このカツオ丼を食べに立ち寄ったが、不運なことに、月に1日しかない休業日に当たって食べ損なっている。
雪が舞う寒さだから、市場はがら空きで、浜ちゃん食堂も客は居ない。

「駐車場のキャンピングカーで食べたいので、マイドンブリに入れてもらえませんか」
「いいですよ。漬物もありますので、お盆も持ってきてください」
つけダレと味噌汁は、ワンカップ酒の空きビンに入れてくれた。
この二人前で1100円也。

車窓の借景に海景色を入れての夕食。
カツオ丼は、噂どおりに美味しかった。

お次は絶景風呂だ。
1キロ先にある温泉、黒潮本陣へ行ったら、「昼の入浴は4時で終わりました」でガックリ。「夜の部がありますので、6時からまた入れます」と言われた。
この温泉は海辺の高台にあって、眺望がすばらしく良いが、夜は見えない。
今日は風呂なしにしよう。

夕暮れて粉雪の舞う国道を、四万十町まで南下し、今夜のねぐら、道の駅「アグリ窪川」に到着した。


晩飯を済ませたばかりなのに、名物の豚マンを見ると「後で温めなおしても良いし」などと言いながら、つい買ってしまった。
この豚マンの具は、独特のネットリとした食感で、旨い。
アツアツのを買えば、次は当然「冷めないうちに食べよう」となる。
二人とも満腹の別腹に入れてしまい、後で太田胃散を飲んだ。
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雪国から南国へ

2011-01-15 | 旅行記
道の駅「空の夢ねむの木パーク」の朝。
今日の天気予報は雪で、ここらは積もると言う。
本降りになる前に、高知まで走ることにした。

出発前の朝食は、人気の「やまうちうどん」へ。
開店の9時ちょうどに到着。


無意識に好きなのを取ったら、昨日と同じメニュー・・・冷たいうどんにゲソ揚げ・・・になっていた。これは保守的に過ぎたなと、食べながら反省。
やや塩味の強い麺だが、文句なしに旨い讃岐うどんだ。


満腹したら高知へ出発。
国道32号線を南に走る。
雪の降る坂道を猪ノ鼻峠寸前まで上ると、突然クルマが動かなくなった。

ここは四国だから、冬タイヤを履いた一般車は少ない。前方でスタックしているのが道を塞いでいるのだろう。
高知行きをあきらめてUターンし、道の駅まで戻った。

道の駅では、峠道のライブ映像が見られる。
これを見ていると、10時ごろからクルマが流れ始めた。
「やっぱり、行ってみよう」
だめなら、また引き返せば良い。

走り出してみると、今度は結果オーライ。
高知までスイスイと走り抜けられ、天気は晴れ上がり、急に暖かくなった。

午後2時に、国民宿舎「桂浜荘」の温泉に浸かった。
風呂の窓からの眺めがこれ。

明るく美しい桂浜の渚が見下ろせる。

風呂上りには、来た道を引き返し、今夜のねぐらである道の駅「南国・風良里」に入った。
南国らしい風景を車窓から眺めながら、カツオのタタキで豪華晩餐。
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鳥遊び&讃岐うどん巡り

2011-01-14 | 旅行記
道の駅「ふれあいパークみの」の朝は晴天。
車外温度計はマイナス2度。
寒いけど風が無いから、絶好のツリスガラ探し日和だ。

溜池の葦原沿いにクルマをとめて、車窓からの見張りを開始。
30分経ったら、少しクルマを移動させて、また30分見張る。
狭い葦原なのに、今日もそれらしい動きは全く見られない。

そのうちに、予想外の鳥が出た。

めったに見られないヒクイナが、葦原の焼け跡を歩き回り、30分間も出っ放しの大サービス。
ツリスガラはダメでも、ヒクイナが出たのだから、これでよしとするか・・・

11時に溜池を後にして、讃岐うどん巡りの続き。
今日は飯山町の「なかむら」。

暖簾をくぐって、狭い小屋に入る。
小さな室に大釜が据えてあり、客の入りを見ながら、適宜に麺を茹でている。

ボクは丼に小玉を2個(250円)入れてもらい、大根を好きなだけ下ろして載せ、生卵(50円)を割った。カミさんが脇からゲソ天(100円)を載せる。

最後に刻みネギと冷汁をかけて、代金(400円)を払い、小屋の外に出て、縁台に座って食べる。
今日はボクもカミさんも、大満足の旨さだった。

午後は三豊干拓地に移動して、またまたバードウォッチング。
猛禽のミサゴが4羽居て、魚を狩るシーンを何度も見られた。
武者震いするミサゴ

水中へダイビング

獲物を運ぶ

今夜のねぐらは、道の駅「空の夢もみの木パーク」。
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まちぼうけ

2011-01-13 | 旅行記
今回の四国旅行の目的のひとつに、「ツリスガラという小鳥を見る」というのがある。
ちっぽけで地味な小鳥だが、まだ見たことがないし、写真も撮っていない。
香川の某溜池の葦原で、年末に4羽を見たとの情報を聞いていたので、今日はツリスガラ探し。

行ってみると、ごくごく狭い葦原。
おお、これなら小鳥が居さえすれば、簡単に見つけられるだろう。
葦原の横にクルマをとめて、窓から葦原を見張る。


カミさんと向かい合って座り、目配りする方面を担当分け。
FFヒーターをつけ、お茶を飲み、オヤツを食べながら、ぬくぬくと窓の外を見張る。
鳥が出たら、窓から望遠レンズを突き出す構えである。
「贅沢なバードウォッチングだね」
何度か車外に出て、散歩がてらの探鳥もする。
時々居眠りもした。
贅沢がたたったのか、午前中は出てくれなかった。

昼食は讃岐うどんにしようと、近くの小縣家までクルマを走らせた。


ボクは冷やしの醤油うどん。
大根おろしと、すだちの絞り汁を大量にかけて、刻みネギを散らせて食べた。
なかなか旨い。

カミさんは暖かい天ぷらうどんにしたが、こちらは大はずれ。
「まずい」というので、食べてみると、なるほど全くコシが無い。
スーパーで売っている袋入り玉うどんと同程度のシロモノだ。
昨日、日帰り温泉の食堂で食べたうどんのほうが美味しかった。

溜池に戻り、午後も夕方まで鳥を待ったが、とうとう出てくれなかった。
今日はやや風があったから、ツリスガラは葦の根本付近にとどまり、穂先のほうまで上らなかったのかもしれない。
明朝に期待することにして、日没前に引き上げた。

P泊は道の駅「ふれあいパークみの」
ここでのP泊は2回目だが、風呂が1575円もするので、初めての人はビックリする。
「プールなどが一緒になっているから」という理由だが、道の駅のガイドブックには「日帰り温泉あり」のマークがつけられているから、入浴目的の遠来の客には、騙し討ちみたいなものだ。
四国の道の駅で、ガイドブックに入浴料金が表示されていないのは、ここだけである。日本全国でも、ここだけかもしれない。
「道の駅本に料金表示しないのはフェアじゃないね」と言ったら、「お隣の道の駅とは別ものですから」という無茶な説明が返ってきた。
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