お盆ですから長崎へ帰省しておりました。
93歳の母親はショートステイを更新しながらの施設暮らしでありましたが、
その施設の更新もうまくいかない状況になってきたときに
同じ施設の特養老人ホームに無事入所できたのがこの6月でありました。
まったくケアマネージャーの方のご尽力で感謝この上ないことであります。
ですので、今回はその施設の最初の訪問ね。
施設のスタッフの方を私だと誤認したり、神戸からやってきた次女を
「わたしのいもうと・・・」と紹介したりなど、時折とんちんかんでありますが、
安心できるスタッフに囲まれて、穏やかな雰囲気でやっているようです。
「ここは長崎でいちばん高いところにあるとよ。」
部屋の窓からは長崎の市街地が見下ろせます。
自分がいる場所が大体はわかっているようであります。
さて、せっかくの長崎ですから、合間を見つけて、
鳥さんでも見られないかと稲佐山に上がってみました。
たかだか300㍍ほどの山ですから平地と同じほどの暑さであります。
暑いばかりで鳥の鳴き声も聞こえませんですな。
しょうがありませんので、展望レストランで昼食。
長崎の港を見下ろしながら、ちゃんぽんね。 ↓
そうして、暑い中をしばらく散策するも鳥さんに出会えず、
あきらめて帰りのバスを待っていると、聞きなれない鳴き声が!
ホオジロです。木の高いところで囀っておりました。
ということで、お山の鳥見もやれやれでありました。
ところで我が家のお墓はこんな崖の上。 ↓
お盆となれば、灯りのついた提灯でにぎわっていた墓地ですが、
最近はお参りの家族も少なく閑散としております。時代の移り行きですな。
15日の夜は精霊流し。家の中にいても遠く爆竹の音が聞こえてきます。
家のそばの道路を精霊船が通っていきました。
爆竹を鳴らしながら、坂道を勢いつけて上ってきます。 ↓
爆竹の音を耳から消してしまえば、
やはりあの歌の通りの哀惜の情がそこはかとなく漂っております。
長崎の郊外の15日の夜でありました。