散歩するなべさん

しょうがなくも所在なく散歩するなべさん。近頃野鳥に目覚めて鳥見お散歩の日々。病気もしたけど時には山歩きに物思い旅ね。

長者原湿原の散策、鳥見です

2015-08-20 22:45:13 | 山歩き

 

 

宿の翌日18日は、久住山の頂上登山は止めにして、
登山口のタデ原湿原の散策で、鳥見に特化することにしました。
前日の出発の遅れで、少々計算が狂ってしまったんですね。


広い湿原です。鳥さんの鳴き声が聞こえるのですが、
草むらの中で姿は見えません。森の方からの鳴き声も聞こえてきますが、
こちらは遠すぎて確認できませんです。

 

 

コオニユリです。↓

 

このヒゴタイが沢山咲いています。希少植物のようです。↓

 


湿原に突き出ている枯れ枝に止まってくれた鳥さん!

 

 

ホオアカです。(初見の鳥さんです。)

遠目だとホオジロと見間違ってしまいそうです。

そしてこちらはホオアカのつがいのようです。↓

 

 

森の中へも入っていきます。↓

 

カケスやらその他の鳥さんも見かけるのですが、
さすがに森の中は暗くてうまくとらえ切れませんね。

 

森を突き抜けたところで「カナカナカナッ」と聞き覚えのある鳴き声がします。
モズです。沢山いました。何だかモズの家族連れといった感じでした。

いずれも若鳥の感じです。↓

 

 

 

頂上登山を諦めた分、たっぷり散策時間が取れましたので、
休憩の後、再度の湿原散策でした。

観光客がちょっと増えてきました。

 

 

 

こちらはホオアカでなくて、ホオジロの方ですね。↓

 

 

 

そして、湿原の草むらの中ではあちこちからセッカの鳴き声がしています。
「ヒッヒッヒッ」と鳴きながら、じっと待っていると草むらの中から
飛び出して、空高く舞い上がり、囀ります。

舞い降りたところへ、静かに近寄っていくと、逃げないで待っていてくれましたよ。

 

 

 

 


こちらは草むらからようやく顔を出してくれたセッカね。↓

 

 

 

セッカはなかなか可愛い小鳥さんです。

 


湿原ではもっと見たかったのに見られなかった鳥さんもいるわけですが、
まあ、結構遊ばせていただいた方かとほどほどの満足ね。
ぐずぐずしてバスの時間を逃すと帰れなくなりますので、
このほどほどの満足で長者原を後にすることに致しましたよ。


まあ、バスの時間に遅れて、やむなく、どこぞの宿に泊まるという予定外も
あって良いことなのでありますが、
そこはともあれ、バスでお山を下り、無事に高速バスに乗り継ぎ、博多到着。
新幹線で何とか日にちをまたがないで帰阪することが出来ました。

 

いろいろ計算違いのあった帰省旅でありましたが、これで無事終了ね。 

 

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道のりは難儀です、筋湯温泉まで

2015-08-20 17:21:11 | 旅行

17日、長崎からの帰阪の際、例によってザック担いでの道草でありました。


思いがけず、高速バスが始発、次発と満席で、予定より
4時間もずれての出発でありました。計算が狂って何だか前途多難ね。

 

高速バスを降りてようようたどり着いたのが、ここ豊後森駅です。
ところが、久大本線のどこかで大雨が降ったとかで運転見合わせ中!! 

 

全く奥深い田舎路線では何が起こるかわかりません。
一本、電車やバスの時刻が狂ってしまったら、
その日の内に着けなかったり、帰られなかったりであります。

駅員と掛け合っていた旅行者のおばちゃんは、
どうやらこの日の電車を諦めたらしく、もう一泊する覚悟をしたようです。

私は数駅10分間ほどの距離の乗り継ぎ予定でしたが、
その先のバス乗継が出来なければ、私だって立ち往生であります。


タクシーだと3000円位だと聞いた私は、恐れをなして、
いつ来るとも知れない電車を待つことを選んでしまいましたよ。


豊後森駅のプラットホーム。↓

 

 

 

閑散とした田舎路線のホームは中々のどかでよろしゅうございますね。

 

久留米行きの電車が止まったまであります。↓

 

部活を終えた地元の高校生が何時間も列車を待っています。↓

 

 

高校生らしき青少年の隣に座って話をさせていただきました。
高校1年生で、少林寺の部活をやっているようです。

「何か取材ですか?カメラマンですか?あの電車撮ったらどうですか?」

と、聞いてきます。そんな風に見えるのでしょうか。

「いや、登山だよ。野鳥観察もするよ。」

と言うと、「富士山にでも行くんですか?」

と、とんちんかんな返事が返ってきます。
聞けば、久重山の近くの飯田高原から通っている子です。
この辺で登山と言えば地元の九重連山でしょうに。何だか純朴そうな青少年であります。

「家には川が流れています。カワセミやアカショウビンを見たことがあります。」
「アブラメや(何とか)の繁殖期はよく飛んできます。今はあまり見ません。」
「小さいときはよく川遊びをしました。」
「飯田も中々暑いです。もう電車を2時間待ち続けています。」

 

癒し系青少年と話しているうちに、ようやく電車がやってきて、
ようよう到着したのが豊後中村駅でした。 ↓

 


ここからバスに乗って登山口近くの筋湯温泉に上がっていきます。
かろうじてバスの時刻に間に合い、この日はそこまでたどり着けそうでありました。

バスは山奥深く入っていきます。↓

 

筋湯温泉、到着です。

かって20年近く前、登山口の牧ノ戸峠で吹雪にあい、
この筋湯まで歩いて下ってきたことがあります。
そのとき入ろうとして、清掃中で入れなかったのが共同湯の「打たせ湯」。
残念に思いながら、そのときは地熱発電所の側を通り抜け、
黒川温泉までさらに歩いて下ったのでありました。

その「打たせ湯」ね。↓ 今回はめでたく無事に入ることが出来ました。

 

 

 

そしてこの日のお宿。↓

 

そしてお宿の露天風呂。↓

 

 

 

無色透明ですが、やや硫黄の匂い。柔らかい湯であります。


お宿の食事は、馬刺しに鮎の塩焼き、その他色々。ヘルシーでありましたよ。

 

 

 

 


ともかくも、九州の山奥にたどり着くのは一日がかりでありまして、
場合によってはたどり着けないこともありで、今回はこうして
何とかたどり着くことが出来たわけですが、


さあ、次は無事に明日帰ることが出来るか、ということですかな。

 

 

コメント (2)
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