何年も前に北海道の稚内で初めて見たのが電線に止まったノゴマの番い。
団体の観光バスツアーでありました。
市街地からさほど遠くもない宿舎の周りで、夏羽のノビタキやら電線のノゴマなど
何だか日常の風景のように見られて 、
「北海道ってやっぱりすごいね。」などと思ったものでありました。
某鳥友さんのブログを見ると、そのノゴマの写真。広島です。もちろん渡りの途中です。
場所が書かれておりません。場所をぼやかすのはバーダーの流儀ですね。
ですが、それとなく見当が付きましたのでお出かけしてみました。
しばしの滞在を終えて飛び立ってしまうかもしれません。短い期間ですから。
見当をつけた場所の樹の暗がりの中にレンズを向けた三脚のおじさん達が3,4名。
「ノゴマですか?」とお声かけして、間に入れてもらいました。
「そう、オスが一羽ね。警戒心強いよ。」とベテランらしいおじさん。
時々持参の餌を放り投げたりしていますよ。おやおや。
ノゴマは北海道で繁殖する夏鳥。本州では春、秋の渡りで通過する旅鳥といったところ。
ですので、通過途上で見かけるのは貴重ですよね。
繁みの中にじっとしながら、時々顔を出してくれます。
警戒しながらもちょっとだけ前にせり出してもしてくれて、なかなか可愛いですね。
ほぼ毎年この時期にやってくるそうです。知る人ぞ知るということでしょう。
ヤブサメもこの暗がりにやってくるそうですが、今回は確認できず、でありました。
この繁みの中にときどきジョウビタキが飛び込んできます。
縄張り争いでしょうか。とりあえずこちらも今季の初認でありますが。↓
日曜日でしたので、公園には人も多く、
鳥さん、ちょっとストレスだったかもしれませんね。
もういなくなったか、と気にかけながらのお出かけでしたけど、
久々のノゴマさんを無事に拝顔できてよろしゅうございました。
鳥友さんのブログに感謝でありますよ。