9日の極楽寺山の続き。
新芽が芽吹いているのか、お山を眺めると何だか「山笑う」という情景。
山肌が明るく霞んで春らしくなってきました。その割には鳥さんの賑わいはもうひとつ。
(運よくトラツグミとミソサザイに出会えたのでありますけど。)
当然のように見られたはずのホオジロさんが、なぜか少ないのが今季の異変の一つ。
ですので、たまに見かけると、おや珍しいと思ってついパシャリ、です。↓
池畔の杉の木やマツの木の高いところで、鳴いているのはマヒワの群れ。
群れから外れた一羽が少し低い枝に下りてきました。
マヒワも今季は少なかったように思います。
アトリなども群れが例年より小さかったでしょうか。
でもってルリビタキは、やはり数が少なかったのか、慎重すぎて
警戒心が強く、なかなか愛想良くはしてくれませんでしたね。
そのルリビちゃん、名残りのご登場でしたよ。↓
いやいや名残りといわず、もう少し残っていてほしいものです。
北の高い山地へ帰る前には、随分と大胆になって、
名残りの愛想を振舞ってくれるものですが、やはり今季は控えめです。
エナガやコガラの混群の動きがあまり見られません。
エナガさんなどはもう群れを外れて巣作りに懸命だったりなのかもしれませんが。
小鳥さんがもう少し活発に飛び回り、賑やかになってくれると、
一層「春うらら」の雰囲気にもなって、
それこそ「山笑う」ということになるでしょうか。