いつも近場でのウォッチングですが、たまには足を伸ばしてということで
もみの木森林公園まで。…といってさほど遠くもないようですが、
寄る年波、結構遠い距離と感じてきている昨今ですよ。
公園の手前で、吉和川をちょっと覗いてみます。
オオヨシキリが鳴いてはいますが、姿は見えません。カワガラスもいない。
イワツバメ(たぶん)が盛んに飛び交っているのみでした。
でもって、公園内に着きますと、山の彼方でツツドリやらカッコウの
鳴き声なんぞを期待したのですが、そんな雰囲気も無し。
ただひたすら天気が良いばかりです。遠くでモズさんの鳴き声が少々ね。
やれやれですな、と思って高いところのベンチでおむすびをかじって、
ふと振り返って見ると、タヌキの置物のようなものがこちらをにらんでおります。
タヌキでなくてアナグマさんのようです。
しばらくじっと見つめておりましたが、こちらが瞬きした瞬間
忽然と姿を消しました。はて、土遁の術かと不思議に思って、
近くまで行くと、溝がありアナグマさんは
その草むらに覆われた溝から乗り出して顔を出していたようでした。
公園センターのほうへ戻って、はたまたベンチにて大休息。
そうして、帰ろうとするとようやく出会った鳥さんがイカルさんね。
でもって、未練で公園を出た近くの雑木林を覗いてみると、
ガチャガチャとうるさく鳴いていたソウシチョウです。
そしてマツの木の高いところにコガラさん。
その覗いているファインダーを横切った大きめの鳥影。
追っかけてみると、木の幹に止まってくれました。アオゲラさんでしたよ。
ということで、最初はアナグマさんだけかと思いながら、
まあ、最後は何とか帳尻が合ったかのようなお出かけでありました。
鳥さんとの出会いはなかなか難しいですな。