散歩するなべさん

しょうがなくも所在なく散歩するなべさん。近頃野鳥に目覚めて鳥見お散歩の日々。病気もしたけど時には山歩きに物思い旅ね。

今回は涸沢ヒュッテで

2012-10-20 15:38:03 | 山歩き


15日(月)の行程。

7:10  上高地バスターミナル
7:55  明神池
8:50  徳沢園
10:06 横尾山荘
11:30 本谷橋
12:50 Sガレ
13:50 涸沢ヒュッテ


早朝の上高地は意外と人も少なく
何だかいち早く晩秋の雰囲気でした。
(すごく寒いです!)
数日前は涸沢の紅葉のピークで
このあたりも人混みで大変だったはずですが。
栄華の後の侘しさがかえってよろしいですな。


本谷橋あたりは標高1700ぐらい。
このあたりから紅葉の只中を
北穂高を眺望しつつ上がっていきます。
2000メートル辺りが今、
紅葉のピークというところでしょうか。

 

北穂高岳を眺望。 ↓

屏風岩付近。 ↓

本谷橋から急坂。紅葉のトンネルです。 ↓

 

カールのガレ場までもう一息。絶景です。 ↓

 

 

 

 

涸沢カールは標高2300メートルのところ。
ここには二軒の山小屋があります。
カールの縁の崖にへばりついた涸沢小屋と
カールの中央に構えた涸沢ヒュッテです。

 

涸沢ヒュッテ到着です。 ↓

 

いつもであれば
涸沢小屋に泊まって、テラスから
カールを見下ろしているのですが、
今回は初めてヒュッテのほうに
泊まってみることにしました。
たぶん違ったアングルの
気分があるのだと思います。


少し客層が違うようにも感じられます。
小屋のほうは山慣れした人の登山客。
ヒュッテのお客はもう少し
雑多でポピュラーな感じでしょうか。


カールの紅葉も終わりに差し掛かったころ。
ナナカマドの葉はまっかな時期を過ぎて
枯れ葉状態ですが、それでも
全体としてはまだまだ見ごたえがあります。
さすがの涸沢カールであります。

 

 

ナナカマドはこんな感じ。 ↓

ガレ場のテントもまばらです。 ↓

 

 

 


ところで、ヒュッテでは、
トイレに入るごとに100円かかります。
これがどうも難点なのであります。
ドアを開けると、

「トイレは有料です。箱に100円お入れください。」

というエンドレステープの声が流れるのが、
どうもいただけませんです。
山でのトイレ処理が環境上大変
ということの啓蒙もあるのでしょうが、
宿泊料金に上乗せしてもらったほうが
すっきりすると思うのですが。

何だかおしっこするのもためらってしまいますな。
(我慢できるものでもないですし。)

 

 ↓ ヘリが運んでいるのはどうやらトイレ処理物のようですが。

 


数日前のピーク時であれば、
布団一枚に3人という泊り客であったはず。
さすがにピークのしんがりの平日ですので、
布団一枚に一人と余裕がありました。

隣の65,6歳の二人連れのお客さんが
楽しそうに酒盛りを始めました。

「高校の同級生で、久しぶりに会ったんだぁ。」

と申し訳なさそうに
断りを入れながらも、うるさく楽しく
騒ぐのですが、方言丸出しで、
ほとんど聞き取れません。

「あいや~そんだらコツ、
おっかね。おっかね。ガハハハハ・・・。」

新潟、村上の人だそうで、
「大阪は良いね。何でもあって。」
と言いつつ、最後には村上の歌を
歌い始めてしまいました。

 

窓の外は錦秋模様ですよ。 ↓

ヒュッテの夕食はコロッケね。 ↓

 


そうして、夕食の後、気がついてみると
おじさんたちは、なべさんの布団の下半分にかかって
しっかり、酔いつぶれてぐっすりと
寝込んでしまっているのでした。


お蔭様で、ゆっくり眠れはずのところが
窮屈な姿勢の一夜でありましたね。

 

(次回のお泊りは、やっぱり涸沢小屋のほうね。)


 

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2 コメント

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北穂の写真いいですね (^平群のメダカ)
2012-10-21 21:58:51
晩秋の上高地 楽しませていただきました。
北穂高の写真、いいですね。
上高地には、昔から、島々から徳本峠越えで、
上高地に入ってみたいという思いをずっと
もっています。徳本峠の小屋は、新しくなったと
いうしね。

今日は、大阪府山岳連盟の主催の生駒山
チャレンジ登山に、メダカのおとうさん共々参加。
京阪の私市から高安山まで、33キロの行程です。
チェックポイントに、それぞれ制限時間があって、
時間内に通過できたのは、初心者コースのみ。
久々の登山靴にすっかり足が悲鳴をあげ、
22キロ地点で、脱落です。
それにしても、歳をとったもんだ。登りで、抜かれる
なんて、今までなかったのに。
二人して、足か痛い!痛い!と、家で、のたうちまわって
います。
返信する
お元気ですね (なべさん)
2012-10-22 21:42:32
登りで抜かれることなかったとは、きっとお二方とも健脚なんですね。私めの登山は昔から抜かれまくりのへたれ登山です。今はなおさら、「どうぞおさきに」という口で、時間制限の登山コースなんてとんでもない話であります。33キロの行程もなかなかのもの、半端じゃないですね。チャレンジしようというだけで元気いっぱいと言うことでしょう。やっぱり、ゆるゆる登山がいいですよ。

秋の気配はあるとはいえ、近辺の山が紅葉してくるのは後少しというところでしょう。もう少ししたら、私めも金剛山でも登ってみます。(時間制限抜きですが。)
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