作木へ行けばブッポウソウが見られるだろうと思い、
今朝は少し早起きして、出かけました。梅雨の合い間の晴れであります。
下道を2時間ちょっと車で走って、8時ごろに現地到着。
すでに先着の人が1名。観察小屋からはみ出して巣箱の近くに三脚を構えておりました。
「7時ごろからいるんじゃけど、いや~全然。鳴き声もしませんな。」
広島市内からやって来ているというおっちゃんです。
先ごろ廃線になった三江線伊賀和志駅周辺にいくつかの巣箱があります。
その巣箱付近にあまり近づかないようにしながら、うろうろして見るのですが、
おっちゃんの言うようになかなか気配がありません。
しばらくすると地元のおじさんが軽トラでやってきて、
観察小屋入口に葦の簾をしつらえる作業を始めました。
鳥さんのほうから人が見えないようにするためです。
「あのカメラのおっちゃん、巣箱に近すぎる。鳥は高いところからよう見てるから
あれじゃ、鳥も絶対下りてこないよ。」
「今年もちゃんとやってきてるよ。巣箱も全部使っとる。
今は抱卵期じゃからね。あまり出入りがないね。」
「雛が孵るんが23日ごろかな~。
そうすると出入りが多くなって飛ぶのもよっけ見られるんじゃがね。」
保護活動をやっている地元の親切なおじさんであります。色々話してくれました。
作業を終えたおじさん、軽トラで去って行こうとすると、途中で車を停めて
「あっこ、あっこ、飛んどるよ~。」と山の上を指して教えてくれました。
でも近づいてみると、もう姿は見えません。見失ってしまいましたよ。残念。
先の三脚のおっちゃんはあきらめて帰りました。後からやってきた4人組の人も
どうやら成果もなしに引き上げてしまいました。
わたくしめは、もうちょっとと思いまして、奥の方へ入り込んだところの
別の巣箱の付近に行ってみました。幸いそれほど暑くもありませんでしたし。
そしてようやくのチャンスでありましたよ。↓
巣箱へ戻ってきたブッポウソウ。そうすると一羽のブッポウソウが
するするっと巣箱から抜け出して飛び去っていきました。どうやら交代で抱卵のようなのですが、
電線に止まったブッポウソウも一緒に飛び去ってしまいました。
やがて一羽が戻ってきて、巣箱へ入り込みましたが、こうなると
卵を抱いているはずですから、なかなか出ては来ません。
少ないチャンスでした。やはり羽を広げた姿を撮らないといけません。次回に期待しましょう。
ということでまた雛が育つ頃に再度、と思いまして、引き上げていく途中、
高い木の上に二羽のブッポウソウ!! 急いで車を停めると、飛び去ってしまいましたよ。
さてさて、長い道のりを帰って参りますと、自宅付近の路地に警察官がうろうろ!?
おやおやトラックが横転して、通せんぼであります。びっくりでありましたね。