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丁稚羊羹、素麺

2013年07月02日 | 江戸飯
 主に近畿地方の安価な羊羹の呼称で、小豆や砂糖を減らし、小豆の出汁(でじる)の様に軟らかい状態から固めて作る物で、水羊羹の原型だそうです。
 麦などを混ぜたて蒸た煉羊羹は、高級品で、上り羊羹と呼ばれた事に対し、下ものとなったことから、丁稚羊羹と呼ばれるようになりました。
 命名の由来は、出汁(でじる)に、煉る工程からの「でっちる」の意味が重なったとされる説、安価なために、丁稚が里帰りの時に土産にできる事とされる説があります。
 現在では、冷やして食べる夏のお菓子ですが、元々は、冬の食べ物で、東日本ではお節料理に添えられました。
 そんな訳で、水羊羹も江戸飯としました。右は、梅味の葛に餡が入った涼やかな和菓子です。市販品ですが、セールで1個58円でした。 
 水羊羹、葛餅、桜餅。甲乙つけ難い大好きな和菓子です。これだけで幸せな気持ちになれるのだから、安いもの(笑)。





 湿気があり蒸し暑い。こんな日は、素麺。実は昨日から食べたかったのです。
 ネギ、青紫蘇、茗荷竹、キュウリ、トマト、と庭の野菜と薬味を総動員。ほかにおろし生姜、イカの唐揚げ、焼きカマボコも。
 鰹出汁のきりりとした汁が美味しい。






 赤紫蘇で、佃煮を作りました。刻んで、醤油と砂糖で煮詰めただけです。ご飯に乗せて食べようっと。






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